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初めて仙ヶ岳を訪れたのは、1997年10月末のことだった。白い岩に赤や黄色に色づいた木の葉と、澄み切った青空が素晴らしいコントラストをなしていたのを憶えている。ヤマケイJOYに記事を載せて頂いたのも、この山行の模様だった。
そういう思い出深い山を、久しぶりに訪れた。
前日は、典型的な二つ玉低気圧。今日は、冷え込むものの晴れるとの予報だったので、まずは安心していた。しかし、亀山の某社巨大工場の横を通り過ぎる頃から、雨が降り始めた。山の方角は完全にガスっている。
亀山でチョイ悪M居おやぢ改め、最近女性部員に妙に人気が出てきた「キューティM居さん」のハリアーと合流。続いて仙ヶ岳登山口バス停付近で、T中さん夫妻のゴルフと合流する。3台すべてメタリック・シルバーの編成で、林道に折れる。最初は茶畑。いつしか未舗装に。少し広くなった路肩に駐車。この時点で雨は本降り。
全員、雨装備を完璧にして出発。皆、たくましい。この天気でもワイワイガヤガヤと林道を奥へ奥へ登っていく。今日、先頭を歩くのは新入部員のN平クン。彼の実力は、仙丈ケ岳で実証済。クライミング練習も合計4日間フル体験し、滑落未遂までやり遂げた期待の新鋭だ。N平クン、話し方、声がカワイく、ポケモンのキャラがしゃべっているみたいとこれまた女性部員たちの話題になっている。よって、当面、彼のことは、このブログでは「ポケモンN平クン」と呼ぶことにする。
しばらく歩いて、身体がほぐれて頃合を見計らってストレッチ。Mr.Dashの右足は、木曜日の夕刻あたりに「くっついた」実感がして金曜、土曜でほぼ完全に治した。全然痛くない。その気の緩みか、なんとストレッチのあと、ストックを道端に置き忘れてしまった。
路肩が何度か崩れかけている林道を進むと、終点に車が数台停まっていた。よく乗り込んだなと思う。ここから右の山道に入る。すぐに造林小屋。右手から沢伝いに遡っていく。渡渉の繰り返しで、なかなか面白い。折からの雨で、何人か足を滑らせ靴を水没させている。あ~あ。寒いのに。
ポケモンN平クンは、健脚の持ち主だが、パーティ全体のペースをよく考えて、なかなか上手くリードしてくれる。元々、単独行もこなすので、ルートファインディングも上々。たまに立ち止まり、「う゛…Mr.Dashさんに試されている…」などとアニメキャラ声でつぶやくと、女性部員たちの目がハート型になる(ホンマか)。
登りたくなるような小滝をいくつか眼下に見下ろしながら、標高を稼ぐ。もっともこのコース、5月から10月まではヒルが多いと、モノの本でT中夫妻が読んだという。つくづく残念だ。
しだいに雨足が緩くなってきた。ラッキー。紅葉はやや全盛を過ぎて、沢筋には落ち葉が積もっている。足首まで落ち葉に埋もれるところもあって驚かされる。ヒル、じゃなく、昼になった。稜線まではあと少し。最後の急登をしのいで、稜線へ。想像していた通り、北からの強風が吹き付けている。これは寒い。皆、既に空腹で、体温低下が心配。仙ヶ岳山頂は、残念ながら回りは真っ白で何も見えない。風がビュンビュン通って寒い。記念写真を撮っただけで、そそくさと退散した。
そういう思い出深い山を、久しぶりに訪れた。
前日は、典型的な二つ玉低気圧。今日は、冷え込むものの晴れるとの予報だったので、まずは安心していた。しかし、亀山の某社巨大工場の横を通り過ぎる頃から、雨が降り始めた。山の方角は完全にガスっている。
亀山でチョイ悪M居おやぢ改め、最近女性部員に妙に人気が出てきた「キューティM居さん」のハリアーと合流。続いて仙ヶ岳登山口バス停付近で、T中さん夫妻のゴルフと合流する。3台すべてメタリック・シルバーの編成で、林道に折れる。最初は茶畑。いつしか未舗装に。少し広くなった路肩に駐車。この時点で雨は本降り。
全員、雨装備を完璧にして出発。皆、たくましい。この天気でもワイワイガヤガヤと林道を奥へ奥へ登っていく。今日、先頭を歩くのは新入部員のN平クン。彼の実力は、仙丈ケ岳で実証済。クライミング練習も合計4日間フル体験し、滑落未遂までやり遂げた期待の新鋭だ。N平クン、話し方、声がカワイく、ポケモンのキャラがしゃべっているみたいとこれまた女性部員たちの話題になっている。よって、当面、彼のことは、このブログでは「ポケモンN平クン」と呼ぶことにする。
しばらく歩いて、身体がほぐれて頃合を見計らってストレッチ。Mr.Dashの右足は、木曜日の夕刻あたりに「くっついた」実感がして金曜、土曜でほぼ完全に治した。全然痛くない。その気の緩みか、なんとストレッチのあと、ストックを道端に置き忘れてしまった。
路肩が何度か崩れかけている林道を進むと、終点に車が数台停まっていた。よく乗り込んだなと思う。ここから右の山道に入る。すぐに造林小屋。右手から沢伝いに遡っていく。渡渉の繰り返しで、なかなか面白い。折からの雨で、何人か足を滑らせ靴を水没させている。あ~あ。寒いのに。
ポケモンN平クンは、健脚の持ち主だが、パーティ全体のペースをよく考えて、なかなか上手くリードしてくれる。元々、単独行もこなすので、ルートファインディングも上々。たまに立ち止まり、「う゛…Mr.Dashさんに試されている…」などとアニメキャラ声でつぶやくと、女性部員たちの目がハート型になる(ホンマか)。
登りたくなるような小滝をいくつか眼下に見下ろしながら、標高を稼ぐ。もっともこのコース、5月から10月まではヒルが多いと、モノの本でT中夫妻が読んだという。つくづく残念だ。
しだいに雨足が緩くなってきた。ラッキー。紅葉はやや全盛を過ぎて、沢筋には落ち葉が積もっている。足首まで落ち葉に埋もれるところもあって驚かされる。ヒル、じゃなく、昼になった。稜線まではあと少し。最後の急登をしのいで、稜線へ。想像していた通り、北からの強風が吹き付けている。これは寒い。皆、既に空腹で、体温低下が心配。仙ヶ岳山頂は、残念ながら回りは真っ白で何も見えない。風がビュンビュン通って寒い。記念写真を撮っただけで、そそくさと退散した。