カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

山域別【東北~九州など関東以外】

2010-07-16 | 山域別【東北・関東以外】

最終更新日2024.6.1

【関東以外】
2024.04 坂戸山・駒見山(新潟県)
2024.03 角田山・樋曽山(新潟県)
2024.02 大力山(新潟県)
2023.07 月山 (山形県)
2023.07 笙ヶ岳(鳥海山) (山形県)
2023.07 二王子岳 (新潟県)
2023.06 田代山 (福島県)
2023.06 森吉山 (秋田県)
2023.06 秋田駒ケ岳 (秋田県)
2023.05 佐渡・金北山 (新潟県)
2023.04 坂戸山&六万騎山 (新潟県)
2023.03 八甲田山・小岳 (青森県)
2023.03 森吉山 (秋田県)
2023.02 蔵王山(敗退)(山形県)
2022.12 白駒池(長野県)
2022.10 半月山(栃木県)
2022.10 森吉山(秋田県)
2022.10 八甲田・毛無岱湿原(青森県)
2022.07 霧降高原(栃木県日光市)
2022.05 不忘山(宮城県)
2022.05 面白山(宮城県・山形県)
2022.05 泉ヶ岳(宮城県)
2021.10 千歳山(やまがた百名山)(山形県)
2021.09 栗駒山(宮城県)
2021.09 月山(山形県)
2021.07 鳥海山(秋田県)
2021.07 秋田駒ケ岳(秋田県)
2021.06 南蔵王縦走(宮城県)
2021.03 弥彦山・角田山(新潟県)
2020.09 三ツ石山(岩手県)
2020.09 栗駒山(宮城県)
2020.08 八幡平(岩手県)
2020.08 秋田駒ケ岳(秋田県)
2020.02 蔵王山(山形県)
2019.08 飯豊本山(新潟県)
2019.08 那須岳(栃木県)
2019.05 八幡平(秋田県)
2019.05 岩手山(岩手県)
2019.05 飯縄山(長野県)
2019.05 青田南葉山(新潟県)
2019.04 恵那山(岐阜県)
2019.03 藤原岳(鈴鹿)
2019.02 坂戸山(新潟県)
2019.01 庵滝(栃木県)
2018.10 安達太良山(福島県)
2018.08 三国岳(飯豊山脈・福島県)
2018.07 白山(石川県)
2018.06 会津駒ヶ岳(福島県)
2018.06 会津磐梯山(福島県)
2018.05 神奈山(新潟県)
2018.05 伊吹山(滋賀県)
2017.09 斑尾山(長野県)
2017.07 雨飾山(新潟県)
2017.06 焼石岳(岩手県)
2017.05 剣山(徳島県)
2017.05 石鎚山(愛媛県)

2016.09 岩木山(青森県)
2016.09 姫神山(岩手県)
2016.07 那須岳(栃木県)
2016.05 男体山(栃木県)
2016.04 西吾妻山(山形県)
2016.04 磐梯山(福島県)
2016.03 角田山(新潟県)
2016.02 蔵王山(山形県)

2015.08 大朝日岳(山形県)
2015.07 月山(山形県)
2015.05 粟ヶ岳(新潟県)
2015.05 大和葛城山(大阪府)
2015.05 弥山・八経ヶ岳(奈良県)
2015.05 大台ケ原(三重県)
2015.04 六万騎山・坂戸山(新潟県)
2015.03 角田山1角田山2(新潟県)
2015.02 安達太良山
2015.02 蔵王山1蔵王山2(山形県)
2015.01 雲竜渓谷(栃木県)
2014.01 鋸山(千葉県)
2014.01 愛宕山(千葉県最高峰)
2014.10 秋田駒ヶ岳
2014.10 乳頭山(秋田県)
2014.07 苗場山~赤沢温泉(新潟・長野県)
2014.05 弥彦山(新潟県)
2014.05 佐渡・金北山縦走(新潟県)
2013.10 御嶽山(田の原ピストン)(長野県)
2013.07 鳥海山(鉾立ピストン)(秋田・山形県)
2013.02 安達太良山(までいけず)くろがね小屋
2013.01 上高地スノーシューハイク
2012.10 栗駒山(宮城県)
2012.09 火打山~妙高山~燕温泉(新潟県)
2012.07 早池峰山(岩手県)
2012.03 安達太良山(福島県)
2011.10 八甲田山(青森県)
2010.07 加賀・白山(石川県)
2010.05 屋久島・黒味岳~宮之浦岳(鹿児島県)
2010.04 吉野山(奈良県)
2009.11 宮島・弥山(広島県)
2009.09 裏岩手縦走路・岩手山~八幡平~焼山~玉川温泉(岩手県・秋田県)
2008.11 伯耆大山(鳥取県)
2008.09 木曽駒ヶ岳(長野県・中央アルプス)
2008.08 八幡平(岩手県)
2008.07 浄土平・東吾妻山(福島県)
2008.02 蔵王モンスター(宮城県)


