Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年2月22日(木) [和歌山]有田川町・鳥屋城山へ、ほんのちょっとお散歩

2018年02月23日 | 山登りの記録
■メイン写真
金屋から見た鳥屋城山


■今回のコース
金屋中学校→鳥屋城公園→鳥屋城跡(展望台)→鳥屋城山最高点(四等三角点)→(往路を戻る)→
金屋中学校

ちょっとした手違いで、予定していた山に行くことができなくなったので、
急遽、そこから行ける簡単な山を探すことにした。
ともちゃんが「この山はどう?」とスマホで見つけてくれたのが、中世の古城跡でもある
鳥屋城山(とやじょうやま・304m)。有田川町の東にある、みかん山に囲まれた里山だ。



金屋中学校付近の路肩に駐車し、鳥屋城公園へ。ここが登山口でもある。
桜の木が多いが、3月下旬から4月まで提灯に灯りがともされ、花見に最適だという。



公園にはトイレ、遊具、ウッドデッキなどが設置されているが、古い石仏や祠などもある。



公園の最上部にあるあずま屋。金屋の街並みが見下ろせる。



整備された遊歩道を登っていく。
ウバメガシ、アオダモ、アカマツ、ネズミサシなどの林が続く。
紀泉アルプスなどとよく似た植生である。



途中で振り返る。遠く海が見える。箕島港のあたりだ。



めざす鳥屋城山。登山口から1時間もかからない。
こう見えて、北側は意外に切れ落ちている天然の要害だ。



ヤマモモの巨樹がある。これも、こういう植生の山ではお決まりの木だ。



鳥屋城跡の西端は、すばらしい展望スポットになっている。
海が見える。空気が澄めば四国、淡路島も見えるとか。

鳥屋城ができた年代・築城主は明らかではないが、鎌倉時代末期から南北朝時代初めあたりに
湯浅氏が築いたといわれる。
「花営三代記」に、1379年、南朝征伐のために山名義理が攻め落としたとあるそうな。
その後、室町時代に紀伊国守護職として畠山氏が入国し、畠山氏や城代の神保氏が治めた。
1585年、羽柴秀吉の紀州攻めに際し廃城となったという。

今でも郭や堀割の跡がわかる。石垣の名残のようなものも散見され興味深い。



狭い尾根を300mほど東に進むと、四等三角点の山頂に着く。
ここは残念ながら展望は得られない。



しかし、さらに50mほど先に進めば、岩塊から東側の眺めが大きく開け、嬉しくなる。



生石ヶ峰(写真)や、白馬山などが見え、なかなかよかった。

往路を戻り、あっと言う間にお散歩は終了。

帰りに有田川鉄道公園に寄り、2002年に廃線となった有田鉄道の車両などを見物。
地元のJAなどで買い物をして、それなりに満足して帰途に就いた。

こんな低山を含めると、まだまだ知らないところがいっぱいあるなあ。
通算1000座登頂がしだいに現実味を帯びてくる中、案外、簡単に登れる低山で
達成してしまう気がしてきた。


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