![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/65/d2e22a8d396bfab07df53ae57017dc9d.jpg)
■メイン写真
天女の舞から、遠く大和盆地、金剛山系、生駒山系などを望む
■今回のコース
天川村役場→送電線ダブル鉄塔→門前山横→坪ノ内林道合流→栃尾辻→天女の舞→
(往路を戻る)→天川村役場
天川川合から弥山への古来からの参拝ルートの途中、参道(登山道)をちょっと外れたところに
あるブナの疎林の傾斜地、「天女の舞」。
2010年あたりから、この"地名"が急速に普及し始めたスポットだ。
天川村発行の「天川村ガイドブック」(H29/1改訂3版)では、「地元では弥山の天女が
ここで舞を舞ったという事で『天女の舞』と呼んでおります」と掲載されている。
しかし、天河弁財天神社の社伝にその記載はないとのことで、ここで神事等が行われる
こともない。
要するに、いつのころからか、誰かが、まるで天女でも舞い降りそうなくらい美しい場所だと
言い始めたものが広まったようだ。いったい、誰やねん。
確かに霧氷が出た時の美しさと、稲村ヶ岳などの展望はすばらしいのは間違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/1c/0ad737edf38e6c1ce8d9d0aadd9d243a.jpg)
天川村役場に駐車させてもらい、弥山登山口をスタート。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/15/2df28b4570b968c2dd26d39e2a7ef916.jpg)
のっけから急登が始まる。鉄網でできた階段は、もともと段差が大きくて歩きにくかったが、
何枚かが斜めに崩れてしまい、鉄網の端っこでズボンの裾を引っかけそうになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/9e/1db1c2900dd41973a58c8ad2931da59d.jpg)
汗をふきふき尾根に出ると、2本並んだ送電線鉄塔の下から、稲村ヶ岳が見える。
左に丸く迫るのは観音峰だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/fb/3e7f4661844eca91eb67a63e7b1ad781.jpg)
予想はしていたものの、雪が少なすぎる。
というか、残雪すらまったく見られないアカマツ林を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/05/142b07b2606daef64a69ef6032d3422f.jpg)
門前山への分岐を過ぎ、陣ノ峰を西から巻いて、2回目の送電線鉄塔下に到着。
稲村ヶ岳の堂々とした姿が印象的だ。
それにしても、なんと澄み切った青空か!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/99/ab4d84af598a116afdfda9d28d9cb688.jpg)
坪ノ内林道に出合う。林道は傷みが激しく、クルマは入れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/21/c430deef660d898f1a7d9e438b7b1585.jpg)
ここからも展望が得られ、稲村ヶ岳のほか、行者還岳のとんがり頭が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/eb/2a399c3a602c561333c90ea127beea73.jpg)
「大峯高野すずかけライン」の看板。
かつて南海りんかんバスと奈良交通が運行区間を分担し、高野山駅と洞川温泉を結ぶ
夏季限定のマイクロバスを運行していたらしい。
バスが通る各自治体からの補助金で賄われていたが、財政も苦しくなり2005年で運行を終えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/5c/343f6d1082e40ea280d9f1b15942dea5.jpg)
すぐに坪ノ内林道と離れ、左の尾根道を上っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/26/fdb0cd6e55746b3de70e51f7fc5f1014.jpg)
遭難碑があり、ここが大峰山中の深いところだということに気づかされる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/9c/feca62eb07a1b2dba02dd9926137d652.jpg)
ようやく、少しずつ雪が出てきた。ここまで少ないとは…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/36/80875757228fcfe8f69ced3f72906d00.jpg)
本来の登山道が尾根の東側を巻くところでは、路面がガチガチに凍っているところが
あったので、あえて尾根を忠実にたどったりして、栃尾辻へ。
トタン板だけで、扉も床板もない、質素な避難小屋だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/a3/3741d1da2ae7d2f3e9afc07fc78f5dd2.jpg)
オオビヌキ坂の急坂の途中で、本来の参道(登山道)を外れ、左へ。
ようやく足元に雪がみられるようになった。凍ってガチガチだが、先行者たちの足跡に救われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/23/47041a77ceb4e85ee762b90ce899cc4b.jpg)
天女の舞に到着。
あたりはにわかに広々とした疎林になる。
どうしてこの周辺だけ、木がまばらなのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/93/7c91de9cfaf88ff73b8751052f5268b2.jpg)
霧氷は全くなかったのは残念だが、すばらしい展望は楽しめた。
しばらくあたりをぶらついたり、アイゼンを装着して、斜面で凍った雪面のフットワークを少し練習
したりして、優雅なひとときを過ごした。
下山は元の道を忠実に。
朝のうちは、下手したら日没と競争になるかなと用心していたが、なんのなんの。
皆さんの頑張りで、16:10頃に役場の駐車場に戻れた。
みんな小腹が減っており、クルマでそのまま道の駅「黒滝」へ直行。
猪肉コロッケ、猪肉の串揚げ、猪汁など、めいめいお好みの、うれしい買い食いタイム。