【群馬県周辺】
2024.05 社山(栃木県)
2023.10 谷川岳 (群馬県)
2022.07 至仏山(群馬県)
2022.03 屋敷山(群馬県)
2022.03 榛名山(群馬県)
2021.05 黒斑山(群馬県)
2020.11 奥久慈男体山・月居山(栃木県)
2020.10 平標山(群馬県)
2020.06 谷川岳(群馬県)
2020.01 赤城山(群馬県)
2019.06 高山(栃木県)
2019.01 日光・庵滝(栃木県)
2018.11 裏妙義紅葉谷(群馬県)
2018.05 巻機山(新潟県)
2017.11 妙義山(群馬県)
2017.06 筑波山
2017.03 川場スキー場から上州武尊山
2017.02 根子岳

2016.07 鳩待峠から至仏山ピストン
2016.06 日光白根山(丸沼ロープウエイピストン)
2016.06 湯ノ丸山~烏帽子岳
2016.05 谷川岳(ロープウエイ)
2016.03 黒斑山

2015.06 平標山
2015.05 鳴神山
2014.09 谷川岳(ロープウエイ)
2014.07 尾瀬ヶ原・鳩待峠から龍宮小屋往復
2014.06 黒斑山  篭ノ塔~水ノ塔山
2014.01 赤城山スノーハイク
2013.09 尾瀬ヶ原~アヤメ平
2013.08 四阿山
2013.07 至仏山(山ノ鼻~鳩待峠)
2012.06 沼山峠から尾瀬沼<ヤマケイ&サントリーオールフリーツアー>
2012.01 高峯山&黒斑山スノーハイク
2010.07 平標山から三国山~法師温泉
2009.10 赤城山
2009.06 尾瀬・アヤメ平~鳩待峠
2008.05 至仏山・燧ヶ岳
2007.09 尾瀬ヶ原
2007.07 草津白根山
2006.07 谷川岳
2006.02 雨呼山スノーシュー



鷹ノ巣一本勝負!

2010-07-12 | ヤマのこと


天気予報が前日にまた変わり「晴れ間も覗くでしょう」なんて言ってたけど?
梅雨なのであまり信じていなかったから、雨でも楽しめそうな山を計画していました。

2010.7.10(土)始発で出発、朝からなんとなく空が明るかったが、
中央線の車窓からなんと富士山が見えているではないですか!!


今日は・・・ホントに晴れるかも・・・

奥多摩駅7:25発「東日原」行きのバスは天気にもかかわらず5,6組しか乗ってなくてガラガラ。
半分は川乗山登山口で降り、半分は終点の東日原で降りた。

東日原に着くと快晴・・・うう、これは・・・。展望のお山に行きたくなるじゃない。

金袋山の巨木めぐりをしようと思ってきたのだけれど、あまりの天気の良さに富士山を眺めてみたくなり、
バス停のベンチでどうしようか相談の上、(私が)まだ歩いたことのなかった、
稲村岩を経ての鷹ノ巣山に行って富士山を見よう!と急遽変更となった。

今日は夕方に用事があるので、どうしてもその時間までには帰らなければならない。
でもコース変更すると時間ギリギリ・・・きつい登りだと聞いているし・・・どうしよう・・・


・・・え~い、ここでやめたら女じゃない!行くっきゃない!鷹ノ巣山一本に勝負だっ


 
と、いつものように思いつきで勝手に行き先を変え、(いつもは前日までに決めてますが)
一人盛り上がり事前に用意してきた登山届けを書き直し、駐在所のポストへ。
奥多摩と言えども侮れません、ビビリーの私は高尾・御岳山以外の山は全て届けを出します。
2日前に本仁田山で事故があったばかりで大変だったそうです。


