Mr.Dashのぶろぐ館

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2023年1月22日(日)[大峰]天女の舞へ、天気は快晴、視界はクリア、でも霧氷は皆無

2023年01月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
天女の舞から、遠く大和盆地、金剛山系、生駒山系などを望む


■今回のコース
天川村役場→送電線ダブル鉄塔→門前山横→坪ノ内林道合流→栃尾辻→天女の舞→
(往路を戻る)→天川村役場


天川川合から弥山への古来からの参拝ルートの途中、参道(登山道)をちょっと外れたところに
あるブナの疎林の傾斜地、「天女の舞」。
2010年あたりから、この"地名"が急速に普及し始めたスポットだ。

天川村発行の「天川村ガイドブック」(H29/1改訂3版)では、「地元では弥山の天女が
ここで舞を舞ったという事で『天女の舞』と呼んでおります」と掲載されている。
しかし、天河弁財天神社の社伝にその記載はないとのことで、ここで神事等が行われる
こともない。

要するに、いつのころからか、誰かが、まるで天女でも舞い降りそうなくらい美しい場所だと
言い始めたものが広まったようだ。いったい、誰やねん。
確かに霧氷が出た時の美しさと、稲村ヶ岳などの展望はすばらしいのは間違いない。



天川村役場に駐車させてもらい、弥山登山口をスタート。



のっけから急登が始まる。鉄網でできた階段は、もともと段差が大きくて歩きにくかったが、
何枚かが斜めに崩れてしまい、鉄網の端っこでズボンの裾を引っかけそうになる。



汗をふきふき尾根に出ると、2本並んだ送電線鉄塔の下から、稲村ヶ岳が見える。
左に丸く迫るのは観音峰だ。



予想はしていたものの、雪が少なすぎる。
というか、残雪すらまったく見られないアカマツ林を行く。



門前山への分岐を過ぎ、陣ノ峰を西から巻いて、2回目の送電線鉄塔下に到着。
稲村ヶ岳の堂々とした姿が印象的だ。
それにしても、なんと澄み切った青空か!



坪ノ内林道に出合う。林道は傷みが激しく、クルマは入れない。



ここからも展望が得られ、稲村ヶ岳のほか、行者還岳のとんがり頭が見える。



「大峯高野すずかけライン」の看板。
かつて南海りんかんバスと奈良交通が運行区間を分担し、高野山駅と洞川温泉を結ぶ
夏季限定のマイクロバスを運行していたらしい。
バスが通る各自治体からの補助金で賄われていたが、財政も苦しくなり2005年で運行を終えた。



すぐに坪ノ内林道と離れ、左の尾根道を上っていく。



遭難碑があり、ここが大峰山中の深いところだということに気づかされる。



ようやく、少しずつ雪が出てきた。ここまで少ないとは…



本来の登山道が尾根の東側を巻くところでは、路面がガチガチに凍っているところが
あったので、あえて尾根を忠実にたどったりして、栃尾辻へ。
トタン板だけで、扉も床板もない、質素な避難小屋だ。



オオビヌキ坂の急坂の途中で、本来の参道(登山道)を外れ、左へ。
ようやく足元に雪がみられるようになった。凍ってガチガチだが、先行者たちの足跡に救われる。



天女の舞に到着。
あたりはにわかに広々とした疎林になる。
どうしてこの周辺だけ、木がまばらなのだろうか。



霧氷は全くなかったのは残念だが、すばらしい展望は楽しめた。

しばらくあたりをぶらついたり、アイゼンを装着して、斜面で凍った雪面のフットワークを少し練習
したりして、優雅なひとときを過ごした。

下山は元の道を忠実に。
朝のうちは、下手したら日没と競争になるかなと用心していたが、なんのなんの。
皆さんの頑張りで、16:10頃に役場の駐車場に戻れた。

みんな小腹が減っており、クルマでそのまま道の駅「黒滝」へ直行。
猪肉コロッケ、猪肉の串揚げ、猪汁など、めいめいお好みの、うれしい買い食いタイム。
下山後の自分へのご褒美は、あまりにたやすく与えてしまうものである。

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