■メイン写真
殿尾山直下の「休憩」ポイントからの絶景
■今回のコース
犬鳴山バス停→生草林道→城ヶ峰→中畑分岐→鎌尾根→ササ峠→殿尾山→お菊山→高倉林道横断→
蓮信寺→東小学校前バス停
昨年10月から、毎月第1土曜は、ダイトレから紀泉高原、紀泉アルプスへとつなぐ
縦走登山を展開中だ。5回目の今回は、いよいよ紀泉高原の西側の、低山エリアに挑む。
全6回の中では、たぶん、今回がいちばん体力的には楽だと思う。
犬鳴山バス停から舗装道を、走行するクルマに注意しながら南下し、右に緩やかに上る
最初の分岐道(生草林道:近畿自然歩道)に入る。
そのまま近畿自然歩道を忠実に行くと、かなりの遠回りになる。それを避けて、支尾根の
取りつきから作業道に入ってショートカットする。登山地図に書かれていない道だが、
最初の20mだけブッシュが濃いだけで、あとは道幅も広く、歩きやすい。
おそらく800mくらい短縮して、近畿自然歩道に合流。
もはや春といってもよいポカポカ陽気の中を歩く。
この日最初のピーク、城ヶ峰が見えてきた。
最後に短い急登をこなすと、山頂らしくない地味な城ヶ峰に到着する。
まだまだ先は長いが、城ヶ峰がこの日の最高標高点だ。
ともちゃんのザックにカゲロウが留まっていた。クサカゲロウかな?
引き続き、のどかな雑木林を歩く。
長い下り坂。左側に防獣ネットが続く。中畑への分岐まで、こんな感じが続く。
細かなアップダウンを経て、尾根が右に大きくカーブするあたりから、
ボンデン山(梵天山)が見えてくる。
鎌尾根にさしかかると、風化花崗岩でザラザラ滑りやすい急坂が現れる。
若いアカマツが茂る尾根。両側は、秋はマツタケ山のため立入禁止となる。
ササ峠で、少し早い目のランチ。殿尾山へ続く道へは、自転車、バイクの通行を
禁止する立札がある。
マツタケ山の山主は、アカマツそのものを大切にしているようで、害虫除けと思われる
薬瓶が刺してある樹が何本も見られた。
殿尾山のピークは、主稜線からほんのわずか南側に入ったところにある。
灌木に囲まれて展望は皆無なので長居は無用。
尾根に戻ると、いきなり前方が開け、大パノラマを楽しめる(メイン写真)。
淡路島、六甲山系、関空…この日は遠くまで見渡せた。
ボンデン山の展望台も見える。
ミツバツツジの早咲き。
モチツツジの狂い咲きはしばしば見かけるが、ミツバツツジも咲いてきたか。
さらに300mほど進んだところも絶景ポイントがある。
関空をアップで撮ってみた。
関空の背後には明石海峡大橋。
この後はしばらく、やや単調な尾根歩きが続く。新家分岐を過ぎ、ようやくお菊山に着く。
豊臣秀次(秀吉の甥)の娘・お菊が、この山の名の由来だ。
お菊は、秀次の側室である小督局(こごうのつぼね)との間にできた三女。
小督局は、ここ和泉国、淡輪隆重の娘である。
そのお菊だが、山口朝安の元に嫁ぐも、朝安は結婚5日目に大坂城に入り、大坂夏の陣で
戦死してしまう。お菊は、仇討のため徳川方の浅野軍を攻める作戦を知らせに、男装して
大坂城に入ったが、その途中、この山で黒髪を断ち、髪と鏡をマツの木の根元に埋めたという。
なお、現在の「お菊松」は、先代が枯れたあとに植えられたもの。
今では、地元の方が山頂に花壇を作り、ササユリを育てておられる。
この日もおいでだったので、いろいろお話を聞いたところ、昨年は50本ほどが盗掘に
遭ったという。イノシシにやられたこともあったが、最大の敵は心ない人間だ。
ササユリは種子からだと咲くまでに7年もかかる。その後、5~6年、花を咲かせて
一生を終える。
高倉林道に出る直前の露岩に、285.9m三角点がある。
次回、登る予定の四石山が見える。
高倉林道を渡り、再び山道に。シダが茂る道をぐんぐん下っていくと、奥ノ院に出る。
吉備大明神など三十番神の参道を下って、蓮信寺に下りてきた。
蓮信寺では、以前に通りがかった時も犬に吠えたてられたが、
今回も盛んに吠えられた。寺の方と少しお話したら、今の犬はまだ生後1年ほどだと
いうことで、前の犬とは違ったようだ。
参道を下り、東小学校前バス停へ。バスの本数が少ないため、予め呼んでおいた
タクシーで和泉砂川駅に向かった。
海風がビューピュー吹き抜ける和泉砂川駅のホームが一番寒かった(笑)。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!
