■メイン写真
掬星台の展望デッキにて、大展望を愉しむ
■今回のコース
大龍寺山門前バス停→桜茶屋→(黒岩尾根)→摩耶山→掬星台→(桜谷)→(徳川道)→
ヌケ谷分岐→森林植物園前→(山田道)→谷上駅
摩耶山に登るルートは、天狗道を筆頭にかなり多いが、今回は黒岩尾根をセレクト。
下山ルートは、桜谷から徳川道を抜け、ヌケ谷、山田道をとった。
徳川道は、幕末のころ、外国人と参勤交代列が摩擦を起こさないように、外国人が多い
海側(神戸側)を避けるルートとして新設したものの、時代が明治に移り、一度も参勤交代の
行列が通ることなく役目を終えた道だ。
今回は、三ノ宮駅からタクシーで大龍寺山門前まで入った。
新神戸駅から布引滝を経て、ずっと徒歩で行ってもいいのだが、全体の距離・時間を考えて、
ここまでは短縮してみた。
車両進入禁止の舗装道を下り、沢を渡って桜茶屋に着く。
地獄谷出合を過ぎた次の分岐が、黒岩尾根への取付きだ。
ここから標高約600mあたりまでは急登だ。
初夏の六甲は、花も多い。黒岩尾根も例外ではない。
アマドコロか、ナルコユリか。
頭上にエゴノキ。
これを見ると、ああ、初夏だなあと思う。
ツリバナ。
ジガバチソウ。
ランの仲間だが、わりに珍しいのでは。
カマツカ。
キバナツクバネウツギ。
急登が終わり、次の小ピークあたりは展望が開ける。
ガクウツギ。
ツクバネウツギ。
ヤマツツジ。
アドベンチャーコース分岐を通過し、かつてのキャンプエリアである「緑と風の丘」に到着。
日時計が印象的な広場だ。掬星台まで行っても人が多いだろうと思い、ここでランチタイム。
ヤマボウシ。
ベニドウダン。
摩耶山の山頂にある天狗岩。いつも静かで、なんとなく神秘的な場所だ。
すぐ奥が三角点である。
掬星台に寄って、景色を楽しみ、トイレ休憩。
暑い日だったこともあり、自販機で追加の飲料水を買ったりしてゆっくりした。
トイレ前の樹に白い花が咲く。ヒトツバタゴである。別名「ナンジャモンジャノキ」。
桜谷道に入る直前、ホオノキの花も見かけた。
桜谷道に入ってすぐのところにある産湯の井。
お釈迦様が生まれたとき、八大竜王がこの湧き水を口に含んでインドに飛び、雨を降らせた。
その水がお釈迦様の産湯なったという、スケールの大きな話が伝わる。
以来、麓の村では、この水をくんで産湯に使ったそうだ。
フタリシズカがまだ咲いていた。
ベニウツギ。
桜谷は、沢筋の涼しげなルートだ。
徳川道に出る。さすが、参勤交代用に作られただけあって、道幅が広い。
大堰堤を巻き越えるのも、"六甲あるある"だ。
ヌケ谷に入ると、何度も沢を渡ったり、ほぼ沢の中(水量は少ない)を歩いたり。
これがなかなか気持ちいい。
尾根筋に造られている西六甲ドライブウェイに合流するには、沢筋を離れて石段の急登を登らねば
ならない。気分はもう下山モードなので、この登りは心が折れそうになる。
おまけに一番暑い時間帯だ。
甘いクサイチゴが救い。
ドライブウェイに沿って、ガクウツギの甘い香りを楽しんでいるうちに、森林植物園の正面入口に着く。
四つ角の少し奥から山田道に入る。
はじめは真横にコンクリート壁がついていたり、新興住宅街がすぐ横に迫っていたり、完全に
コンクリート護岸がなされた川の横を歩いたりで、歴史ある山田道の風情もあったものではない。
途中から、快適なハイキング道に変わる。
山田道は、かつて山田村(現在の箕谷駅周辺)と海岸部を結んでいた道で、牛や馬で酒米なども
運ばれていたという。
すぐ横の沢に、ほんの一か所だけだったが、ミニゴルジュと小滝があった。
渡渉箇所は飛び石が設置されている。
堰堤上の池が、ちょっとだけ上高地の田代池のような雰囲気で、カモの夫婦が休んでいた。
阪神高速7号線がはるか頭上を横切る。
これをくぐって右へ行けば、ゴールの谷上駅だ。今日もよく歩いたなあ。
