![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/16/e4c2c98842e5c4c7889bb6dd9fa2f372.jpg)
■メイン写真
立木観音にある、鹿に乗った弘法大師像
■今回のコース
奥宮神社→岩間山→岩間山正法寺(岩間寺)→桜峠→袴腰山→見晴台→立木山→
立木観音(立木山安養寺)→立木観音前バス停
■下見時の模様
ここをクリック
大津市南部の2つの名刹、岩間寺と立木観音を、尾根できるだけ車道を歩かずに
つないで歩く。わずかな踏み跡を、テープを参考にして読図しながら進む。
道中には倒木や落ち葉溜まりもあって、探検的ムードも楽しめる。
石山駅から、まずは奥宮神社へタクシーを飛ばす。
下見のときは麓のバス停からてくてく歩いたが、今日は体力温存。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/eb/24039a4f542df2322d75df466513a4cc.jpg)
奥宮神社は昭和にできた新しい神社で、京都府宇治市と滋賀県大津市の境、「塔ノ峰」に建つ。
祭神は山の神様ある大山津見命だ。直下の展望台からは、瀬田側の流れ、琵琶湖の南端、
長命寺山、三上山(近江富士)などが見えた。
天気が良ければ、伊吹山、霊仙山、鈴北岳・御池岳まで見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/29/49ba481d0ea80c4aa03ce7e9ffa9f987.jpg)
南へ続く道をとり、廃墟のところで右の道に入ってすぐ、尾根通しの踏み跡をたどると、
もの数分で岩間山の広い山頂に出る。
ドコモの電波塔、片膝を立てて座っている観音像、その奥に祠がある。
かの観音像、岩間山と関係があるのかどうか、ちょっと分からない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/59/f25856a13379ed90a9458a9fd60cf169.jpg)
電波塔の管理道を下り、岩間寺の境内に入る。
斜面にサクラソウがいっぱい咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/90/652208392b1daafc700be353f081bebe.jpg)
境内にある、ぼけ封じ観音様。ボケを封じれば、ツッこまれることもない?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/62/f43b7f993fcc80e706392459e274ac8f.jpg)
白姫(白山比咩)龍神。女性がこの神を崇めると美女になれるという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/86/f501e89ed9098d50861da990f9b7f441.jpg)
南東の展望が少し開けている。見えているのは鷲峰山あたりだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/96/e4fff5590242be1252405c2509668634.jpg)
岩間寺は、加賀国白山を開いた泰澄が開山した修験の寺だ。
泰澄がカツラの木で千手観音を刻み、本尊にしたのが始まりという。
元正天皇の勅願寺なので菊のご紋がみられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e4/26fb4204be85893878c42c72ff372de6.jpg)
境内の西側の谷間には「長寿カツラ」がある。樹齢500年とされる巨木。
遠目にしか見られないが、圧倒的なパワーを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3d/c31296b622fb0b8cd403f4b6492d0236.jpg)
寺を出て、バス用駐車場から南南東に延びる尾根を、薄い踏み跡をたどって下る。
倒木などにさえぎられて、実際は歩きやすいところを選び選び、尾根筋を外さないように
下っていくので、まるで探検のようだ。
途中で切り開きに出て、落ち葉が積もる急坂を下りると送電線鉄塔に出る。
関電巡視路から、桜峠へ続く車道に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/97/ba1c1bf85d19fc6c54d6e380204f0f8b.jpg)
桜峠を回り込み、京滋バイパスのガードをくぐってから、ふたたび山中に入る。
明瞭な道を少し登り、岩がごろごろしたところでランチタイム。
突然ドスンという、何かが落ちる音がした。目をやると、ともちゃんが座っていた3mほど
向こうに大きなシマヘビが呆然としていた。はるか樹上から落ちたようで、フリーズして
いる。長いこと山歩きをしているが、こんな大きなヘビが降ってきたのは初めてだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/79/dc5ee3817d5ef24c6fce5f29b7cc13d5.jpg)