殿尾山直下の「休憩」ポイントからの絶景
■今回のコース
犬鳴山バス停→生草林道→城ヶ峰→中畑分岐→鎌尾根→ササ峠→殿尾山→お菊山→高倉林道横断→
蓮信寺→東小学校前バス停
昨年10月から、毎月第1土曜は、ダイトレから紀泉高原、紀泉アルプスへとつなぐ
縦走登山を展開中だ。5回目の今回は、いよいよ紀泉高原の西側の、低山エリアに挑む。
全6回の中では、たぶん、今回がいちばん体力的には楽だと思う。
犬鳴山バス停から舗装道を、走行するクルマに注意しながら南下し、右に緩やかに上る
最初の分岐道(生草林道:近畿自然歩道)に入る。
そのまま近畿自然歩道を忠実に行くと、かなりの遠回りになる。それを避けて、支尾根の
取りつきから作業道に入ってショートカットする。登山地図に書かれていない道だが、
最初の20mだけブッシュが濃いだけで、あとは道幅も広く、歩きやすい。
おそらく800mくらい短縮して、近畿自然歩道に合流。
もはや春といってもよいポカポカ陽気の中を歩く。
この日最初のピーク、城ヶ峰が見えてきた。
最後に短い急登をこなすと、山頂らしくない地味な城ヶ峰に到着する。
まだまだ先は長いが、城ヶ峰がこの日の最高標高点だ。
ともちゃんのザックにカゲロウが留まっていた。クサカゲロウかな?
引き続き、のどかな雑木林を歩く。
長い下り坂。左側に防獣ネットが続く。中畑への分岐まで、こんな感じが続く。
細かなアップダウンを経て、尾根が右に大きくカーブするあたりから、
ボンデン山(梵天山)が見えてくる。
鎌尾根にさしかかると、風化花崗岩でザラザラ滑りやすい急坂が現れる。
若いアカマツが茂る尾根。両側は、秋はマツタケ山のため立入禁止となる。
ササ峠で、少し早い目のランチ。殿尾山へ続く道へは、自転車、バイクの通行を
禁止する立札がある。
マツタケ山の山主は、アカマツそのものを大切にしているようで、害虫除けと思われる
薬瓶が刺してある樹が何本も見られた。
殿尾山のピークは、主稜線からほんのわずか南側に入ったところにある。
灌木に囲まれて展望は皆無なので長居は無用。
尾根に戻ると、いきなり前方が開け、大パノラマを楽しめる(メイン写真)。
淡路島、六甲山系、関空…この日は遠くまで見渡せた。
ボンデン山の展望台も見える。
ミツバツツジの早咲き。
モチツツジの狂い咲きはしばしば見かけるが、ミツバツツジも咲いてきたか。
さらに300mほど進んだところも絶景ポイントがある。
関空をアップで撮ってみた。
関空の背後には明石海峡大橋。
この後はしばらく、やや単調な尾根歩きが続く。新家分岐を過ぎ、ようやくお菊山に着く。
豊臣秀次(秀吉の甥)の娘・お菊が、この山の名の由来だ。
お菊は、秀次の側室である小督局(こごうのつぼね)との間にできた三女。
小督局は、ここ和泉国、淡輪隆重の娘である。
そのお菊だが、山口朝安の元に嫁ぐも、朝安は結婚5日目に大坂城に入り、大坂夏の陣で
戦死してしまう。お菊は、仇討のため徳川方の浅野軍を攻める作戦を知らせに、男装して
大坂城に入ったが、その途中、この山で黒髪を断ち、髪と鏡をマツの木の根元に埋めたという。
なお、現在の「お菊松」は、先代が枯れたあとに植えられたもの。
今では、地元の方が山頂に花壇を作り、ササユリを育てておられる。
この日もおいでだったので、いろいろお話を聞いたところ、昨年は50本ほどが盗掘に
遭ったという。イノシシにやられたこともあったが、最大の敵は心ない人間だ。
ササユリは種子からだと咲くまでに7年もかかる。その後、5~6年、花を咲かせて
一生を終える。
高倉林道に出る直前の露岩に、285.9m三角点がある。
次回、登る予定の四石山が見える。
高倉林道を渡り、再び山道に。シダが茂る道をぐんぐん下っていくと、奥ノ院に出る。
吉備大明神など三十番神の参道を下って、蓮信寺に下りてきた。
蓮信寺では、以前に通りがかった時も犬に吠えたてられたが、
今回も盛んに吠えられた。寺の方と少しお話したら、今の犬はまだ生後1年ほどだと
いうことで、前の犬とは違ったようだ。
参道を下り、東小学校前バス停へ。バスの本数が少ないため、予め呼んでおいた
タクシーで和泉砂川駅に向かった。
海風がビューピュー吹き抜ける和泉砂川駅のホームが一番寒かった(笑)。
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