Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年11月11日(日)滋賀・庚申山と飯道山、地ビールハイキング

2007年11月13日 | 山登りの記録
下山した、その場所に、ちょうど地ビールレストランがある。
そんな都合のいいコースが滋賀県南部にある。
飯道山と、「ビアレストラン寿賀蔵」だ。

ちょっと風邪気味だが、たいした山ではないし、
例会で10人も参加するということもあり、重い腰を上げた。

京都、草津経由、貴生川で下車。ここで甲賀市コミュニティバスに乗り継ぐ。
豪華な観光バス仕様のマイクロバス。後部座席はコの字型のラウンジに
なっていたからビックリ。みんなで、そこを陣取る。
ドライバーさんは「いつもは空気乗せてるから、ありがとうね」と笑顔。

山上で下車。庚申山への登山口だ。道標が親切に設置されていて、
迷いようがない。国道を渡り、信楽高原鐵道の線路を高架橋で渡る。
苔むした石段の道をとると、ほどなく庚申山山頂の釣鐘が見える。
お堂と、三角点と、その奥に展望台がある。双眼鏡が無料で使えるのがいい。


東側、甲賀の町並みがすべて見下ろせ気分がいい。
宇宙人I村さんが勝手に鐘をついて喜んでいる。
釣鐘には、見ざる、言わざる、聞かざるのポーズをとった猿のレリーフが
刻まれていた。さすが「庚申」である。


庚申堂は、少し西に戻ったところにある。猿ボボがドッサリ祀ってあった。
また、ここはわが国の「真鍮」の発祥の地ということで、全国の金属会社の
寄進を示す立て札が至るところにある。
京都で寺社向けの地金商をやっていたというMr.Dashの曽祖父も、
きっと、ここに寄進したことだろう。

舗装道を西に下り、信楽高原鐵道の線路脇をしばらく歩く。
道標に従い、右の未舗装道路をとる。はるか頭上の送電線をくぐる
ほんのわずか手前、林道が右に大きく曲がる寸前のところで、
左の赤テープを目印に植林の山道に入る。

上り坂を15分ほど行くと、左にコルが開けた三叉路。右は樹林帯の急坂。
ともちゃんが偵察に右の坂を上がる。やがて左の方角から声がした。
いずれも稜線を走る太い林道に通じるという。左をとり、コルに上がる。
鮮やかに色づいたカエデの木のところで林道を右へ。
ここで小雨がパラついてきたので、皆、慌ててカッパを羽織る。

すぐに飯道神社に着く。まずは廃墟と化した石垣が目に飛び込む。
次に、15mはあろうかという大岩「月の輪の峯」。なかなかの迫力。
もし登るとしたら3級程度か。もっとも、信心深いMr.Dashは
そんなバチあたりなことは、皆がいる前ではやらない。

鳥居をくぐり、社務所前を過ぎると、立派な本殿がある。
ここで昼食とした。


その裏側には巨岩が累々。これも登れたら楽しいに違いない。

実は本殿の裏を周回する、前兆350mほどの行場巡りがある。
ここは「近江の大峰山」ともいわれる修行の山なのだ。
「蟻の塔渡り」、「胎内くぐり」、鎖場もあるとなれば、行かずして帰れまい。
かくして、楽しい楽しい行場巡りとあいなった。


希望者数名は、鉄鎖のかかる平等岩に攀じ登り、向こうに広がる
ゴルフ場を眺めては興奮した。
「東の覗き」では、勇んで登ったS光さんが下りられなくなり、
きっしーとMr.Dashが身を挺して!?お姫様救出ゴッコ。
こういう小さなハプニングも、面白い。
きっしー、男をあげたか!?

神社から15分ほどで飯道山の山頂だ。二等三角点664m。
晴れていれば琵琶湖が望めるのだが、残念。
景色がイマイチとなれば、もう、皆の頭の中はビールしかなくなる。
南の尾根を下り、杖の権現茶屋跡から岩壺不動尊を経て里に下りる。
日吉神社と飯道寺を横目に、のどかな山村集落を歩く。

先日、入部したみぽりんと、いろいろ話をしていたら、なんと大学の
後輩だということが分かりビックリ。世間は狭い。


大通りに出たと思ったら、向かいにいきなり、「ビアレストラン寿賀蔵」が
ある。こんな、おあつらえ向きの立地でいいのか!感激である。
今までパーティ末尾をだるそうに歩いていたきっしーと宇宙人が
いきなり元気になって、真っ先に店に飛び込んでいく。まったく、
この昭和34年生まれコンビといったら…

店では、ノーマルタイプ、アルトタイプ、黒ビールと、お茶を原料にした
発泡酒の4種類の地ビールが楽しめる。すべて美味。


ピッチャーで注文するが、次々に空いていく。山岳部のおそろしい胃袋パワー!
昭和34年生まれコンビはじゃんじゃん飲んでは、駄洒落のオンパレード。
最後はワケがわからなくなり故障してしまった。ま、いつものことだが。

Mr.Dashも酔いが回って、帰りの電車では薄目を開けながら
不気味に眠りこけてしまった。帰宅したら風邪がひどくなっていた。
しぐじったなぁ。

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