Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年7月5日(日) [六甲]地獄谷西尾根からダイヤモンドポイント、三国岩、杣谷を歩く

2020年07月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
地獄谷西尾根から花山、谷上方面を見下ろす


■今回のコース
大池駅→石楠花谷取付き点(増水で渡渉できず変更)→(地獄谷西尾根)→水晶山→
ダイヤモンドポイント→三国岩→三国池→杣谷峠→(カスケードバレー)→長峰橋

朝方まで雨が続き天気が心配だったが、昼間は降らない模様。
ということで西六甲への山行は決行だ。

今回は登り、下りとも涼しい沢筋を歩く予定にしていた。
しかし、案の定、石楠花谷取付き点(沢を2本渡渉)は水量が非常に多くなっていた。
自分だけなら最悪、靴を脱いで渡ることも厭わないが、渡渉に慣れていない方も
おられる中、この先の行程も考えて、いさぎよく隣の地獄谷西尾根に変更。
先行パーティーが地獄谷へ直行したようなので、行く末を案じたが、
果たしてどうされたことか。



ということで、地獄谷西尾根をめざすことになった。



アカヤマドリがお出迎え。



先ほど渡渉を避けたが、ここでも地獄谷を渡らなければならない。まあ、ここは簡単。
すぐ先の目立たない分岐を見逃さずに、尾根道に入るのがカギ。

この日、西尾根を歩くパーティは我々が最初のようで、クモの巣が邪魔だ。
尾根筋はミツバツツジ、ネズミモチ、アカマツなどの雑木に囲まれている。



この実はナツハゼだろうか。花はこの時期、足元にママコナが咲いているのと、
わずかにサツキツツジが見られた程度だ。



地獄谷からはゴーゴーと水音が聞こえてくる。
中盤にある、堰堤で登山道が水没しているあたりは、今日は一体どうなっていることか。
その向かいは、地獄谷東尾根の険しい露岩が見えていた。



短い急登のあと、水晶山に到着。ここでランチタイム。
眺めはないが、静かな木立に囲まれて座っていると、涼しい風に癒される。
空は時に薄日がさすほどで、雨の心配はなくなった。



最後の急登。湿度が高いので汗が噴き出る。



そして、この日一番の展望スポット、ダイヤモンドポイントに出る。
この日は展望には期待していなかったが、三田方面まで見えた。



オカトラノオ。



三国岩(みくにいわ)。別名三石岩(さんごくいわ)。
「摂津、播磨、淡路の」三国が見えたからとも言われるが、神戸市が立てた
説明板には「武庫、兎原、有馬」の三郡の境界点だったと記されている。
または、谷上村と灘村の境で「半国岩」と記された文書もあるようだ。
上にも登ってみたが、雨の後は滑りやすいので慎重に。



続いて立ち寄ったのは三国池。静謐そのもの。
中に小さな島があるのが面白い。



杣谷峠をめざす。最後は少しだけ舗装道を歩く。



杣谷(カスケードバレー)を下る。
いつものパックマン岩にご挨拶。



テイカカズラ。有毒植物。
「式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に
生まれ変わって彼女の墓にからみついた」というホラーな由来がある。



途中にある人面岩。



この日はタマゴタケをたくさん見かけた。
バター炒め等にすると美味いが、猛毒のタマゴタケモドキと間違わないように。



さすがに水量が多い。渡渉はいつもより手こずる。



いつもより数段、豪快さを増す斜瀑。



堰堤から流れ落ちる水のカーテン。プロシェクション・マッピングができそう。



あと少しでゴールの長峰橋、最後の渡渉箇所に咲いていたカンゾウ。



感動のゴール!!
下りは渡渉に次ぐ渡渉で気を遣ったが、皆さんがんばりました。

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