 
ひゃ~~~真っ青な空!こんな天気は久しぶり
8:15、目の前に登頂意欲をそそるトンガリ、「稲村岩」目指してゴ~~~


 
民家の脇を降り、最初は薄暗い川沿いの道。
橋を渡って・・・稲村岩が木々の間から見えます。


 
奥多摩一のハードコース、と聞いていたのと、私の苦手な(切れ落ちとか急斜面トラバースとか)コワイ道・・・
というイメージがあったので近寄らなかったのですが、想像と違い沢沿いの綺麗な登山道でした。
清涼感いっぱいで夏場はいいかもしれません。


前日の雨で水量は多かったようでした。2、3度渡渉します。
これは前の人につられて渡らずに行ってしまい、渡るポイント間違えて引き返しているところ(>ω<;)


 
最初から急坂、という頭があるから、確かに急だけど楽しく登れた。
気持ちの持ちようって大事なんですね・・・と、大汗かいて稲村岩の尾根に到着。
稲村岩には怖そうなので行きません(笑)

このルート、想像していた怖いところはどこにもなく、この時期は難なく登れました。
雪がついてトレースがなかったら怖いんだろうな、と思いました。



が、ここからが本当のキツイ坂の始まりでした。

とにかく登りしかない、平らなところがない、ふくらはぎが伸びっぱなしな感じの斜面。
GORO靴のかかとが久々に靴摺れしかかるほどの斜面で、途中で危なくなり、
靴を脱いでかかとに絆創膏を貼りました。
若干痛みを感じながらも一歩一歩、足を進めるしかなく、
湿気がなく爽やかな日でしたが、流れる汗が引くことはありませんでした。
後ろからくる4,5組にどんどん抜かれ・・・修行だな、コリャ



 
展望もなく、ずっとこんな調子の登りなのですが、
ところどころ巨大で派手派手なキノコが山中で目立っていました。
足のサイズとたいして変わらない!動き出しそうで不気味~



登り一辺倒で変化がなく、自分がどこを歩いているのか?時計の標高だけを頼りに進みました。
だいぶ疲れてお腹が空いた11:10、登山口から約3時間かけてヒルメシクイノタワ到着。
ヒルメシクイタイ・・・デモダメダッテ・・・オニ。



ヒルメシクイノタワだけが平坦な登山道でした。
木々の間から多分、先月歩いた三つドッケがちらほらり・・・(この山は違います)
残念ながら写真に収められる場所はありませんでした。


 
ここから山頂はもうすぐだよ、というダンナの言葉に騙され進むも(ダンナ単独でテント装備で登っているから)
ハラヘリと疲労で足が上がらない・・・。やっぱり標高差約1100mだけのことはあるな・・・しんどいぞ。
でもそんな弱音を吐いている暇はない!
なんとしても山頂を12:30に出発しなければならないんだから!頑張れワタシ!!

あ~~~~!前方になんか見覚えのある景色が~~~



 
11:50、やった~~「鷹ノ巣山」山頂到着!!
どんどん追い抜かれつつも、ほぼCT通りに着いたじゃない!

この日はなぜか空気がさらっとしていて、蒸し暑さを感じずに登ることができてヨカッタです。
先週の平標山のほうが辛かったな・・・日帰り装備はやっぱり全然ラクだな~~、
テント装備でこのルートは私には無理、と思いました^_^;

ただ・・・期待していた正面にいるはずの富士山はお隠れになっていて見えず・・・
ま、予想外の好天気だったんだから十分ですね。



ハラペコだけど喉が渇きすぎてあまり食欲がない、いつものことだけど。
担いできたジュース(・・・?)とおにぎり二個ほうばって、山頂滞在時間20分で去ります。
高校生の団体さんらしき人等どんどん上がってきて、賑やかでした。
眺めは最高だし!うん、やっぱり鷹ノ巣山はいいな~~~!いいお山だ

山頂で日がさすところにいてもそんなに暑くなくて快適、風もそよそよ、お昼寝したい気分な山頂でした。
夏場に奥多摩にはあまり来た事なかったけど、風が冷たくてやっぱり奥多摩は23区と違うな、と思いました。