尾根へ登り返すルートは、ほとんど踏み跡も消えており、ひたすら高みへと登るしかない。
息が弾むころ、袴腰山と湖南変電所を結ぶ尾根道に合流する。すぐに袴腰山に着くが、
樹木に囲まれた地味なピークだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/84/25ec2dbccdf4c7d30a34ff23a2c69d16.jpg)
南郷分岐を経て、見晴台(P341m)へ登り返す。瀬田川から石山の市街地、琵琶湖、
比良山系の蓬莱山などが見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f1/2d0a3eb0018ce0bb3af75231ef13ab19.jpg)
林床のシダは若い芽が出ており、恐竜でも出てきそうな雰囲気。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/2e/40e1e571bdea1505978e61252b47e6f1.jpg)
短いアップダウンにに、固定ロープの急坂、ザレザレの箇所など、なかなか歩きごたえの
あるルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/68/959b3ff2cf8ab04a832c85416ade8d3c.jpg)
三角点が据わる立木山の山頂に、ここも残念ながら展望は得られない。
道なりに下り、薪の集積所から作業小屋に出る。
この途中で、頭上の杉の木をリスがピョンピョン跳んでいくのが見えた。
立木観音の「厄除の鐘」の直下に出る。厄除けを念じつつ、2人が鐘を撞いた。
見かけより高めの、こもった音が山中に鳴り響く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/51/0854fab09a3c7549bbd5050f416fc705.jpg)
奥ノ院を経て、本堂へ。ここ立木観音は、弘法大師が開創した。
大師が瀬田川の対岸に輝く霊木を見つけたものの、流れが急で渡れなかった
そこへ白鹿が現れ、大師を背中に乗せて一跳び、対岸に渡ってくれた。
霊木の前で、白鹿は観世音菩薩に姿を変えたという。
大師は、その立木に観音像を刻み、寺を建てた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a6/ac31896d6491075e3b903f85d97633d1.jpg)
800段以上あるという長い長い石段を下り、立木観音前バス停へ下山。
すれ違う参拝者が皆、ゼーゼー息切れしながら登ってくるのが印象的だった。
立木観音にある、鹿に乗った弘法大師像
■今回のコース
奥宮神社→岩間山→岩間山正法寺(岩間寺)→桜峠→袴腰山→見晴台→立木山→
立木観音(立木山安養寺)→立木観音前バス停
■下見時の模様
ここをクリック
大津市南部の2つの名刹、岩間寺と立木観音を、尾根できるだけ車道を歩かずに
つないで歩く。わずかな踏み跡を、テープを参考にして読図しながら進む。
道中には倒木や落ち葉溜まりもあって、探検的ムードも楽しめる。
石山駅から、まずは奥宮神社へタクシーを飛ばす。
下見のときは麓のバス停からてくてく歩いたが、今日は体力温存。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/eb/24039a4f542df2322d75df466513a4cc.jpg)
奥宮神社は昭和にできた新しい神社で、京都府宇治市と滋賀県大津市の境、「塔ノ峰」に建つ。
祭神は山の神様ある大山津見命だ。直下の展望台からは、瀬田側の流れ、琵琶湖の南端、
長命寺山、三上山(近江富士)などが見えた。
天気が良ければ、伊吹山、霊仙山、鈴北岳・御池岳まで見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/29/49ba481d0ea80c4aa03ce7e9ffa9f987.jpg)
南へ続く道をとり、廃墟のところで右の道に入ってすぐ、尾根通しの踏み跡をたどると、
もの数分で岩間山の広い山頂に出る。
ドコモの電波塔、片膝を立てて座っている観音像、その奥に祠がある。
かの観音像、岩間山と関係があるのかどうか、ちょっと分からない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/59/f25856a13379ed90a9458a9fd60cf169.jpg)
電波塔の管理道を下り、岩間寺の境内に入る。
斜面にサクラソウがいっぱい咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/90/652208392b1daafc700be353f081bebe.jpg)
境内にある、ぼけ封じ観音様。ボケを封じれば、ツッこまれることもない?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/62/f43b7f993fcc80e706392459e274ac8f.jpg)
