待望の冬休み!といっても、今年は大きな山行は、久しぶりにお休み。腰の状態も思わしくないし、いろいろと、やることが溜まっている。
そこで日帰りの山行に留めることにしたが、そうしたら7人もの参加者が集まった。今日のパーティは、ゲストのサワヤカY澤氏、Mr.Dash、ともちゃん、I川さん、I村さん、O坂さん、H山さんである。
サワヤカY澤氏は、Mr.Dashのかけがいのない相棒だが、じつに8月の穂高以来の参加。あのとき、ヒザ痛でバリエーションルートを独り断念して以来だ。しかも昨夜は飲んでいて、寝たのが深夜2時だという。
I川さんも、しばらくヒザを痛めて戦線を離脱していた。7月に中八人山の取材に同行してもらった時、果敢にも短パンで臨み、当然のようにヤマヒルの餌食になった、自然に優しい猛者である。しばらく見ないうちに、ちょっと太ったゾ。
I村さんは、昨年、山の世界に舞い戻ってきた、ウチの部の「カムバック賞」受賞者だ。20年ぶりに買いなおした装備はどれも最新式で、以前の不便な山道具とのギャップに嬉しい悲鳴をあげている。最近、皆勤賞で、脚力もめきめき戻ってきている。
O坂さんは、ペットのカエルちゃんとともにも相変わらず元気いっぱい。今年は○暦祝いをしなければならない。得意の舞を披露してもらおう。
H山さんは、骨折、滑落等のアクシデントをものともせず、さらに山にのめりこんでいる。H山さんのお嬢さん(Kちゃん)も部員だが、Kちゃんが子供の頃、家庭教師をしていたのが、上述のサワヤカY澤氏だったという奇遇だ。よってH山さんは、Y澤氏を「お兄ちゃん」と呼ぶ。
さて、道の駅「大塔」で落ち合い、旧大塔村役場の交差点から殿野をめざす。しかし、しばらく進むと、道がアイスバーンになっている。仕方なく旧大塔村役場横に駐車する。殿野の集落をジグザグに登りきり、最後の民家の左に延びる林道をとる。この林道は、2.5万図に途中まで載っているものだ。急に雪が深くなる。
植林が終わり、見事な雑木林になる。雲ひとつない青空に、みんなの重装備がひとつずつ取れていく。小尾根に踏み跡を発見。2.5万図では、ここで林道が終わっているが、実際はまだまだ直進できるようだ。ここは左の踏み跡をとる。
滑りやすい急斜面をこなすと、コナラとアセビの林になる。上からケーブルテレビの線が延びている。唐笠山に着くためには、まずは1002m前衛峰を越えなくてはならないので、ほぼ、この線に沿って登ることになる。南側斜面だというのに、雪は容赦なく増えていき、しかも湿雪で重い。トレースは皆無。よってラッセルとなる。
先頭のMr.Dashと、続くY澤氏ともにラッセルを続ける。最初は楽しかったものの、そこは腰痛持ちと膝痛もちの悲しいところ。さすがに勢いが続かない。あと標高差150mのところで、I川さんと、I村さんに先頭を交代する。雪はさらに増え、やや傾斜も急になってきたので、二人には気の毒だったが、元気いっぱいのラッセルをしてくれる。
振り返れば、木々の合間から、白銀に輝く大峰主稜線が望める。堂々とした弥山、稲村ヶ岳・大日岳も見える。たやすく近づくことのできない、神の領域のように見えた。
ほどなく1002m峰のピークに到達。簡素な家庭用テレビアンテナが設置されていた。先ほど来のケーブルは、ここから延びているものだ。山頂は、残念ながら眺めは今ひとつ。しかし、目指す唐笠山は、もうすぐそこに見える。70mほど北東尾根を下りて、180mほど、登り返せばいいはずだ。しかし、この時点で時間は昼を回っていた。ふかふかの雪をならして、昼食を終えたらもう午後1時。この雪では、1時間ラッセルしても、たかが知れているだろう。
試しに、北東尾根に乗ってみる。ふ、深いゾ!一歩進むと、腰近くまで埋もれる。
今まで南斜面にいた時とは段違いだ。少し南側に巻いてみても、雪庇状態に近いのか、雪の深さは変わらない。ラッセル未経験のメンバーははしゃぎまわるが、Mr.DashとY澤氏は、しばらく目で会話して、潔く撤退を決めた。経験上、このくらいの積雪は、30分もがいても、100m進めるかどうか。確かに今日は、ラッセル戦力が豊富なので、少しは早くなるかも知れないが、それでも日没までに里に戻れるか心配だ。
あっけなく撤退を宣言すると、往路を戻る。もう少し粘ってもよかったのかもしれないが、自分の体力に自身を持てない今日、仕方ない。帰りに温泉に寄ろうとしたが、どこもかしこも閉まっていた。元々、Mr.Dash、ともちゃん、I村さんの3人は、家に帰らずに、道の駅かどこかで野宿し、翌日も登山するつもりだったが、温泉を求めるうちに、車が下市の市街地にまで戻ってしまった。日帰りメンバーと解散し、3人はMr.Dashの自宅で飲んだくれることになったのだ。
そういうことで、にわかパーティにご近所のG嬢を呼んだら、自転車でやってきた。ビールをいっぱい持ってきてくれてありがとう。I村さんは、よっぽど疲れたのか、よっぽど酔ったのか、よっぽどリラックスしたのか、初めて泊まる我が家の風呂でぐっすり寝込んでしまった。楽しい仲間と一緒に、今年も暮れていく。。。