12:10、バイバイ~~~又来るね!山頂を後にします。



こんなに天気の良い山歩きは久しぶり。
やっぱり気持ちがいいです!頑張ってきた甲斐がありましたね。

登ってくる時も、でしたが、ずっとハルゼミの声がしていてこれぞ初夏!
という感じがまた、たまらなく嬉しかったです。
聞こえますか?ハルゼミの声・・・


前に見えるのはたぶん「日陰名栗峰」



でも気持ちの良い尾根歩き、今日はもうおしまい。
鷹ノ巣避難小屋につきました。1月に来た以来です。
小屋の外の温度計は21度でした。やっぱり涼しいですね。水場はジャブジャブでてました。



来た道を戻ってもよかったのですが、基本はワンウェイ主義の我が家、
歩きやすくて気持ちの良い「浅間尾根」を降りていきます。その先の目的だってあるしネ。


 
以前歩いたのは冬枯れの時期。
緑の中を歩いたのは初めてでした。神社を越え、奥集落が見え・・・


 
14:00登山口到着。ここからが長いんですよね・・・やっぱり下界は暑いし・・・
車道と怪しいショートカット道を交互に歩き・・・

 
あ、ひつじのいる家が見えてきた。バス停はもうちょっとなはず・・・

だいぶ足(靴)が痛くなって14:50、やっと「峰谷バス停」到着。
山頂から2時間40分。わ、こんなに遠かったっけ


この時間帯バスはないのを知っていたし、今日は思い切り汗をかいているので絶対お風呂ナシでは帰れない。
時間が迫っていたらここからタクシー呼んで温泉まで行っちゃおう、と思っていたのに、
誰かさんたら「歩く!」って言うし・・・
ちょうど集落の方がいらしたので聞いてみたら、峰谷橋まで4,50分ですよ、というから・・・


しぶしぶ・・・歩くことに・・・



あづい・・・足が痛い・・・でも歩くしかない・・・これで間に合わなかったらシャレにならんのよ、ダンナさま・・・


歩く・・・


歩く歩く・・・・・・・・・・・・・・・



こと40分、見えた~~~

 
急げ!でも足痛い あ、朝から一緒だった彼だ、ども~~ 橋を渡って、坂を登って・・・ 


 
宿への最後の階段が今日一番の頑張りどころ(汗)でした。

15:30、先にダンナがたどり着いて、玄関先にいた宿の方に「日帰り入浴お願いします」と言ったら、
「今日は泊まりが一杯だからダメなんですよ」と。
ダンナが「あ、そうですか・・・」と引き下がろうとしたところに私が到着。

「え~~~~!日帰り入浴16:00までじゃなかったでしたっけ!!」

するとご主人。
「・・・おかあさ~~~ん

と裏に入ってしまい、女将さんと相談の上、OKと言ってくださいました。
あー、助かった。ここで入れなかったら奥多摩湖に飛び込む勢いで汗だくでしたから。
よっぽど怖い顔してたんでしょうね、ワタシ ご主人、ゴメンネ。


 
ここのは「鶴の湯温泉」近くの源泉に取りに行ってるそうです。
昨年の冬、入りたくて来たけれど時間間に合わなくて断られてから、
どうしても一度は来て見たかった温泉でした。

湯船は他にもあるようでしたが、私たちの入った方はお世辞にもキレイとは言えませんが、
入れただけでもありがたいので・・・
ドラム缶橋を見下ろしながら、疲れを癒すことが出来ました。

日帰り入浴¥1000、上がってきたら先ほどのご主人がお茶とお菓子とお手製のこんにゃくをご馳走してくださいました。

暑い日に熱いお茶?!と一瞬引いたのですがいやいや、これがなかなか。
いつも山で汗をかきすぎて、翌日まで喉の渇きが止まらない私ですが、
熱い飲み物が効く、って本当だったんですね、おかげで今回はそれほど強く感じずに済みました。