掬星台の展望デッキにて、大展望を愉しむ
■今回のコース
大龍寺山門前バス停→桜茶屋→(黒岩尾根)→摩耶山→掬星台→(桜谷)→(徳川道)→
ヌケ谷分岐→森林植物園前→(山田道)→谷上駅
摩耶山に登るルートは、天狗道を筆頭にかなり多いが、今回は黒岩尾根をセレクト。
下山ルートは、桜谷から徳川道を抜け、ヌケ谷、山田道をとった。
徳川道は、幕末のころ、外国人と参勤交代列が摩擦を起こさないように、外国人が多い
海側(神戸側)を避けるルートとして新設したものの、時代が明治に移り、一度も参勤交代の
行列が通ることなく役目を終えた道だ。
今回は、三ノ宮駅からタクシーで大龍寺山門前まで入った。
新神戸駅から布引滝を経て、ずっと徒歩で行ってもいいのだが、全体の距離・時間を考えて、
ここまでは短縮してみた。
車両進入禁止の舗装道を下り、沢を渡って桜茶屋に着く。
地獄谷出合を過ぎた次の分岐が、黒岩尾根への取付きだ。
ここから標高約600mあたりまでは急登だ。
初夏の六甲は、花も多い。黒岩尾根も例外ではない。
アマドコロか、ナルコユリか。
頭上にエゴノキ。
これを見ると、ああ、初夏だなあと思う。
ツリバナ。
ジガバチソウ。
ランの仲間だが、わりに珍しいのでは。
カマツカ。
キバナツクバネウツギ。
急登が終わり、次の小ピークあたりは展望が開ける。
ガクウツギ。
ツクバネウツギ。
ヤマツツジ。
アドベンチャーコース分岐を通過し、かつてのキャンプエリアである「緑と風の丘」に到着。
日時計が印象的な広場だ。掬星台まで行っても人が多いだろうと思い、ここでランチタイム。
ヤマボウシ。
ベニドウダン。
摩耶山の山頂にある天狗岩。いつも静かで、なんとなく神秘的な場所だ。
すぐ奥が三角点である。
掬星台に寄って、景色を楽しみ、トイレ休憩。
暑い日だったこともあり、自販機で追加の飲料水を買ったりしてゆっくりした。
トイレ前の樹に白い花が咲く。ヒトツバタゴである。別名「ナンジャモンジャノキ」。
桜谷道に入る直前、ホオノキの花も見かけた。
桜谷道に入ってすぐのところにある産湯の井。
お釈迦様が生まれたとき、八大竜王がこの湧き水を口に含んでインドに飛び、雨を降らせた。
その水がお釈迦様の産湯なったという、スケールの大きな話が伝わる。
以来、麓の村では、この水をくんで産湯に使ったそうだ。
フタリシズカがまだ咲いていた。
ベニウツギ。
桜谷は、沢筋の涼しげなルートだ。
徳川道に出る。さすが、参勤交代用に作られただけあって、道幅が広い。
大堰堤を巻き越えるのも、"六甲あるある"だ。
ヌケ谷に入ると、何度も沢を渡ったり、ほぼ沢の中(水量は少ない)を歩いたり。
これがなかなか気持ちいい。
尾根筋に造られている西六甲ドライブウェイに合流するには、沢筋を離れて石段の急登を登らねば
ならない。気分はもう下山モードなので、この登りは心が折れそうになる。
おまけに一番暑い時間帯だ。
甘いクサイチゴが救い。
ドライブウェイに沿って、ガクウツギの甘い香りを楽しんでいるうちに、森林植物園の正面入口に着く。
四つ角の少し奥から山田道に入る。
はじめは真横にコンクリート壁がついていたり、新興住宅街がすぐ横に迫っていたり、完全に
コンクリート護岸がなされた川の横を歩いたりで、歴史ある山田道の風情もあったものではない。
途中から、快適なハイキング道に変わる。
山田道は、かつて山田村(現在の箕谷駅周辺)と海岸部を結んでいた道で、牛や馬で酒米なども
運ばれていたという。
すぐ横の沢に、ほんの一か所だけだったが、ミニゴルジュと小滝があった。
渡渉箇所は飛び石が設置されている。
堰堤上の池が、ちょっとだけ上高地の田代池のような雰囲気で、カモの夫婦が休んでいた。
阪神高速7号線がはるか頭上を横切る。
これをくぐって右へ行けば、ゴールの谷上駅だ。今日もよく歩いたなあ。