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■メイン写真
金屋から見た鳥屋城山
■今回のコース
金屋中学校→鳥屋城公園→鳥屋城跡(展望台)→鳥屋城山最高点(四等三角点)→(往路を戻る)→
金屋中学校
ちょっとした手違いで、予定していた山に行くことができなくなったので、
急遽、そこから行ける簡単な山を探すことにした。
ともちゃんが「この山はどう?」とスマホで見つけてくれたのが、中世の古城跡でもある
鳥屋城山(とやじょうやま・304m)。有田川町の東にある、みかん山に囲まれた里山だ。
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金屋中学校付近の路肩に駐車し、鳥屋城公園へ。ここが登山口でもある。
桜の木が多いが、3月下旬から4月まで提灯に灯りがともされ、花見に最適だという。
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公園にはトイレ、遊具、ウッドデッキなどが設置されているが、古い石仏や祠などもある。
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公園の最上部にあるあずま屋。金屋の街並みが見下ろせる。
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整備された遊歩道を登っていく。
ウバメガシ、アオダモ、アカマツ、ネズミサシなどの林が続く。
紀泉アルプスなどとよく似た植生である。
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途中で振り返る。遠く海が見える。箕島港のあたりだ。
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めざす鳥屋城山。登山口から1時間もかからない。
こう見えて、北側は意外に切れ落ちている天然の要害だ。
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ヤマモモの巨樹がある。これも、こういう植生の山ではお決まりの木だ。
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鳥屋城跡の西端は、すばらしい展望スポットになっている。
海が見える。空気が澄めば四国、淡路島も見えるとか。
鳥屋城ができた年代・築城主は明らかではないが、鎌倉時代末期から南北朝時代初めあたりに
湯浅氏が築いたといわれる。
「花営三代記」に、1379年、南朝征伐のために山名義理が攻め落としたとあるそうな。
その後、室町時代に紀伊国守護職として畠山氏が入国し、畠山氏や城代の神保氏が治めた。
1585年、羽柴秀吉の紀州攻めに際し廃城となったという。
今でも郭や堀割の跡がわかる。石垣の名残のようなものも散見され興味深い。
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狭い尾根を300mほど東に進むと、四等三角点の山頂に着く。
ここは残念ながら展望は得られない。
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しかし、さらに50mほど先に進めば、岩塊から東側の眺めが大きく開け、嬉しくなる。
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生石ヶ峰(写真)や、白馬山などが見え、なかなかよかった。
往路を戻り、あっと言う間にお散歩は終了。
帰りに有田川鉄道公園に寄り、2002年に廃線となった有田鉄道の車両などを見物。
地元のJAなどで買い物をして、それなりに満足して帰途に就いた。
こんな低山を含めると、まだまだ知らないところがいっぱいあるなあ。
通算1000座登頂がしだいに現実味を帯びてくる中、案外、簡単に登れる低山で
達成してしまう気がしてきた。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
金屋から見た鳥屋城山
■今回のコース
金屋中学校→鳥屋城公園→鳥屋城跡(展望台)→鳥屋城山最高点(四等三角点)→(往路を戻る)→
金屋中学校
ちょっとした手違いで、予定していた山に行くことができなくなったので、
急遽、そこから行ける簡単な山を探すことにした。
ともちゃんが「この山はどう?」とスマホで見つけてくれたのが、中世の古城跡でもある
鳥屋城山(とやじょうやま・304m)。有田川町の東にある、みかん山に囲まれた里山だ。
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金屋中学校付近の路肩に駐車し、鳥屋城公園へ。ここが登山口でもある。
桜の木が多いが、3月下旬から4月まで提灯に灯りがともされ、花見に最適だという。
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公園にはトイレ、遊具、ウッドデッキなどが設置されているが、古い石仏や祠などもある。
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公園の最上部にあるあずま屋。金屋の街並みが見下ろせる。
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整備された遊歩道を登っていく。
ウバメガシ、アオダモ、アカマツ、ネズミサシなどの林が続く。
紀泉アルプスなどとよく似た植生である。
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途中で振り返る。遠く海が見える。箕島港のあたりだ。
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めざす鳥屋城山。登山口から1時間もかからない。
こう見えて、北側は意外に切れ落ちている天然の要害だ。
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ヤマモモの巨樹がある。これも、こういう植生の山ではお決まりの木だ。
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鳥屋城跡の西端は、すばらしい展望スポットになっている。
海が見える。空気が澄めば四国、淡路島も見えるとか。
鳥屋城ができた年代・築城主は明らかではないが、鎌倉時代末期から南北朝時代初めあたりに
湯浅氏が築いたといわれる。
「花営三代記」に、1379年、南朝征伐のために山名義理が攻め落としたとあるそうな。
その後、室町時代に紀伊国守護職として畠山氏が入国し、畠山氏や城代の神保氏が治めた。
1585年、羽柴秀吉の紀州攻めに際し廃城となったという。
今でも郭や堀割の跡がわかる。石垣の名残のようなものも散見され興味深い。
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狭い尾根を300mほど東に進むと、四等三角点の山頂に着く。
ここは残念ながら展望は得られない。
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しかし、さらに50mほど先に進めば、岩塊から東側の眺めが大きく開け、嬉しくなる。
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生石ヶ峰(写真)や、白馬山などが見え、なかなかよかった。
往路を戻り、あっと言う間にお散歩は終了。
帰りに有田川鉄道公園に寄り、2002年に廃線となった有田鉄道の車両などを見物。
地元のJAなどで買い物をして、それなりに満足して帰途に就いた。
こんな低山を含めると、まだまだ知らないところがいっぱいあるなあ。
通算1000座登頂がしだいに現実味を帯びてくる中、案外、簡単に登れる低山で
達成してしまう気がしてきた。
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