そこで日帰りの山行に留めることにしたが、そうしたら7人もの参加者が集まった。今日のパーティは、ゲストのサワヤカY澤氏、Mr.Dash、ともちゃん、I川さん、I村さん、O坂さん、H山さんである。
サワヤカY澤氏は、Mr.Dashのかけがいのない相棒だが、じつに8月の穂高以来の参加。あのとき、ヒザ痛でバリエーションルートを独り断念して以来だ。しかも昨夜は飲んでいて、寝たのが深夜2時だという。
I川さんも、しばらくヒザを痛めて戦線を離脱していた。7月に中八人山の取材に同行してもらった時、果敢にも短パンで臨み、当然のようにヤマヒルの餌食になった、自然に優しい猛者である。しばらく見ないうちに、ちょっと太ったゾ。
I村さんは、昨年、山の世界に舞い戻ってきた、ウチの部の「カムバック賞」受賞者だ。20年ぶりに買いなおした装備はどれも最新式で、以前の不便な山道具とのギャップに嬉しい悲鳴をあげている。最近、皆勤賞で、脚力もめきめき戻ってきている。
O坂さんは、ペットのカエルちゃんとともにも相変わらず元気いっぱい。今年は○暦祝いをしなければならない。得意の舞を披露してもらおう。
H山さんは、骨折、滑落等のアクシデントをものともせず、さらに山にのめりこんでいる。H山さんのお嬢さん(Kちゃん)も部員だが、Kちゃんが子供の頃、家庭教師をしていたのが、上述のサワヤカY澤氏だったという奇遇だ。よってH山さんは、Y澤氏を「お兄ちゃん」と呼ぶ。
さて、道の駅「大塔」で落ち合い、旧大塔村役場の交差点から殿野をめざす。しかし、しばらく進むと、道がアイスバーンになっている。仕方なく旧大塔村役場横に駐車する。殿野の集落をジグザグに登りきり、最後の民家の左に延びる林道をとる。この林道は、2.5万図に途中まで載っているものだ。急に雪が深くなる。
植林が終わり、見事な雑木林になる。雲ひとつない青空に、みんなの重装備がひとつずつ取れていく。小尾根に踏み跡を発見。2.5万図では、ここで林道が終わっているが、実際はまだまだ直進できるようだ。ここは左の踏み跡をとる。
滑りやすい急斜面をこなすと、コナラとアセビの林になる。上からケーブルテレビの線が延びている。唐笠山に着くためには、まずは1002m前衛峰を越えなくてはならないので、ほぼ、この線に沿って登ることになる。南側斜面だというのに、雪は容赦なく増えていき、しかも湿雪で重い。トレースは皆無。よってラッセルとなる。
先頭のMr.Dashと、続くY澤氏ともにラッセルを続ける。最初は楽しかったものの、そこは腰痛持ちと膝痛もちの悲しいところ。さすがに勢いが続かない。あと標高差150mのところで、I川さんと、I村さんに先頭を交代する。雪はさらに増え、やや傾斜も急になってきたので、二人には気の毒だったが、元気いっぱいのラッセルをしてくれる。
振り返れば、木々の合間から、白銀に輝く大峰主稜線が望める。堂々とした弥山、稲村ヶ岳・大日岳も見える。たやすく近づくことのできない、神の領域のように見えた。
ほどなく1002m峰のピークに到達。簡素な家庭用テレビアンテナが設置されていた。先ほど来のケーブルは、ここから延びているものだ。山頂は、残念ながら眺めは今ひとつ。しかし、目指す唐笠山は、もうすぐそこに見える。70mほど北東尾根を下りて、180mほど、登り返せばいいはずだ。しかし、この時点で時間は昼を回っていた。ふかふかの雪をならして、昼食を終えたらもう午後1時。この雪では、1時間ラッセルしても、たかが知れているだろう。
試しに、北東尾根に乗ってみる。ふ、深いゾ!一歩進むと、腰近くまで埋もれる。
今まで南斜面にいた時とは段違いだ。少し南側に巻いてみても、雪庇状態に近いのか、雪の深さは変わらない。ラッセル未経験のメンバーははしゃぎまわるが、Mr.DashとY澤氏は、しばらく目で会話して、潔く撤退を決めた。経験上、このくらいの積雪は、30分もがいても、100m進めるかどうか。確かに今日は、ラッセル戦力が豊富なので、少しは早くなるかも知れないが、それでも日没までに里に戻れるか心配だ。
あっけなく撤退を宣言すると、往路を戻る。もう少し粘ってもよかったのかもしれないが、自分の体力に自身を持てない今日、仕方ない。帰りに温泉に寄ろうとしたが、どこもかしこも閉まっていた。元々、Mr.Dash、ともちゃん、I村さんの3人は、家に帰らずに、道の駅かどこかで野宿し、翌日も登山するつもりだったが、温泉を求めるうちに、車が下市の市街地にまで戻ってしまった。日帰りメンバーと解散し、3人はMr.Dashの自宅で飲んだくれることになったのだ。
そういうことで、にわかパーティにご近所のG嬢を呼んだら、自転車でやってきた。ビールをいっぱい持ってきてくれてありがとう。I村さんは、よっぽど疲れたのか、よっぽど酔ったのか、よっぽどリラックスしたのか、初めて泊まる我が家の風呂でぐっすり寝込んでしまった。楽しい仲間と一緒に、今年も暮れていく。。。