■メイン写真
泉南飯盛山から見た、大阪湾の絶景。淡路島、明石海峡大橋が見える
■今回のコース
鳴滝団地バス停→鳴滝不動尊→(岩倉新道)→不動山→札立山→泉南飯盛山→
提灯講山→みさき公園駅
大阪府南部と和歌山県の府県境に横たわる低山群・紀泉アルプス。
ウバメガシやヤマモモなど、暖地性の樹林が主体の、おだやかな一帯だ。
夏は暑くてたいへんだが、冬場は空気が澄んで眺めもよく、雪がほぼ積もらないので
のんびりと陽だまりハイクを楽しめる。
紀泉アルプスには、さまざまな登山道が通っており、今回は和歌山県側の鳴滝不動尊から
アプローチした。
独特の神秘的なムードにあふれる鳴滝不動尊。
鳴滝不動尊は、役行者が葛城二十八宿の行場のひとつとして開いたと伝わる、
臨済宗妙心寺派の寺だ。
13世紀には七堂伽藍を擁し栄えたが、秀吉によって滅ぼされた。江戸時代には紀州徳川家に
保護され、今も修験者による年間行事が行われる。
かつてあった廃屋からジグザグに尾根筋に上がる道は草深くなり、今は山友会の標識から
直線的に尾根道(岩倉新道)に向かう。
尾根に出るとすぐにハシゴがかかる。最初はなかなかの急登だ。
典型的な紀泉アルプスの植生、ヤマモモ。それにしても、みごとな枝ぶりだ。
不動山を示す標識が、場所に寄って逆方向を差していたりする中、偽ピークを経て
不動山の山名標識がついたピークに着く。すぐ先に、地形図の284mピークがあるが、
そこには標識はない。
次のピークは札立山。樹木が切り払われて南側が開け、龍門山や生石高原などが見える。
ベンチやらテーブルやら、やたらたくさんの"作品"がある。
三角点はすぐ裏手にある。
ここからしばらくは、小さなアップダウンが連続する、特徴のない道が続く。
あれこれ無駄話をしながら歩くと、意外に時間を感じなかった。
高仙寺への分岐を経て、千間寺跡に到着。もはや泉南飯盛山の直下である。
ここは根来寺の末寺として栄え、多くの僧兵を抱えたが、やはり秀吉の紀州攻めで
焼かれたという。今は古井戸と2つの小祠が残る。
泉南飯盛山の山頂は、ほんのすぐ先だ。ウッドデッキからは大阪湾の眺めが雄大だ。
標高384mにしては高度感があり、気持ちのいいポイントだ。
南海のみさき公園駅をめざし、下山にとりかかる。
ウバメガシが両側からお出迎え。
少しずつ下り、ちょっとコブを越えて、また少しずつ下る。
振り返ると泉南飯盛山が見えた。うーん、確かに飯を盛ったような形だ。
提灯講山は、もともと特徴が少なく、大きなヤマモモの木が目印だったが、
それが倒れてしまっていた。葉は青々としているので、倒れても根っこは折れなかった
のだろう。さらにもう一本、倒木があって、ちょっと悲しくなった。
30分ほど下ったところから、ずいぶん近くなった海と多奈川火力発電所が見えた。
国道26号バイパスをくぐる。ここは以前の登山道がなくなり、新しく付けられたルート。
登り返しが面倒になった。
そのまま住宅街に出て、みさき公園駅へ。
みさき公園が閉鎖されてしまい、この駅も利用者が減ったことだろう。
あと3分で電車がやってくる。熱いコーヒー缶を買って、急いで改札を抜けた。
泉南飯盛山から見た、大阪湾の絶景。淡路島、明石海峡大橋が見える
■今回のコース
鳴滝団地バス停→鳴滝不動尊→(岩倉新道)→不動山→札立山→泉南飯盛山→
提灯講山→みさき公園駅
大阪府南部と和歌山県の府県境に横たわる低山群・紀泉アルプス。
ウバメガシやヤマモモなど、暖地性の樹林が主体の、おだやかな一帯だ。
夏は暑くてたいへんだが、冬場は空気が澄んで眺めもよく、雪がほぼ積もらないので
のんびりと陽だまりハイクを楽しめる。
紀泉アルプスには、さまざまな登山道が通っており、今回は和歌山県側の鳴滝不動尊から
アプローチした。
独特の神秘的なムードにあふれる鳴滝不動尊。
鳴滝不動尊は、役行者が葛城二十八宿の行場のひとつとして開いたと伝わる、
臨済宗妙心寺派の寺だ。
13世紀には七堂伽藍を擁し栄えたが、秀吉によって滅ぼされた。江戸時代には紀州徳川家に
保護され、今も修験者による年間行事が行われる。
かつてあった廃屋からジグザグに尾根筋に上がる道は草深くなり、今は山友会の標識から
直線的に尾根道(岩倉新道)に向かう。
尾根に出るとすぐにハシゴがかかる。最初はなかなかの急登だ。
典型的な紀泉アルプスの植生、ヤマモモ。それにしても、みごとな枝ぶりだ。
不動山を示す標識が、場所に寄って逆方向を差していたりする中、偽ピークを経て
不動山の山名標識がついたピークに着く。すぐ先に、地形図の284mピークがあるが、
そこには標識はない。
次のピークは札立山。樹木が切り払われて南側が開け、龍門山や生石高原などが見える。
ベンチやらテーブルやら、やたらたくさんの"作品"がある。
三角点はすぐ裏手にある。
ここからしばらくは、小さなアップダウンが連続する、特徴のない道が続く。
あれこれ無駄話をしながら歩くと、意外に時間を感じなかった。
高仙寺への分岐を経て、千間寺跡に到着。もはや泉南飯盛山の直下である。
ここは根来寺の末寺として栄え、多くの僧兵を抱えたが、やはり秀吉の紀州攻めで
焼かれたという。今は古井戸と2つの小祠が残る。
泉南飯盛山の山頂は、ほんのすぐ先だ。ウッドデッキからは大阪湾の眺めが雄大だ。
標高384mにしては高度感があり、気持ちのいいポイントだ。
南海のみさき公園駅をめざし、下山にとりかかる。
ウバメガシが両側からお出迎え。
少しずつ下り、ちょっとコブを越えて、また少しずつ下る。
振り返ると泉南飯盛山が見えた。うーん、確かに飯を盛ったような形だ。
提灯講山は、もともと特徴が少なく、大きなヤマモモの木が目印だったが、
それが倒れてしまっていた。葉は青々としているので、倒れても根っこは折れなかった
のだろう。さらにもう一本、倒木があって、ちょっと悲しくなった。
30分ほど下ったところから、ずいぶん近くなった海と多奈川火力発電所が見えた。
国道26号バイパスをくぐる。ここは以前の登山道がなくなり、新しく付けられたルート。
登り返しが面倒になった。
そのまま住宅街に出て、みさき公園駅へ。
みさき公園が閉鎖されてしまい、この駅も利用者が減ったことだろう。
あと3分で電車がやってくる。熱いコーヒー缶を買って、急いで改札を抜けた。