Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年7月28日(土)[六甲]キャッスルウオールの練習は熱射病寸前!

2007年07月29日 | クライミングの記録
夏休み山行の練習をしたいと、高松のY井氏からのお誘い。
一番バスで、8時過ぎに三宮に着くというので9:00に
芦屋川駅で待ち合わせ、キャッスルウオールを目指す。
岩場でのグリップが抜群という靴を新調したので、それを
試したいというのが彼の趣旨だった。

アプローチ段階から、既に暑い。おまけに高座谷の遡行では
ルートを間違い、一般道を外れたもんだから堰堤を巻くのに
これまた大汗。キャッスルウオールの前を通ったのに、
はるか昔の記憶と岩や周囲の様子が違う、これは一つ間違えたに
違いないと、少し奥の半分ヤブの岩場道を上がってしまう。


結局、キャッスルウオール上部に出てしまい、単独行のおっちゃんに
確認したら、さっきの大岩がやっぱり正解とのこと、戻るハメに。
しかし、この往復の岩場の上り下りは、実際問題、夏山行のいい練習に
なったと思う。

さて、キャッスルについた。思えばかなり以前に、ここで初めて
ロッククライミングたるものを知った。
山岳部の先輩方に頼みこんで、連れて来てもらったのだ。
その時もY井氏は一緒だったなぁ。
とにかく「こんなトコ、どうやって登れるの?」と思ったものだ。
今では下でしぱらく腕組みして考えたら、複数のルートが見えてくる。
継続とは、不思議なものである。

まずMr.Dashがリード。今日は練習なのでクライミングシューズは
履かず、登山靴で挑む。この靴で行けるルートを選ぶので、直登できず、
右に左にルートを振る。幸運にも広いバンドが多いので、トラバースも
しやすい。全体的には、左手を巻き上がるようにして30m上の
ボルト連打・チェーン設置のビレイポイントに到着。ともちゃんと、
Y井氏がプルージック登攀で続く。


懸垂下降を練習。水分不足か、下りたあと、Y井氏の脚が攣ってしまった。


Mr.Dashはトップロープを活かし、2本目の登攀。
今度は思い切って直登に挑戦。
さっきの懸垂下降中にルートをつぶさに研究し、行けそうだと判断したからだ。
これが登山靴だとなかなか苦労した。
ああ、クライミングシューズだったら簡単なホールドなのに…
リードだったら恐くて無理だったかも。
ともちゃんはクライミングシューズに履き替え挑戦していた。

太陽が照りつけ、岩から遠赤外線が反射するビレイポイントに長時間
いたMr.Dash、最後の懸垂下降を終えても異常な汗の量。
しかも止まらない。顔がほてって、アタマが(仕事中のように)ぼーっとする。
こういうことを想定して買っておいた虎の子のペットボトルのお茶を
探すと、既にともちゃんに一口分を残し飲まれていたあとだった。
おおっ、これはピンチである。下山途中、吐き気をガマンしながら、
ゆっくり歩く。典型的な熱射病症状。赤十字救急法救急員自身が
倒れて介抱されたらお笑い種である。

大谷茶屋で顔を洗い、ジュースを飲む。ちょっと楽になったので
ビールを飲む。美味い!こんな美味いものが世の中にあるとは…
ちょっと目眩。ん、この感覚は、、、たちまち、立ち上がれなくなって
しまった。アホです。まだ熱射病は治まっていなかったのだ。
仕方なく頭から水をかぶり、首筋を濡れタオルで冷やす。

だましだまし下山し、冷房の効いた阪急電車で爆睡したら復活。
あまりに汗だくで、基本的人権を尊重できない状態だったので、
Y井氏の紹介で、心斎橋の銭湯に入る。
それでもまだ精神的に基本的人権を尊重できない状態が続いていたので、
Y井氏の紹介で、大国町の日本酒専門店で夕食。
やっと人間らしさを取り戻し、11時間睡眠をとって、今に至る。


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