お茶を頂きながら玄関先でご主人とひとしきり奥多摩の話で盛り上がり、
「奥多摩に来たら、是非又寄ってくださいね♪」という温かいお言葉に見送られ峰谷橋バス停へ。

奥多摩駅で接続できるつもりが、ホリデー快速にあと2分のところで行かれてしまい、
1時間の遅刻で待ち合わせ場所に着きました。(ゴメンナサイ)

急遽変更した割にはほぼ時間通り行動できてヨカッタ。
やっぱり歩いたことのある山域&人の多い一般道はこういう時安心です。
勝負を挑んで嫌われなくて良かった・・・鷹ノ巣山サンありがとう。




今日歩いたルートはこちら。
日帰りで鷹ノ巣山歩いたのは初めてでした。
奥集落の登山口からの車道歩きはホント、しんどかったです。
ここは元気じゃないと歩きたくないかも・・・・

【行程】東日原8:15→稲村岩分岐→ヒルメシクイノタワ11:10→鷹ノ巣山頂11:50~12:10
→浅間尾根→奥集落登山口14:00→峰谷バス停14:50→峰谷橋15:30(馬頭館
(行動時間7時間15分 休憩・昼食含む)

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【おまけ】

またブヨに刺されてた・・・翌朝起きたら右手の甲がこんもり腫れ上がり、
かゆいのなんのって!我慢してるとブルってする(笑)
車道歩きの時、暑くて油断して腕出したのがいけなかったな・・・


おしまい。




平標山~三国山のお花たち

2010-07-08 | ヤマのこと


平標山・前編
平標山・後編

入りきれなかったので、出会ったお花達はこちらにまとめました。

 
白山石楠花(ハクサンシャクナゲ)            銀竜草(ギンリョウソウ)


唐松草(カラマツソウ)?                七竈(ナナカマド)

 
四葉塩釜(ヨツバシオガマ)           わからない・・・

 
裏白瓔珞(ウラジロヨウラク)         赤物(アカモノ)

 
端取草(ツマトリソウ)?                  御前橘(ゴゼンタチバナ)

 
花苦菜(ハナニガナ)?                   セリ科・・・?

 
岩銀杏(イワイチョウ)                  白山千鳥(ハクサンチドリ)

 
白山小桜(ハクサンコザクラ)           わからない・・・
     

舞鶴草(マイズルソウ)           小梅草(コバイケイソウ)

 
わからない・・・                       白山一花(ハクサンイチゲ)


 
岩鏡(イワカガミ)                      綿菅(ワタスゲ)


【ここからは三国山方面で出会った花たち】

 
わかりません・・・      

 
谷空木(タニウツギ)                    日光黄菅(ニッコウキスゲ)

  
大葉擬宝珠(オオバギボウシ)?       鬼薊(オニアザミ) 

                      
アカモノ、ゴゼンタチバナもたくさん咲いていました。


ハクサンイチゲは初めて実物を見たお花です♪ちょっと枯れ気味だったけど嬉しかったなぁ

図鑑を見ながら名前を入れました、違っていたら教えてくださ~い。





花を求めて平標山・後編

2010-07-06 | ヤマのこと

つづきです。

夜中は土砂降りの雨で何度か目が覚めた。
でも、5:00頃には雨も上がり、昨日見えていなかった苗場方面の山々が・・・


幻想的な山の朝。何度見てもいいものです。



なんと青空まで見えてきて、仙ノ倉山までクッキリと見えました。
予定変更してもう一度登っちゃおうか?とも思ったのですが・・・



小屋の前からは天気が良ければ八ヶ岳、浅間山、富士山も見えるそうです。
木々の間には初めて見る独特の形の「苗場山」がくっきり。
以前「遊仙閣」がまだ営業している頃は、屋根の上に布団を干しているのが良く見えたんですよ。
と寂しそうに小屋番さんが話してくれました。

さてそろそろ出発しなければ間に合わない。
今日は群馬県側へ降りる予定。
以前から一度行ってみたかった温泉へ降りるルート。
そこの温泉の日帰り入浴は午前中しかやっていない。
だからどうしてもここを降りて行きたかった、去年からずっと暖めていた企画だった。


