Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年12月11日(日) 生駒山の「巨石」パワースポットをめぐる

2016年12月13日 | 山登りの記録
■メイン写真
ぼくらの広場から見たあべのハルカスと、遥かなる明石海峡大橋


■今回のコース
石切駅→旧孔舎衛坂駅跡→(くさかハイキングコース)→石切場跡→生駒山三角点→
髪切峠→暗峠→大原山→ぼくらの広場→(客坊谷ハイキングコース)→山畑古墳群→
瓢箪山稲荷神社→瓢箪山駅


生駒山には、古来からの、巨石と人のつながりの痕が見られる。
それらは人の信仰と畏れの橋であり、石を大いに活用した場所であり、
訪れると、今でもその息吹を感じることができる。
魅力が凝縮したコースのこの日、Mr.Dashの歴史トークは炸裂の連続だった。



石切駅を起点に、すぐ旧孔舎衛坂(くさえざか)駅跡に。
幸運にも、ちょっとした偶然から、フェンスの中に特別に立ち入ることができ、
初めて、プラットホーム跡に立てたっ!!



石切の地名は、その昔、ここから良質のハンレイ岩である「生駒石」を
切り出していたことに由来する。切り出し途中で捨てられた石がある。



寄り道すれば、巨岩が折り重なって奇跡的にできた洞窟もあり、
内部には石仏が並ぶ。ヘッ電をつけて、みんなでキャーキャーいいながら
探検気分だ。



石切場跡。謎のクランクが残る。岩は、大坂城の築城に使用されたという。



またも寄り道して、イノラムキ古墳へ。
6~7世紀ごろの、日下部氏の墓だという。ふんだんに巨石を使用。
当時は大阪湾の波打ち際も、もっと手前まで迫っていたはず。
きっと、素晴らしい光景が広がっていたことだろう。



石畳の道をたどり、生駒山の山頂をめざす。



冬期休園中の生駒山一等三角点前で記念写真。
このあと、風を避けられる場所をさがして昼食タイム。
熱いラーメンを食べながら、雑談を楽しむ。



生駒縦走路を南下する。
パノラマ展望台から、矢田丘陵を眺める。
大阪平野、六甲山も眺められるほか、二上山、葛城山、金剛山が
折り重なって見える、特別なポイントだ。



暗峠手前の石仏。
鬼取山への石標もある。



暗峠。古墳とは関係ないだろうけど、ここにも石畳。
これでも国道である。



大原山を経て、ぼくらの広場へ。
この日は空気が澄んでいて、大阪平野の眺めがすばらしかった。
ついつい長居してしまう。



ここからは、「山と溪谷」11月号で紹介したルートを歩く。
この絶景ポイントも、誌面に掲載してもらった場所だ。



よく目を凝らすと、大坂城も見えたが、意外に小さい。



旗立山にも寄る。知られざる桜スポット。
堂島の米相場の情報を、旗を振って次の中継地へ伝えたらしい。
この日はこれで、生駒山、大原山、旗立山と、3つの峰に立ったことになる。



客坊谷ハイキングコースで下山する。
ヤブツバキが満開。



秋の名残がまだ少し。
歩いていて、気持ちいい。

このコースは、くさかハイキングコースほどの通行量はないようで、
登山道もややワイルドな箇所がある。



やがて客坊谷に添い、細い舗装道に出たかと思うと、山畑古墳群の前を
通る。山畑21号墳は、中でも石室がきれいに残されている。



古墳群の奥に、奥池大神がある。
ほとんど知られていない神社だが、多くの龍王を祀り、水垢離の場も
設けられている。



この日の山旅のフィナーレは、瓢箪山稲荷神社。
稲荷山古墳の手前に、豊臣秀吉が神社を作った。
「日本三大稲荷」の1つというが、「日本三大稲荷」を称する神社は
日本に8つあるとかで、これも面白い。

また、瓢箪山稲荷神社は辻占(つじうら)で知られる。
辻占は、「一の鳥居前にある占場に立って、往来する人の服装・態度・持ち物
などを見て」(東大阪市WEBサイトより引用)吉凶を判じるものだという。

瓢箪型の人工池がある瓢箪山駅で、元気に解散。
いやー、楽しい一日だった。

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