下山後の自分へのご褒美は、あまりにたやすく与えてしまうものである。
天女の舞から、遠く大和盆地、金剛山系、生駒山系などを望む
■今回のコース
天川村役場→送電線ダブル鉄塔→門前山横→坪ノ内林道合流→栃尾辻→天女の舞→
(往路を戻る)→天川村役場
天川川合から弥山への古来からの参拝ルートの途中、参道(登山道)をちょっと外れたところに
あるブナの疎林の傾斜地、「天女の舞」。
2010年あたりから、この"地名"が急速に普及し始めたスポットだ。
天川村発行の「天川村ガイドブック」(H29/1改訂3版)では、「地元では弥山の天女が
ここで舞を舞ったという事で『天女の舞』と呼んでおります」と掲載されている。
しかし、天河弁財天神社の社伝にその記載はないとのことで、ここで神事等が行われる
こともない。
要するに、いつのころからか、誰かが、まるで天女でも舞い降りそうなくらい美しい場所だと
言い始めたものが広まったようだ。いったい、誰やねん。
確かに霧氷が出た時の美しさと、稲村ヶ岳などの展望はすばらしいのは間違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/1c/0ad737edf38e6c1ce8d9d0aadd9d243a.jpg)
天川村役場に駐車させてもらい、弥山登山口をスタート。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/15/2df28b4570b968c2dd26d39e2a7ef916.jpg)
のっけから急登が始まる。鉄網でできた階段は、もともと段差が大きくて歩きにくかったが、
何枚かが斜めに崩れてしまい、鉄網の端っこでズボンの裾を引っかけそうになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/9e/1db1c2900dd41973a58c8ad2931da59d.jpg)
汗をふきふき尾根に出ると、2本並んだ送電線鉄塔の下から、稲村ヶ岳が見える。
左に丸く迫るのは観音峰だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/fb/3e7f4661844eca91eb67a63e7b1ad781.jpg)
予想はしていたものの、雪が少なすぎる。
というか、残雪すらまったく見られないアカマツ林を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/05/142b07b2606daef64a69ef6032d3422f.jpg)
門前山への分岐を過ぎ、陣ノ峰を西から巻いて、2回目の送電線鉄塔下に到着。
稲村ヶ岳の堂々とした姿が印象的だ。
それにしても、なんと澄み切った青空か!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/99/ab4d84af598a116afdfda9d28d9cb688.jpg)
坪ノ内林道に出合う。林道は傷みが激しく、クルマは入れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/21/c430deef660d898f1a7d9e438b7b1585.jpg)
ここからも展望が得られ、稲村ヶ岳のほか、行者還岳のとんがり頭が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/eb/2a399c3a602c561333c90ea127beea73.jpg)
「大峯高野すずかけライン」の看板。
かつて南海りんかんバスと奈良交通が運行区間を分担し、高野山駅と洞川温泉を結ぶ
夏季限定のマイクロバスを運行していたらしい。
バスが通る各自治体からの補助金で賄われていたが、財政も苦しくなり2005年で運行を終えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/5c/343f6d1082e40ea280d9f1b15942dea5.jpg)
すぐに坪ノ内林道と離れ、左の尾根道を上っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/26/fdb0cd6e55746b3de70e51f7fc5f1014.jpg)
遭難碑があり、ここが大峰山中の深いところだということに気づかされる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/9c/feca62eb07a1b2dba02dd9926137d652.jpg)
ようやく、少しずつ雪が出てきた。ここまで少ないとは…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/36/80875757228fcfe8f69ced3f72906d00.jpg)
本来の登山道が尾根の東側を巻くところでは、路面がガチガチに凍っているところが
あったので、あえて尾根を忠実にたどったりして、栃尾辻へ。
トタン板だけで、扉も床板もない、質素な避難小屋だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/a3/3741d1da2ae7d2f3e9afc07fc78f5dd2.jpg)
オオビヌキ坂の急坂の途中で、本来の参道(登山道)を外れ、左へ。
ようやく足元に雪がみられるようになった。凍ってガチガチだが、先行者たちの足跡に救われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/23/47041a77ceb4e85ee762b90ce899cc4b.jpg)
天女の舞に到着。
あたりはにわかに広々とした疎林になる。
どうしてこの周辺だけ、木がまばらなのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/93/7c91de9cfaf88ff73b8751052f5268b2.jpg)
霧氷は全くなかったのは残念だが、すばらしい展望は楽しめた。
しばらくあたりをぶらついたり、アイゼンを装着して、斜面で凍った雪面のフットワークを少し練習
したりして、優雅なひとときを過ごした。
下山は元の道を忠実に。
朝のうちは、下手したら日没と競争になるかなと用心していたが、なんのなんの。
皆さんの頑張りで、16:10頃に役場の駐車場に戻れた。
みんな小腹が減っており、クルマでそのまま道の駅「黒滝」へ直行。
猪肉コロッケ、猪肉の串揚げ、猪汁など、めいめいお好みの、うれしい買い食いタイム。
下山後の自分へのご褒美は、あまりにたやすく与えてしまうものである。