■メイン写真
下山した石山団地近くの住宅街から、大平山を振り返る
■今回のコース
石山寺駅→国分団地前→(関電管理道)→国分山→東海自然歩道出合→
千頭岳→大平山→石山団地口バス停
先日、ミステイクでアプローチできなかった千頭岳に登ってきた。
新・山城三十山で千頭ヶ岳として紹介されている標高600mのこの山は、
音羽山からの稜線をたどっていくのが普通であり、もちろんこのルートは
以前に歩いたことがある。しかし、今回は全く違うアプローチだ。
石山寺駅から徒歩30分弱で、松尾芭蕉がかつて滞在したという幻住庵がある。
芭蕉が書いた名エッセイ「幻住庵の記」に、「石山の奥、岩間のうしろに
山あり、国分山といふ」とあるが、今回、改めて地形図を眺めていると、
石山寺方面(東)に長大な尾根が、東海自然歩道が通る北側に走っているのが
見て取れた。
この尾根上のピーク、国分山を歩いてみたかったのだ。
山名表示もない、眺めもない、ピークらしさもあまりない場所だったのだが。。。
意外なところが登山口。竹薮に入ると、すぐに支尾根に乗る。
この季節、低山の風物詩はジョロウグモの巣。油断するとすぐ顔にかかる。
先が枝分かれした適当な木の枝を拾って、振り回しながら登る。
この道は、関電の送電線鉄塔の巡視路だ。主尾根に登りきるまでの
15分ほどの間に、3本の鉄塔の下をくぐる。
主尾根に乗ると、まず岩が累々とした場所を通る。
この少し先が、まったく存在感のない国分山のピークだ。
ルートは概ね、歩きやすいが、何度か、短い区間だがシダのブッシュが
現れる。ほとんど膝下くらいだが、奥の方で一ヶ所、腰まで埋まるところもあった。
木の枝越しに、左に伽藍山を観ながら、ひたすら、尾根を西へ西へとたどる。
細かなアップダウンで、意外に疲れる。
枝にとまるアキアカネに心を癒されながら、雑木林の尾根を進む。
標識は途中まで皆無。突然、「パノラマ台」への私製標識がでてくる。
北や南へ下る枝道も多いので、尾根筋をキープするという強い心(笑)が必要だ。
音羽山から続く、東海自然歩道にぶち当たったのは、標石二七四の地点だ。
ここからは見憶えがある"大通り"だ。
このあたり、シロモジが多い。秋は黄色く色づいて、さぞかし美しいことだろう。
古くから歩かれていた道とみえて、道しるべが残る。
こちらも道しるべが立つ、千頭岳の頂上。
西にちょっと開けたピークがあり、それを「西千頭岳」、地味なこちらを
「東千頭岳」と呼ぶ向きもある。
"大通り"に出てからは、しばらく蜘蛛の巣攻撃もなかったが、千頭岳を
過ぎると、ふたたび出てくる、巣、巣、巣。
なかなか立派な作りのものもあるが、悪いけど枝で払わせてもらった。
そして大平山に到着。ここも木立の中で、地味なピークだ。
スポーツドリンクを飲んでいたら、スズメバチの偵察屋がぶーんと飛んできた。
この季節、クモだけでなく、ハチもヘビも活発なので要注意。
大平山からは、南への尾根道には進まず、西の支稜をとり、途中から
激下りの山道を一心不乱に下る。最後は堰堤横の作業林道に出て、
ゲートがあった思うと、唐突に住宅街の真ん中に出る。
石山団地口バス停で汗をぬぐっていたら、ここにもスズメバチが飛んできて
おののいてしまった。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
下山した石山団地近くの住宅街から、大平山を振り返る
■今回のコース
石山寺駅→国分団地前→(関電管理道)→国分山→東海自然歩道出合→
千頭岳→大平山→石山団地口バス停
先日、ミステイクでアプローチできなかった千頭岳に登ってきた。
新・山城三十山で千頭ヶ岳として紹介されている標高600mのこの山は、
音羽山からの稜線をたどっていくのが普通であり、もちろんこのルートは
以前に歩いたことがある。しかし、今回は全く違うアプローチだ。
石山寺駅から徒歩30分弱で、松尾芭蕉がかつて滞在したという幻住庵がある。
芭蕉が書いた名エッセイ「幻住庵の記」に、「石山の奥、岩間のうしろに
山あり、国分山といふ」とあるが、今回、改めて地形図を眺めていると、
石山寺方面(東)に長大な尾根が、東海自然歩道が通る北側に走っているのが
見て取れた。
この尾根上のピーク、国分山を歩いてみたかったのだ。
山名表示もない、眺めもない、ピークらしさもあまりない場所だったのだが。。。
意外なところが登山口。竹薮に入ると、すぐに支尾根に乗る。
この季節、低山の風物詩はジョロウグモの巣。油断するとすぐ顔にかかる。
先が枝分かれした適当な木の枝を拾って、振り回しながら登る。
この道は、関電の送電線鉄塔の巡視路だ。主尾根に登りきるまでの
15分ほどの間に、3本の鉄塔の下をくぐる。
主尾根に乗ると、まず岩が累々とした場所を通る。
この少し先が、まったく存在感のない国分山のピークだ。
ルートは概ね、歩きやすいが、何度か、短い区間だがシダのブッシュが
現れる。ほとんど膝下くらいだが、奥の方で一ヶ所、腰まで埋まるところもあった。
木の枝越しに、左に伽藍山を観ながら、ひたすら、尾根を西へ西へとたどる。
細かなアップダウンで、意外に疲れる。
枝にとまるアキアカネに心を癒されながら、雑木林の尾根を進む。
標識は途中まで皆無。突然、「パノラマ台」への私製標識がでてくる。
北や南へ下る枝道も多いので、尾根筋をキープするという強い心(笑)が必要だ。
音羽山から続く、東海自然歩道にぶち当たったのは、標石二七四の地点だ。
ここからは見憶えがある"大通り"だ。
このあたり、シロモジが多い。秋は黄色く色づいて、さぞかし美しいことだろう。
古くから歩かれていた道とみえて、道しるべが残る。
こちらも道しるべが立つ、千頭岳の頂上。
西にちょっと開けたピークがあり、それを「西千頭岳」、地味なこちらを
「東千頭岳」と呼ぶ向きもある。
"大通り"に出てからは、しばらく蜘蛛の巣攻撃もなかったが、千頭岳を
過ぎると、ふたたび出てくる、巣、巣、巣。
なかなか立派な作りのものもあるが、悪いけど枝で払わせてもらった。
そして大平山に到着。ここも木立の中で、地味なピークだ。
スポーツドリンクを飲んでいたら、スズメバチの偵察屋がぶーんと飛んできた。
この季節、クモだけでなく、ハチもヘビも活発なので要注意。
大平山からは、南への尾根道には進まず、西の支稜をとり、途中から
激下りの山道を一心不乱に下る。最後は堰堤横の作業林道に出て、
ゲートがあった思うと、唐突に住宅街の真ん中に出る。
石山団地口バス停で汗をぬぐっていたら、ここにもスズメバチが飛んできて
おののいてしまった。
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