Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年3月20日(日) 山歩きのダブルヘッダーは、布目・牛ヶ峯の岩屋枡型

2016年03月21日 | 山登りの記録
■メイン写真
牛ヶ峯の山中にある岩屋。何かしらのパワーを感じるような。


■今回のコース
霊山から下山して、まだ時間があったので、おもしろい巨岩群があるということで
以前から気になっていた、牛ヶ峯の岩屋枡型に寄ってみた。

地形図を見ると、布目ダムのすぐ東側に、「枡形石」の記載がある。



湖畔の周回道路にクルマを入れてみると、6体地蔵がある共同墓地がある。



そのすぐ先に、岩屋枡型の参道を示す大きな標識があった。距離600mという。

整備されたコンクリート階段を登っていく。意外にも急登だ。

支尾根を左へトラバースすると、古いお堂のような建物が左に見える。
右には手前に湧き水がたまった池があり、その奥に、龍王神社跡の丸い巨岩。



岩の下から水が浸みだしているのが、じつに神秘的だ。



その少し先に、大きな看板が見える。おおーっ、岩屋だ!
とてつもない大きさ。
それが下の岩によって微妙なバランスで支えられ、下にくぐれるようになっている。



岩には、大日如来が線刻されている。



内部は、ちょうど頭がつくくらいの高さ。
この岩屋をもってして、岩屋寺とされたという。



岩屋の右奥に、まだ踏み跡があるので登ってみると、
四角い巨岩が出てきた。文字がびっしり刻まれている。



その上に、枡型(高さ16m)の岩が垂直にそびえている。
圧倒的な存在感。

元々は、岩屋と枡型は一体で、いつの時代かの大地震(?)で真っ二つに
割れ、岩屋は下に転がっていったという。
この言い伝えが本当なら、いったいどんな地震だったのか!?



枡型の中ほどをよく見てみると、岩に四角い穴が開けられ、石の扉が
はまっているのが見える。

弘法大師がこの山に大日如来を顕し、ここに密教の霊場を開き、
岩屋に大日如来を刻んだ。その時に使用したノミとツチを、ここの枡型に
収めたといわれる。

こうして次々に現れる巨岩に感動させられたが、右上にさらに踏み跡が
続いており、GPSを見たらピークまでほんのわずかだったので、
一気に登ってみた。



三角点「枡形」454.8mピーク。
牛ヶ峯と総称されるこの山塊の最高点だが、このピークが牛ヶ峯と
いうわけでもないのだろう。山名プレートなども一切なかった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年3月20日(日) 布引・霊... | トップ | 2016年3月22日(火) 今年もや... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事