ところが昨夜、宿帳記入した後、オーナーさんが素泊まり小屋にやってきて、
「そっちにおりるの?あのね、そのルートはヒルがいるんだよ・・・」
「えっ!ヒ・・ヒルですか・・・いるんですか・・・こっちにも?」
「いるなんてもんじゃね~んだよ、そりゃ~もうわんさかと
「え~~どうしよう・・・・ほかのルートもいるんですか?」
「うん。このエリアは全部いる。新潟県側はいない、群馬県側だけにいるんだ。
だからね、絶対立ち止まっちゃダメだ。ヒルは震動と人の体温で起き上がる
足をドン、っと降ろしたらヒュッ、て起きて、ペタン、とくっつくから。
一気に駆け下りるんだ休んでいいのは橋の上だけ。橋が3本架かっているからね、その橋の上だけ

地図を広げ、丁寧にあっちだ~こっちだ~と教えてくださいました

そんな話を聞いた昨晩、作戦会議。
車道を歩いて帰ろうかとも相談したのですが、とりあえず行って見よう。
どうしても行きたいコースなんだから。



6:00、覚悟を決めて出発です。
青空も出発前にはまたガスの空に変わってしまいました。
 

 
こちら側は比較的緩やかなコース。上信越自然歩道(中部北陸自然歩道)というらしいです。
小屋の奥さまが「三国山方面はそろそろキスゲが咲いてるかな~」と仰っていたのですが、
なるほどちらほらとキスゲの姿が。



大源太山(河内沢ノ頭)への分岐で休憩。誰にも合わない静かな朝の登山道。



(三角山山頂)
それでも小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいくと、
こんな天気にも関わらず、登ってくる人とすれ違うようになりました。


 
いくつかの小ピークを越え、今日最後のピーク「三国山1636m」到着。
ここからは眺めが良いそうなのですが、全く何も見えません!!残念。


三国山から下がキスゲのお花畑らしく、つぼみがたくさん
まだちらほらしか咲いていなかったので、見頃はあと1週間くらい先でしょうか・・・


 
(右:三国権現)
三国峠1300mまではず~~~~っと木の階段を降りていきます。
雨で滑るし、ナナメになったところもあったりで、気を使います。
登ってくるのも大変そうですが、皆さんキスゲを目指してこられている様で、
悪天候にも関わらず、7、8組の方々とすれ違いました。

 
車道に出ました・・・
一旦車道を歩き、上越橋を渡りすぐ右手に沢沿いに下りる道があります。
ここから1時間弱が恐怖のヒルヒルロード・・・一旦休憩して・・・


急げ~~!夕べの作戦通り、間を空けずに歩くんだ~~
前を歩く人が起こしたヒルを後ろでキャッチしないように!写真撮ってる場合じゃないよ!



と歩き始めると、なんとさっきまで霧雨だったのに、薄日が差してきました。
本当なら沢沿いの清清しく美しい登山道だと思うんですけど・・・

歩き始めて10分、湿った葉っぱの塊の場所から・・・でてきました

「ぎゃぁ~~~~でたぁ~~~ヒルッち!!」

前を行くダンナに「早く歩いてよ!」と言ってるのに、
俺には見えない、とか言っちゃっていつもより歩くの遅いじゃん(昨日の仕返しか)


(イメージイラスト)
ダンナの振動で今まさに起き上がったヒルっちが、
地面から、石の上から、にゅ~~っとユラユラつやつやと光りながら揺れているその様ったら・・・
もう鳥肌立ちっぱなしです。


皆さんはヒル経験ありますか?



・・・・・・・・・・・・・・・?



では、せっかくなので経験ない方の為に・・・。



注:ここからは「しゃくとり虫系」大丈夫な方だけご覧下さい。



お待たせしました♪これがヒルっちです


 
(左:靴にぺっとり   右:橋の下にポイしたのに、数秒で這い上がってきた!)

