![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/52/897129e87cdacd15f2de1850b8f57c39.jpg)
■メイン写真
仙ノ石から見た獅子岩と、色鮮やかな紅葉
■今回のコース
大石橋→(ヤケキ谷ルート)→東海展望→宮指路岳→犬返しの険→小社峠→仙ヶ岳→
仙ノ石→(仙鶏尾根)→仙鶏乗越→(仙ヶ谷)→大石橋
夏場はヤマビルが多くて敬遠している鈴鹿山系。
この季節になると足を向けたくなる。
今回は宮指路岳と仙ヶ岳へ。宮指路岳は標高946mであることから「くしろ岳」となった。
仙ヶ岳は、西峰と、仙ヶ石が印象的な東峰の双耳峰。
鈴鹿山系らしい風化花崗岩の厳しい稜線をたどる、歩き甲斐のあるルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/fa/6ae1a998a33d3732e570085982e65915.jpg)
大石橋を渡ってすぐのところが登山口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ce/0db282ce2a3a32f46f76d2a087d8ece7.jpg)
はじめはヤケキ谷に沿った道。トラバースから、やがて急登となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/09/ab44ee3133bedc82412e5961555d4ca5.jpg)
一本道ではあるが、折りに触れて道標が出てくるので心強い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ef/e264257c0a72e44157085e4768eb7285.jpg)
おっ、待ってました、紅葉。今年の紅葉はどこも色づきがよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b0/c820720b134c804f96b5a5a876da4bdb.jpg)
尾根に上り詰める。黄色は白文字やコシアブラ、赤はドウダンツツジやミネカエデなど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f2/5a3a21f05031d0f4c2ef45c798d710e0.jpg)
「東海展望」の岩場から、野登山方面を眺める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/a9/83e9d18ce90424d3c52b364dc04624f6.jpg)
東海展望では、岩くぐりで遊ぶのも楽しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/bf/5511de82acb2f1f605482bf3a6148e52.jpg)
白、赤、黄、緑。なんとカラフルな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/77/c8cdc9baf3a93cf18e3a3f08f03e43fe.jpg)
尾根をさらに西へ。北側に鎌ヶ岳、御在所岳が見えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3f/bada4cad0d49dc91d3bc73810a78b9df.jpg)
宮指路岳に到着。
標高の数値をそのまま山名にした例は、他に六甲山系の「ごろごろ岳」があるが珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/2b/de316b3e1485d519d857234d9d43dae0.jpg)
宮指路岳の山頂からすぐ北側を覗くと、「馬乗り岩」の奇岩群が見える。
こうした変わった形の岩が点在するのが鈴鹿山系の特徴だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/9f/666b013c575702ea3517b2cccdc99cd9.jpg)
尾根を南へたどる。
まずは激下りの末、「犬返しの険」へ。風化花崗岩のザレ場が連続し、滑って歩きにくい難所。
アルペンムードを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f2/f92adb33eb8daea8b6b6114c16439f0e.jpg)
「まるで燕岳みたい」とワクワクしながら通過する。
「そうならばさっき見えていた鎌ヶ岳は、さしずめ槍ヶ岳」と、北アルプスに
例えながら歩く。
「位置関係は違うけど、御在所岳は、乗鞍岳みたいな感じかな」と楽しむ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/31/46d1ddfdcaf9a574ebc08adf60fea7ea.jpg)
花が少ないこの時期だが、ホソバアキノキリンソウだろうか、まだ咲いていてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/76/0cccf6822f145205d8c17019901eaae7.jpg)
ツツジの紅葉はほぼ終わっているものが多かったが、中にはワインレッドのものも残っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/40/6f111ed8c3b4c3b4f3374a94795e662d.jpg)
東海展望と、三体仏岩を振り返る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8e/44950d0173a44da53351a3945432ccb2.jpg)
