Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年12月5日(日) 六甲のグランドキャニオン・座頭谷から、六甲最高峰へ!

2021年12月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
ぼろぼろの岩塊が異様な光景を作り出す座頭谷の「六甲のグランドキャニオン」


■今回のコース
座頭谷バス停→(座頭谷)→ハニー牧場→御成婚記念植樹碑→全山縦走路出合→船坂峠→
水無山→六甲最高峰→(魚屋道)→有馬温泉


風化した花崗岩が浸食され特異な地形となった岩峰群がみられる座頭谷ルートで
六甲山に登ってきた。ちょっとロングルートだったが、皆さんがんばって完歩された。

晴れるはずの天気予報だったが、厚い雲に覆われたこの日、
たまに小雨やみぞれが降ってくる展開に、身体はしだいに冷えていった。
有馬温泉に下りてから飲んだホットコーヒーのうまかったこと。



まずは、大げさにも「まるで万里の長城」といわれる橋を渡る。



蓬莱峡温泉(座頭谷温泉?)の跡地を通る。
昭和15~25年ごろにかけて、短い時期に営業していた模様だが詳細はよくわからない。
ブッシュに囲まれているが、噴水の跡が当時のリゾート風景を彷彿とさせる。



厨房跡なのか、暖炉のようなものが残る。



その横にタイル張りの流し台。近代遺跡マニアなら垂涎ものだ。



これは比較的新しいものとみられる、トイレ跡のような建物。



座頭谷の右岸に続く踏み跡をたどっていくと、六甲の砂防の歴史を記した説明看板がある。
座頭谷は大正時代から砂防堰堤の建設が続いてきた。



道中、唯一の道標。しかし、これでは道がどこに続くのかの情報は得られない。



四段堰堤。下の3つはかなり古いもので、鎧積みの工法でできている。
土砂が埋まってしまっては増設を繰り返してきた堰堤なのだろう。



その一番奥、コンクリート堰堤の上に出る。ここも既に土砂で満杯だ。
将来、また上に新しいのを造るのか、それとも堆積した土砂を浚渫するのか。



堰堤の先には、"バッドランド"とも呼ばれる蓬莱峡近辺の風景を代表する、
"六甲のグランドキャニオン"が広がる。



わかりにくいヤブ道をたどり、ついに水流が消えると、トラバースぎみの道になり、
一気に標高をあげていく。少しきつい登りが続くが、突然、ハニー農場の裏手に出る。
農場を横切り、舗装道を渡って右向かいから再び山道に入る。



再度、けっこうな急登をこなすと、今上上皇の御成婚記念植樹碑がある。



このあたりはミヤコザサの海。シカがいない六甲では、笹も健在だ。



全山縦走路に合流すると、もう"難所"はなくなる。それでも船坂峠から水無山を経て
最高峰をめざす道中は、それなりにアップダウンを繰り返す。がんばりどころだ。



ドライブウェイに出てからは、皆さん少しお疲れモードだったので、アップダウンする
全山縦走路を避けて、一軒茶屋まで車道を歩いた。
雪がちょっと残っていたりして、冬の到来を感じた。



一軒茶屋向かいの広場に新設された公衆トイレ。
トイレの建屋の外側には大きな庇。ベンチも設置されていて、オシャレな山小屋の
オープンテラスのよう。
トイレの便座はあたたかく、ヒーターまで完備されていて超・快適だ。



そしてついに、六甲最高峰に到着。残念ながらガスが出てしまい、展望はおあずけ。



下山は、歩きやすい魚屋道で一路、有馬温泉へ。
バス停前で解散。路線バスの乗り場に向かう人、神戸電鉄の駅に向かう人、
梅田行の高速バスを予約して発車時間まで温泉に入ったりビールを飲んだりする人、
それぞれ、おつかれさまでした!

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