立ち止まらなかったのに、やっぱり付いてた!!(でもこれは小さいほう。大きいのは全長4cmくらいあった)

でも二度目になると不思議とちょっと冷静。手で掴んで、ポイッ、です。
いるのが解っているから気づくの早いので、靴とカッパの上にしかいませんでした。
食われなかった~~ヨカッタ。


 
そんなスッタモンダを終えると、乾いた砂利道になり一安心。
なんとなく観光地っぽい滝があるなー、と思ったら・・・


10:50、お目当ての「法師温泉」に到着しました。



さすがに歴史のある温泉、秘湯の風情一杯でいい感じです。
宿もひなびた感じなのですが、手入れ良く、大事にされているのが解る宿でした。


 
ヒルがついていると警戒されているので、ザックも靴も外に置き去りにしたまま中へと入ります。

本当はこの「長寿館」の目玉は国登録有形文化財指定されている「法師の湯」
建築されてから1世紀以上経っている浴槽で、純度100%の源泉が、
下に敷き詰めた玉石の間からポコポコ自然湧出しているそうです。

但しここは混浴(タオル等使用不可)。女性専用時間は夜間のみで日帰りでは入れません。
最初は日曜の朝から混んでないでしょ~、と入る気満々で来たのですが甘かった。
人気があり入浴客が多すぎてさすがにムリ・・・諦めて脱衣所から覗くだけとなりました、残念!

お湯は硫黄泉でぬるめ、軟かい肌触り。

旅人たちや土地の人が、温かい湯に体身をゆだね心を癒した遠い昔の風景が、
浮かんでくるような素晴らしい温泉でした。

群馬もいい温泉一杯ありますね♪


帰りはバスがないので宿でタクシーを呼んでもらい、猿ケ京温泉まで(約¥3300)
バス待ち時間に地元の食堂で昼食を食べ、「後閑駅」までバスに揺られ、
湘南新宿ラインで帰りました。



その昔、越後と関東を結ぶ重要な街道であったというこのルート。
その一部ではあるけれど去年から歩いてみたかった、そしてどうしても入りたかった温泉
ヒルというアクシデントはあったけど、念願かなってシアワセな二日間でした。



今回歩いたルート。
黄色の点線内がヒルヒルエリアです。ご参考までに。



【交通】往路:東京駅6:32(新幹線たにがわトクだ値30%割引¥4560)→越後湯沢駅8:04 南越後交通バス8:20→平標登山口8:50¥580
復路:法師温泉から猿ヶ京(タクシー15分¥3300)関越交通バス猿ヶ京13:25→後閑駅13:55 JR後閑駅→高崎駅→新宿(高崎より湘南新宿ライングリーン使用)¥2520+グリーン料金¥750



※スイマセン、お花は書ききれませんでした。別ページにて。



花を求めて平標山・前編

2010-07-05 | ヤマのこと

2010.7.3(土)~7.4(日)平標山へ行ってきました。

昨年同時期に行く予定が、行ける日に雨だったりと流れていたこの計画。
今回も予報は雨だったが、このところの天気ぶりでは一日中降り続く雨ではないだろう、
と判断して強行しました。

東京駅6:32発の新幹線に乗り、越後湯沢へ。
雪のない越後湯沢に下りたのは初めて、スキーで一人通い詰めた1年前が懐かしい。


バスに揺られ30分ほどで「平標山登山口」
駅では薄日が差していたのに登山口に着いたら小雨が・・・

 
9:15、合羽を着てスタートするも、予想以上?の傾斜の階段にすぐに汗だく。
標高900mのスタートとはいえ、無風の樹林帯は湿気で不快指数120%
40分ほどで一旦開け、鉄塔が見えてきたがまだまだ先・・・



10:45、鉄塔到着。後ろを振り返ればかすかに「苗場山」
顔はいつも以上にユデダコ、もうすでに2㍑くらいの汗はかいたと思われ・・・



それでも鉄塔まで来れば、これから先進む稜線が見えたり、お花がちらほら咲いていたり。
なんとなく気分も盛りあがってくる。

が、結構しんどい~



その後もぜーはー言いながら登山口から2時間半もかけてやっと「松手山」到着。
狭いピークだがもうハラペコなので昼食のパンをほうばった。



松手山から先はなだらかな気持ちの良い尾根歩き(の予定だった)
雷はきそうもないし、まだ雨も降っていない。
ただ・・・松手山を後にしたとたん、風がすごいのだ。


 
隠れる場所がないのでずっと風に吹かれたまま歩き続け・・・
ナナメになった階段のあたりでは、時折吹く強風に身をかがめながら登りました。



それでも足元には求めていたお花達が迎えてくれていた。



背後にスキー場が見えているけど、振り返れば歩いてきた稜線が。
なかなか高山っぽい雰囲気を感じられるルートでした。 


周りはお花畑  と言いたいところですが・・・実はちらほらでして・・・



(これを強風と感じるかどうかは人それぞれです(~_~;))
かなりの風で揺れまくるお花たち、写真もうまく撮る事ができず。
風のないところで休みたくても、風のないところはあるはずもなく。
稜線歩きをイマイチ楽しめないまま・・・お花も畑、ってほど咲き乱れている様子もないまま・・・