ミネカエデかな。鮮やかな赤が目に眩しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/87/98c45a1b2f26b0ce0a5ffcf4c0e7d33c.jpg)
ヤセ尾根に差し掛かる。複雑な根っこで懸命に身体を支える根性ブナを見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d8/66a40e7b9dd551e2f294d3899a9797f1.jpg)
細かなアップダウンをしのぎ、小社峠に到着。冷たい風が抜けていて長居せず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/5f/cd0c31f6322ec4f4c0ad325cdcc44594.jpg)
仙ヶ岳への急登もなかなかのものだが、赤や黄色に色づいた山肌の写真を撮りながら登る。
たどりついた山頂から、鎌ヶ岳、御在所岳を遠望する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/94/0df4ca3a2ed6313ec3cd45fad2bfbf4f.jpg)
山頂からは、これまで見えなかった角度の景色が一気に広がる。
獅子岩から、石谷川へと下る尾根。このルートも面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/19/5c3c9eec302e6d0f9071521d5e709105.jpg)
獅子岩をアップで。黄色い樹は、たぶんシロモジ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/9f/c5df55e863609515ae8e17a995a3826f.jpg)
仙鶏尾根を東へ。少しのアップダウンで、仙ノ石に着く。
なんで倒れないのか、不思議な気持ちになる。
ちなみに「仙鶏尾根」とは、仙ヶ岳の「仙」と、野登山にある野登寺の山号が「鶏足山」で
あることから「鶏」をとったものだ。
1999年のヤマケイJOYに、この尾根を歩いた手記が掲載され、Mr.Dashの山岳ライターと
しての道が開けた、思い出のルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/00/712373f2de9b59761fc53a3f719698ef.jpg)
そんな思い出にひたる間もない、強烈な下り。しっかり足元を見れば、岩も階段状に
ステップが見つかるが、慎重さが求められる箇所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c3/87f9bae4d9235c2a6dc0954af8a7d7e1.jpg)
仙鶏乗越で、尾根と別れを告げ、仙ヶ谷への下山路に入る。
あの美しかった落葉広葉樹帯に代わり、植林の中を下っていく。
小さな枝沢を1つ渡って、その左岸をトラバースするように下りていく。
何ヶ所か固定ロープの難所が出てきて、最後まで気が抜けない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/45/68ea5a7974120fac3fad94108845b9e8.jpg)
仙ヶ谷本流に出て、最後の渡渉箇所でダイモンジソウが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/78/54969191b1745affa2b5e4a3ffac3dbd.jpg)
小岐須渓谷から続く作業林道の終点に到着。
あとは林道を、大石橋手前の駐車地まで戻るだけ。
※現在、この区間の一部で堰堤建設工事が行われており、ここまでクルマは入れない。
徒歩の場合、作業員に声をかけて通る。
仙ノ石から見た獅子岩と、色鮮やかな紅葉
■今回のコース
大石橋→(ヤケキ谷ルート)→東海展望→宮指路岳→犬返しの険→小社峠→仙ヶ岳→
仙ノ石→(仙鶏尾根)→仙鶏乗越→(仙ヶ谷)→大石橋
夏場はヤマビルが多くて敬遠している鈴鹿山系。
この季節になると足を向けたくなる。
今回は宮指路岳と仙ヶ岳へ。宮指路岳は標高946mであることから「くしろ岳」となった。
仙ヶ岳は、西峰と、仙ヶ石が印象的な東峰の双耳峰。
鈴鹿山系らしい風化花崗岩の厳しい稜線をたどる、歩き甲斐のあるルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/fa/6ae1a998a33d3732e570085982e65915.jpg)
大石橋を渡ってすぐのところが登山口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ce/0db282ce2a3a32f46f76d2a087d8ece7.jpg)
はじめはヤケキ谷に沿った道。トラバースから、やがて急登となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/09/ab44ee3133bedc82412e5961555d4ca5.jpg)
一本道ではあるが、折りに触れて道標が出てくるので心強い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ef/e264257c0a72e44157085e4768eb7285.jpg)
おっ、待ってました、紅葉。今年の紅葉はどこも色づきがよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b0/c820720b134c804f96b5a5a876da4bdb.jpg)
