Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年2月20日(火) 三田(兵庫)の里山、宰相ヶ岳、羽束山、甚五郎山の「羽束三山」を歩く

2018年02月21日 | 山登りの記録
■メイン写真
宰相ヶ岳への登路途中にある大岩からの絶景

■今回のコース
香下バス停→香下寺→宰相ヶ岳→峠→羽束山→六丁峠→甚五郎山→六丁峠→香下寺→
峠→伊丹健康村口バス停→岡村酒造場→天満神社前バス停


三田の奥に、羽束山(はつかさん)を中心とするコンパクトにまとまった鋭峰群がある。
それぞれ標高は500mを少し超える程度だが、絶景ポイントもあって、けっこう楽しめる。
ルートはそれなりに急登箇所や不明瞭なところもあり、歩きがいもある。
この日は雲ひとつない晴天に恵まれ、さわやかな山歩きができた。



香下(かした)バス停から少し先へ進むと、のどかな田園風景の向こうに3つの
ピークが見えてくる。
左から宰相ヶ岳、羽束山、甚五郎山だ。これらを「羽束三山」と呼ぶ人もいる。



まずは香下寺をめざす。香下寺の読み方は、この標識では「かしたじ」。



すぐ隣の、この道標では「こうげじ」。どっちが正しいのかな?



すぐに、その香下寺に到着。弘法大師像と、不動明王像がお出迎え。



少し戻って、林道を回り込み、ため池の横から薮っぽい踏み跡に入る。
これが宰相ヶ岳へのアプローチだ。すぐに急登になる。
振り返ると、三田市街方面の眺めが広がる。



次に、登攀意欲をかき立てる大きな岩が出てくる。左の踏み跡から巻き上がると、
これまた絶景が待っていた(メイン写真)。



灌木を握りながら、尾根の急登をこなす。
右には羽束山が見える。ここから見ると、牛の背中のような形だ。



宰相ヶ岳(500.5m)に到着。別名「さん志ょう山」。山椒の木は見当たらないが
麓にカラスザンショウは少し見た。三角点があるが、羽束山(524m)より低い。
冬場は落葉しているので、なんとなく周囲の景色が分かる。



強烈な下り坂を、木の幹に捕まりながら峠に降り立つ。
北へ行けば木器(こうづき)、南は香下寺に戻る道。急坂を直進すれば羽束山だ。



羽束山への登路には固定ロープの難所はあるが、迷うようなところはない。



10分ほどで、古城跡でもある山頂部に出た。かなり立派な観音堂が建つ。
堂内には、千手観音菩薩、不動明王、弘法大師が祀られている。



観音堂の南側には、羽束神社が鎮座する。質素な造りだ。



神社の直下の、岩が散乱しているあたりは、なんとなく、かつて城があった雰囲気だ。



三田市街や有馬富士が一望のもと。



この先の岩場は立入禁止となっている。
自己責任で岩場の先端に行けば、石仏に会える。岩には古いボルトが打ってある。



香下寺に続く参道を下る。丁石、石畳がある、りっぱな参道だ。
大きなモミの大木が印象的だった。



六丁峠で参道を外れ、甚五郎山に寄り道する。



間に掘割のような不自然な地形があった。
ものの5分もたたずに、甚五郎山のピークに着く。
ここは展望には恵まれない。3山の中では最もマイナーなピークだ。



六丁峠に戻る途中で視線を羽束山に向けたら、巨岩の上に、さっきの石仏が見えた。



参道を下り、八王子神社に出る。一般的に、羽束山への登山口とされる場所だ。



ふたたび香下寺から、今度は先ほど通過した峠へ登り返す。
香下寺のすぐ上にある池の脇を抜け、そのまま谷道に入る。



おお、まだ天井が落ちていない炭焼き窯跡があるぞ。



峠に戻った。寺からは標高差120mほどなので、すぐである。
木器に下る道は、いきなり強烈な倒木で塞がっているが、うまく通り抜けられる。
麓で聞いたところ、やはり昨秋の台風の影響。



雑木林の中を道なりに下っていくと、巨大な堰堤(山田東谷川第2堰堤)に出る。
2013年に近畿各地に大被害をもたらした台風18号により、この谷も荒れてしまい、
この堰堤が造られたという。
ちなみにバックに写っている山は大船山。



村に出たら、田圃にイタチが餌をつついているのに遭遇。
ちょっと分かりにくい写真になったが。



バスが来るまで1時間近くあったので、以前行ったことがある岡村酒造場に立ち寄る。
三田唯一の酒蔵として知られる。創業は創業明治22年。メインの銘柄は「千鳥正宗」だ。
蔵見学はしていないが、この建屋をみるだけで雰囲気満点。
生純米酒「三田しぼり」を購入して大満足。


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