Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年2月8日(火) 今年3回目の高見山。しかし、霧氷はほんのちょっぴり…

2022年02月09日 | 山登りの記録
■メイン写真
高見山山頂直下に少しだけあった霧氷


■今回のコース
高見登山口→小峠→大峠→高見山→笛吹岩→国見岩→平野分岐→小峠→高見登山口



M社の登山ツアーで、高見山をガイドしてきた。
今回も、高見登山口がスタート地点だ。
登山口からすぐのところにある山の神で、軽い体操と自己紹介すませ、出発だ。



登山口から大峠までは、古道・伊勢南街道を歩く。
大坂や大和から、伊勢神宮への参拝に使われ、行商人も行きかう重要な道だった。



撞木松。鐘を撞くような横向きの枝が特徴的だが、残念ながら枯死している。



ヒカゲノカズラが雪に隠れそうになっていた。



小峠に到着。まだ雪はそれほどない。今日はどのあたりからアイゼンを装着
することになるのだろう。



鳥居をくぐらず、林道を右へ。やがて山道に入るが、かつての古道らしく歩きやすい。



古い水準点の石柱が倒れたままになっている。
脇に「大切にしよう水準点」の看板があるのはご愛敬。



大規模崩落のあと、修復された場所に出る。樹林がないので展望が開け、
台高山脈北部の山並みが一望できる。



大峠に到着。トイレがあるのがありがたい。



大峠からは、山頂まで急登の一本道だ。途中にある休憩ベンチがからは南側の眺めがよい。



標高を稼ぐにつれ、積雪が増えていくが、アイゼンはまだ要らない。



山頂直下、少し東側に下りたところに、わずかに霧氷がみられた。



今年3回目の山頂。山座同定し、記念写真のお手伝いをしてから、避難小屋でランチ。
平日なので避難小屋もすいていた。



アイゼンをつけ、稜線を西へ下る。今年、登った中では最も雪が深い。
ちょっとした雪庇もできていて、冬山っぽい雰囲気だ。



揺岩。多武峰の御破裂山のエピソードを解説した。



国見岩。ここでは神武東征の話をかいつまんで。

平野分岐の少し手前で、転倒して歩けなくなっている人に遭遇。
なんと、過去にガイドしたことがある方だった。
結局、この方はレスキューを呼ぶことになったが、万一、レスキューが当日中に
到着できない場合を想定して、電話連絡を取り合い、こちらが下山してお客様を
お送りした後、ビバーク用品や水、食料など可能なだけ装備を整え、登り返す
覚悟をしていた。



下山途中にある高見杉。圧倒的な迫力。まさに、このあたりのマザーツリーだ。



たかすみ温泉に下山。お客様に入浴を楽しんでいただく間、要救者に再度連絡をとる。
連れの方が焚火で暖をとってくれているという。
119番に状況を確認すると、当日中に救出可能であり、2次遭難が怖いので、こちらは
動かなくてよいとの指示を受けた。無事を願いつつ、お客様を榛原駅へとお送りした。

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