Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

4月1日(土)、和歌山・竜門山で、レスキュー訓練

2006年04月02日 | クライミングの記録
明神岩では、もうY澤オヤヂが岩の下に下りてガサガサしている。「手前の岩は初心者には難しいなあ」「そーですヨー。奥の方がいいと思いますヨー」声をかけあう。

昼食を先に済ませる。Y澤オヤヂは、今日も名物のビールを取り出す。この瞬間がとても幸せそうだ。

今日は9人もいるので、ザイルを2本張る。経験者組は、いきなり奥の岩で遊ぶ。初心者組は、岩の間にある、下降ルートにフィックスロープを張って、そこでプルージック下降・登攀の練習から始まる。

奥の岩の経験者グループは、トップロープを設置し、一人ずつ下りる。ユマールを使って下りられないか試したが、やはり面倒で、懸垂下降に勝るものはないネと納得。Mr.Dashは、以前、登山靴でここを登っているが、今日は一歩目がうまくいかない。手の取っ掛かりが読めない。明らかに腕が落ちている。

ザイルで少し引っ張ってもらって、そこをクリアすると、壁が立ってくる。逆にやりやすくなる。調子を取り戻し、あとはそれなりにこなせたが、悔しいイメージが残った。沢のシーズンまでには少し減量しなければ。。。。

Y澤オヤヂのコーチで、初心者組はプルージックと、8の字結びを学び、続いて、アンザイレンの練習をしていた。

やがて初心者コースの中から二人が、こちらの岩に挑戦。この日が体験入部のW邊さんと、I村さんだ。まだ31歳という若さのW邊さんは、もちろんロッククライミングは初体験。しかし、長い手足を活かした、思い切った登りっぷりは迫力満点で、将来が楽しみだ。I村さんも必死の形相で食らいついている。

その間、Mr.Dashは、初心者組にフィックスロープを張る練習。クローブヒッチを教える。

このあとは全員で、1:1引き上げの練習だ。滑落負傷者の役を、小柄なO坂さんが担当。崖下に下りてもらう。ザックを空にして、ストックを通して簡易の背負子を作る。まずはMr.Dashが、O坂さんを背負う。二人ともしっかりビレイをとる。上のみんなが力をあわせ、ザイルを引く。おいおい、ちょっと早すぎる。しかし、一人背負っても、この傾斜を上がれるというのは、さすがみんなの力である。

皆、体力的なピークは過ぎている者ばかりだから、いつ転落、滑落事故を起こすか分からない。ぼちぼち、こうした技術を備えておかないと。全員、楽しく、しかし真剣に訓練を終え、下山。竜門山温泉でゆっくり温まり、笠田の「の半の里」で、夕食。運転手以外の酒好きは、地ビールを堪能。大の酒好きのY井カメラマンは、今日は車での参加だったので、かなり残念そうだった。

すっかり夜遅くなってしまったが、充実の春の一日であった。

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