■メイン写真
取立山に咲くミズバショウ
■今回のコース
登山口→大滝→こつぶり山→ミズバショウ群落→避難小屋→取立山→登山口
山頂直下にミズバショウの群落があることでこの時期、特に人気が高い取立山。
白山を望める山としても知られ、福井県と石川県の県境に鎮座する。
福井県側の東山いこいの森から、さらに林道をクルマでアプローチすると、
標高約800mまで入れる。これにより、京阪神からも日帰りで行ける圏内となっている。
今回、ミズバショウだけでなく、さまざまな花に心が癒された。
それらの紹介は別途アップするとして、まずは行程編を。
林道終点の登山口には大きな駐車場があり、番人のおじさんに500円を支払って駐車する。
既に近場の人たちのクルマでいっぱいだった。
この日は低気圧が近づいてきており、雨雲レーダーでは17:00頃から雨になるという。
大滝ルートから登り始める。
いきなり、路傍にさまざまな野草が花をつけており、気分が上がる。
歩きやすいトラバース道が続く。
大滝のあたりで地形が変化する。まずは大滝の直下に下りて、全貌を鑑賞する。
落差30mあるという大滝は、水量も豊富で圧巻だ。
谷筋は日が当たりにくいのか、まだ雪が少し残っていた。
谷筋から西を振り返ると、越前甲が見えた。
大滝の右側を巻く。ちょっとした岩場になる。
雪が残っているうちは通れないこともあるようだ。
ここの固定ロープは、古いクライミングロープがきっちり張られていて安心できる。
その上部で渡渉ポイントがある。ここはたやすい。
ブナの新緑が出てくる。この季節のブナは格別に美しい。
尾根筋に出ると、どことなくアルペンムードを感じる。
木々の背が低いのと、ナナカマドやダケカンバなど、日本アルプスに似た植生が出てくるのだ。
足元にはイワウチワやイワナシなどがぽつぽつみられる。
石川県との県境尾根に出て、こつぶり山に到着。
大きく開けた山頂から、白山が見える。
この天気なので、この眺めは無理かなと思っていただけに嬉しくなった。
南に少し下った鞍部を石川県側に折れると、残雪の冷気を残した湿地が広がり、
そこにミズバショウが群生している。たいへん貴重な植生である。
ちょうどいいタイミングだったようで、白い妖精のような花がびっしり咲いていた。
湿地の周囲には、ショウジョウバカマやミツババイカオウレンが見られ、足が進まない。
避難小屋(無人・開放)に到着。そろそろ、ぽつりぽつりと空から雫が落ちてくる。
そして、取立山に到着。
ここからも、どっしりと構えた白山が眺められる。
気持ちがいい場所なので、ゆっくりしていきたいところだが、天気が気になる。
そそくさと下山にとりかかる。
登山道両側を彩るイワウチワを見ながら、西へ続く尾根道をとる。
山頂の西側直下にある二等三角点。
ブナ林の中、なんとか天気がもちますようにと念じながら歩く。
大きく左に折れるところで、右のネマガリダケの薮が大きく揺れ、何か大きなものが大慌てで
下のほうに逃げ去っていった。ケモノ臭はしなかったが、クマか、雪男か、ビッグフットか!?
最後の5分、小雨になってしまったが、駐車場に到着。
あれだけ停まっていたクルマはもう1台もなく我々が最後となった。
帰りに、道の駅「恐竜渓谷かつやま」で休憩。渋滞もなくスムーズに帰れた。
取立山に咲くミズバショウ
■今回のコース
登山口→大滝→こつぶり山→ミズバショウ群落→避難小屋→取立山→登山口
山頂直下にミズバショウの群落があることでこの時期、特に人気が高い取立山。
白山を望める山としても知られ、福井県と石川県の県境に鎮座する。
福井県側の東山いこいの森から、さらに林道をクルマでアプローチすると、
標高約800mまで入れる。これにより、京阪神からも日帰りで行ける圏内となっている。
今回、ミズバショウだけでなく、さまざまな花に心が癒された。
それらの紹介は別途アップするとして、まずは行程編を。
林道終点の登山口には大きな駐車場があり、番人のおじさんに500円を支払って駐車する。
既に近場の人たちのクルマでいっぱいだった。
この日は低気圧が近づいてきており、雨雲レーダーでは17:00頃から雨になるという。
大滝ルートから登り始める。
いきなり、路傍にさまざまな野草が花をつけており、気分が上がる。
歩きやすいトラバース道が続く。
大滝のあたりで地形が変化する。まずは大滝の直下に下りて、全貌を鑑賞する。
落差30mあるという大滝は、水量も豊富で圧巻だ。
谷筋は日が当たりにくいのか、まだ雪が少し残っていた。
谷筋から西を振り返ると、越前甲が見えた。
大滝の右側を巻く。ちょっとした岩場になる。
雪が残っているうちは通れないこともあるようだ。
ここの固定ロープは、古いクライミングロープがきっちり張られていて安心できる。
その上部で渡渉ポイントがある。ここはたやすい。
ブナの新緑が出てくる。この季節のブナは格別に美しい。
尾根筋に出ると、どことなくアルペンムードを感じる。
木々の背が低いのと、ナナカマドやダケカンバなど、日本アルプスに似た植生が出てくるのだ。
足元にはイワウチワやイワナシなどがぽつぽつみられる。
石川県との県境尾根に出て、こつぶり山に到着。
大きく開けた山頂から、白山が見える。
この天気なので、この眺めは無理かなと思っていただけに嬉しくなった。
南に少し下った鞍部を石川県側に折れると、残雪の冷気を残した湿地が広がり、
そこにミズバショウが群生している。たいへん貴重な植生である。
ちょうどいいタイミングだったようで、白い妖精のような花がびっしり咲いていた。
湿地の周囲には、ショウジョウバカマやミツババイカオウレンが見られ、足が進まない。
避難小屋(無人・開放)に到着。そろそろ、ぽつりぽつりと空から雫が落ちてくる。
そして、取立山に到着。
ここからも、どっしりと構えた白山が眺められる。
気持ちがいい場所なので、ゆっくりしていきたいところだが、天気が気になる。
そそくさと下山にとりかかる。
登山道両側を彩るイワウチワを見ながら、西へ続く尾根道をとる。
山頂の西側直下にある二等三角点。
ブナ林の中、なんとか天気がもちますようにと念じながら歩く。
大きく左に折れるところで、右のネマガリダケの薮が大きく揺れ、何か大きなものが大慌てで
下のほうに逃げ去っていった。ケモノ臭はしなかったが、クマか、雪男か、ビッグフットか!?
最後の5分、小雨になってしまったが、駐車場に到着。
あれだけ停まっていたクルマはもう1台もなく我々が最後となった。
帰りに、道の駅「恐竜渓谷かつやま」で休憩。渋滞もなくスムーズに帰れた。