Mr.Dashのぶろぐ館

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2019年11月30日(土) [大峰]和佐又山ヒュッテの本館ラストデー。感慨…ありがとう!!

2019年12月02日 | 山にまつわるあれこれ
■メイン写真
11月30日。営業最終日の和佐又山ヒュッテ


さまざまな思い出の舞台である和佐又山ヒュッテ。その建屋が老朽化のため、
所有する上北山村が取り壊さしを決定してことは既に各メディアが報道したとおりだが、
閉鎖される11月30日、これまでのお礼も含めて訪ねてきた。



昭和59年の「わかくさ国体」の機会をとらえて旧上北山中学校(昭和24年築)の木造校舎を
移築した建屋は、来年夏以降に解体される。



今後、建屋を新調し、営業再開する方向ではあるが、時期や、どんな建屋になるのか等、
具体的なことは現段階では決まっていない。



ただし、この貴重な宿泊拠点がなくなるわけではない。
来年春には本館左手の小屋を受付窓口として使い、奥にあるバンガローの営業は
継続するという。なお、バンガローの営業は素泊まりだけになる模様だ。
キャンプ場の営業は村と相談中という。



奈良新聞によると、「ヒュッテは木造平屋建て約670平方メートルと鉄骨造り平屋建て
約120平方メートルの2棟」。冬はしんしんと冷え込み、足元が寒かったなあ。



和佐又山ヒュッテの思い出は尽きない。
2004年の厳冬期に大普賢岳に登った時、小屋のワンちゃんが石ノ鼻まで案内してくれた。



2015年9月、名残惜しそうに見送ってくれたリサちゃん。



同年、NHKの取材を受け、ヒュッテの前で撮影が行われた。

登山ガイドの資格検定会も、ここで実施され、「無雪期検定」であるにもかかわらず
時ならぬ大雪で積雪30㎝。
板張りのヒュッテで足先が冷え、腹をこわしながら検定・講習を受けた。



その後も継続的に、ガイド協会による技術講習会がここで実施されてきた。



管理人のおばちゃん(実子さん)、弥生さん、由里奈さん、いろいろお世話になり、
本当にありがとうございました。
ひと通り、あちこちの写真を撮り終わると、寂しさがこみあげてきた。
しかし同時に、これから新ヒュッテがどうなるか、新しい楽しみもできた。
大峰山系で一番の登山拠点になったらいいな。


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