前半は蒸暑さ&大汗でヘロヘロ。後半は強風でフラフラ。
かなりヨレヨレになって・・・


13:30、やっと「平標山頂」到着しましたが、今までよりもっとガスガス
もう少し見えてるかと思ったのに・・・私が山頂に到着するといつもコレ。


 
(画像右:仙ノ倉山方面)
360度真っ白で、本当は「仙ノ倉山」ピストンするつもりで来たのに、
強風の中歩くのもういや!と、さっさと山頂を去ることを決めた私でした。

実はこんなに汗をかくと思っていなくて、水1㍑しか持っていなくて、
この時点でほぼ飲み干してしまい、ピストンするのが嫌だったというのもありました。
油断しました、いかん、です(>ω<;)


そそくさと小屋方面に下山し始めたら、10分も経たないうちに風は無風エリアになり、
なぜかしらダンナは不機嫌エリアに・・・

 
途中にワタスゲの花畑があり、心安らげます(自分だけ


 
山頂からゆっくり40分ほど下り、「平標山の家」に着きました。
冷たい水がジャブジャブと流れています。
思わず顔を洗ってしまいました、キモチイイ!!

結局私はヨレヨレでしたが、ダンナは歩き足りなかったらしく、
強風でも仙ノ倉山まで行きたかった・・・とご機嫌ナナメになっていたのでした。

「まだ早いから手ぶらで行って来たら?私小屋で待ってるから」

って言ったら余計機嫌悪くなった(笑)
そりゃそーだ。この階段又登るのいやだよね。

 
本当はテントを担いできたのですが、小屋のあまりのきれいさと、
これから雨の予報なので素泊まりしちゃっても良いかな・・と考えが変わり・・・

一応ダンナへの罪滅ぼしも兼ねて、一人¥2000の素泊まりすることにしちゃいました。



そうと決めたらラクチンです。
キレイなトイレはドアの外に直結だし、ビールもお酒も売ってるし(350ml¥600)

小屋のご主人も奥さんもとても親切で色々教えて頂きました。
ここのお花畑は先週がピークだったとのことで、今日はもう終わり気味だそう。
なるほど、ウワサにしては少ないなぁ、と思っていたのは終わりだったからなんですね、残念。


 
ま、それでも今まで見たことのなかったお花ちゃんにも会えたのでよし、でしょう。
お水は蛇口から出ていて汲みに行く心配もなし、東京の蒸し暑さとは違って涼しい~~。
小屋の裏手から、ガスが切れてかすかに見えてきた稜線を眺めながら・・・



外のテラスで、気分サイコー(さっきまでのヨレヨレっぷりはどこへ?)



1泊2食付小屋のほうは10~15人くらい泊まられていたようだった。
結局素泊まり小屋のほうは私たちだけの貸切となり、のびのび放題
自宅より広い家(笑)の窓から見えるのは、かすかに残る雪渓と山の稜線。
これ以上の気持ちよさがあるだろ~~か

 
(今夜の山メシ、いつもと同じ。右は朝ごはん)

ビールが進みすぎて困るほど快適

だけどほろ酔い気分で夕暮れに、外で小屋泊まりの皆さんとおしゃべりしていた時、
顔廻りに虫がブンブン廻って飛んでいた。
痛いな~と思っていたのが虫刺されだったらしく、
首から上、6、7箇所頭の中まで刺されて大きく腫れ上がっていたのに気づいたのが、
家についてからだったという間抜けぶり(笑)今日もまだ痛いです(~_~;)何の虫?



夜中は土砂降りの雨だったので、やっぱり小屋泊まりにして良かった。


今日は強風で疲れた1日だったけど、楽しかったね。
だけど明日はまた新たな試練が待っている・・・、
作戦会議をしながら夜はふけていくのでありました


後編へ続く

尚、出会ったお花も後半で掲載の予定です。