Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年9月30日(土) 湖南・鏡山へ、らくらく山歩き

2017年10月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
鏡山三角点からは、金勝アルプス方面の眺めが得られる

■今回のコース
道の駅竜王かがみの里→鏡登山口→大谷池→こんめ岩→竜王社→鏡山→
雲冠寺跡→鳴谷池→三井アウトレットパーク滋賀竜王


この日は、初心者対象の「らくらく山歩き」登山教室。
もちろん、初心者だけでなく、翌日に疲れを残したくないけれど、山歩きを
楽しみたい方々にも好評だ。

「標高差が少なく、行動時間も短いが、歩いてみたら山としての魅力が多い」
というジャストフィットのコースが、あるようで少ないので、企画は意外と難しい。

鏡山は、まさにそんな条件に合う、ちょうどいい山なのだ。

この日のハイキングの起点は、道の駅竜王かがみの里。源義経が元服した場所でもある。



鏡登山口バス停が、鏡山への登山口だ(道の駅から、城跡を通るルートもある)。



まず、積水樹脂の研究所の裏手を通る。
この会社の製品は、案内看板、ガードレール、バス停、休憩舎、ベンチなど。
それらのサンプルが並べられており、実物大ジオラマとなっていて面白い。



大谷池を横目に、未舗装林道を進む。



秋ではあるが、スミレが咲いている。たまに狂い咲きするようだ。



ツルリンドウも見つかった。



山道に入り、少し登った尾根上に、「あえんぼ広場」がある。
あずま屋があるだけで、広場とはいえないくらい。
「あえんぼ」は、この付近の方言で、コバノミツバツツジをさす。



木段を登り、岩が散乱する箇所を迂回するように登ると、ひときわ大きな
「こんめ岩」に出る。
「こんめ」も近江の方言で、お手玉のことを指すらしい。



メインの登山道から50mほど離れたところにある、みたらしの池。
この日は湧き水が澄んでいてきれいだった。
アカハライモリがのんびり水底でたたずんでいた。



貴船神社の鳥居をくぐる。



神殿のような、あずま屋のようなも建物は、きっちり北を向いて建てられている。



すぐ上に、巨大な磐座がある。竜王宮だ。
八大竜王の一つ、摩耶斯竜神(まなしりゅうじん)が祀られており、
古くから雨乞い信仰があったのだろう。



竜王宮の前で記念写真!



ほんの少し登ると、鏡山の山頂に着く。残念ながら展望はきかない。
「鏡山」は、万葉の時代以来、和歌、俳句、漢詩に百余首を数えるという。
藤原定家や大伴家持など有名な歌人も詠んでいる。

150mほど西にある三角点峰は眺めがいいので、寄ってみた(メイン写真)が、
しばらくするとスズメバチが偵察しにグルグル旋回し始めたので、
ここはおとなしく退去。



山頂から南東側へ少し下りると、東側の眺めが開ける。
ゴールの三井アウトレットパーク滋賀竜王の建物がちらっと見えた。



雲冠寺跡の三尊石仏に着く。石垣と、井戸の跡が残る。
雲冠寺は、聖徳太子が、自ら観音像を彫って創建したた由緒ある寺。
嵯峨天皇(809~823年)の時、伝教大師(最澄)に勅旨が下り再建。
かなり大規模な寺だったという。



雲冠寺跡の三尊石仏。



鳴谷池に到着。渇水で池が分断され、小さくなった水たまりに
小魚がいっぱい泳いでいた。



鳴谷沿いの林道では、ナツハゼの実が熟していた。やはりもう秋だ。



竜王町の八景の選定されている、鳴谷渓谷。



この日のゴール、三井アウトレットパーク滋賀竜王に到着。
ちょっとアウトドア店に立ち寄って、今後必要な装備について品定め。
最後の最後まで、初心者に最適なルートかな?


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