白姫(白山比咩)龍神。女性がこの神を崇めると美女になれるという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/86/f501e89ed9098d50861da990f9b7f441.jpg)
南東の展望が少し開けている。見えているのは鷲峰山あたりだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/96/e4fff5590242be1252405c2509668634.jpg)
岩間寺は、加賀国白山を開いた泰澄が開山した修験の寺だ。
泰澄がカツラの木で千手観音を刻み、本尊にしたのが始まりという。
元正天皇の勅願寺なので菊のご紋がみられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e4/26fb4204be85893878c42c72ff372de6.jpg)
境内の西側の谷間には「長寿カツラ」がある。樹齢500年とされる巨木。
遠目にしか見られないが、圧倒的なパワーを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3d/c31296b622fb0b8cd403f4b6492d0236.jpg)
寺を出て、バス用駐車場から南南東に延びる尾根を、薄い踏み跡をたどって下る。
倒木などにさえぎられて、実際は歩きやすいところを選び選び、尾根筋を外さないように
下っていくので、まるで探検のようだ。
途中で切り開きに出て、落ち葉が積もる急坂を下りると送電線鉄塔に出る。
関電巡視路から、桜峠へ続く車道に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/97/ba1c1bf85d19fc6c54d6e380204f0f8b.jpg)
桜峠を回り込み、京滋バイパスのガードをくぐってから、ふたたび山中に入る。
明瞭な道を少し登り、岩がごろごろしたところでランチタイム。
突然ドスンという、何かが落ちる音がした。目をやると、ともちゃんが座っていた3mほど
向こうに大きなシマヘビが呆然としていた。はるか樹上から落ちたようで、フリーズして
いる。長いこと山歩きをしているが、こんな大きなヘビが降ってきたのは初めてだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/79/dc5ee3817d5ef24c6fce5f29b7cc13d5.jpg)
尾根へ登り返すルートは、ほとんど踏み跡も消えており、ひたすら高みへと登るしかない。
息が弾むころ、袴腰山と湖南変電所を結ぶ尾根道に合流する。すぐに袴腰山に着くが、
樹木に囲まれた地味なピークだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/84/25ec2dbccdf4c7d30a34ff23a2c69d16.jpg)
南郷分岐を経て、見晴台(P341m)へ登り返す。瀬田川から石山の市街地、琵琶湖、
比良山系の蓬莱山などが見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f1/2d0a3eb0018ce0bb3af75231ef13ab19.jpg)
林床のシダは若い芽が出ており、恐竜でも出てきそうな雰囲気。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/2e/40e1e571bdea1505978e61252b47e6f1.jpg)
短いアップダウンにに、固定ロープの急坂、ザレザレの箇所など、なかなか歩きごたえの
あるルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/68/959b3ff2cf8ab04a832c85416ade8d3c.jpg)
三角点が据わる立木山の山頂に、ここも残念ながら展望は得られない。
道なりに下り、薪の集積所から作業小屋に出る。
この途中で、頭上の杉の木をリスがピョンピョン跳んでいくのが見えた。
立木観音の「厄除の鐘」の直下に出る。厄除けを念じつつ、2人が鐘を撞いた。
見かけより高めの、こもった音が山中に鳴り響く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/51/0854fab09a3c7549bbd5050f416fc705.jpg)
奥ノ院を経て、本堂へ。ここ立木観音は、弘法大師が開創した。
大師が瀬田川の対岸に輝く霊木を見つけたものの、流れが急で渡れなかった
そこへ白鹿が現れ、大師を背中に乗せて一跳び、対岸に渡ってくれた。
霊木の前で、白鹿は観世音菩薩に姿を変えたという。
大師は、その立木に観音像を刻み、寺を建てた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a6/ac31896d6491075e3b903f85d97633d1.jpg)
800段以上あるという長い長い石段を下り、立木観音前バス停へ下山。
すれ違う参拝者が皆、ゼーゼー息切れしながら登ってくるのが印象的だった。