尾根に上り詰める。黄色は白文字やコシアブラ、赤はドウダンツツジやミネカエデなど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f2/5a3a21f05031d0f4c2ef45c798d710e0.jpg)
「東海展望」の岩場から、野登山方面を眺める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/a9/83e9d18ce90424d3c52b364dc04624f6.jpg)
東海展望では、岩くぐりで遊ぶのも楽しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/bf/5511de82acb2f1f605482bf3a6148e52.jpg)
白、赤、黄、緑。なんとカラフルな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/77/c8cdc9baf3a93cf18e3a3f08f03e43fe.jpg)
尾根をさらに西へ。北側に鎌ヶ岳、御在所岳が見えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3f/bada4cad0d49dc91d3bc73810a78b9df.jpg)
宮指路岳に到着。
標高の数値をそのまま山名にした例は、他に六甲山系の「ごろごろ岳」があるが珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/2b/de316b3e1485d519d857234d9d43dae0.jpg)
宮指路岳の山頂からすぐ北側を覗くと、「馬乗り岩」の奇岩群が見える。
こうした変わった形の岩が点在するのが鈴鹿山系の特徴だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/9f/666b013c575702ea3517b2cccdc99cd9.jpg)
尾根を南へたどる。
まずは激下りの末、「犬返しの険」へ。風化花崗岩のザレ場が連続し、滑って歩きにくい難所。
アルペンムードを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f2/f92adb33eb8daea8b6b6114c16439f0e.jpg)
「まるで燕岳みたい」とワクワクしながら通過する。
「そうならばさっき見えていた鎌ヶ岳は、さしずめ槍ヶ岳」と、北アルプスに
例えながら歩く。
「位置関係は違うけど、御在所岳は、乗鞍岳みたいな感じかな」と楽しむ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/31/46d1ddfdcaf9a574ebc08adf60fea7ea.jpg)
花が少ないこの時期だが、ホソバアキノキリンソウだろうか、まだ咲いていてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/76/0cccf6822f145205d8c17019901eaae7.jpg)
ツツジの紅葉はほぼ終わっているものが多かったが、中にはワインレッドのものも残っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/40/6f111ed8c3b4c3b4f3374a94795e662d.jpg)
東海展望と、三体仏岩を振り返る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8e/44950d0173a44da53351a3945432ccb2.jpg)
ミネカエデかな。鮮やかな赤が目に眩しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/87/98c45a1b2f26b0ce0a5ffcf4c0e7d33c.jpg)
ヤセ尾根に差し掛かる。複雑な根っこで懸命に身体を支える根性ブナを見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d8/66a40e7b9dd551e2f294d3899a9797f1.jpg)
細かなアップダウンをしのぎ、小社峠に到着。冷たい風が抜けていて長居せず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/5f/cd0c31f6322ec4f4c0ad325cdcc44594.jpg)
仙ヶ岳への急登もなかなかのものだが、赤や黄色に色づいた山肌の写真を撮りながら登る。
たどりついた山頂から、鎌ヶ岳、御在所岳を遠望する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/94/0df4ca3a2ed6313ec3cd45fad2bfbf4f.jpg)
山頂からは、これまで見えなかった角度の景色が一気に広がる。
獅子岩から、石谷川へと下る尾根。このルートも面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/19/5c3c9eec302e6d0f9071521d5e709105.jpg)
獅子岩をアップで。黄色い樹は、たぶんシロモジ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/9f/c5df55e863609515ae8e17a995a3826f.jpg)
仙鶏尾根を東へ。少しのアップダウンで、仙ノ石に着く。
なんで倒れないのか、不思議な気持ちになる。
ちなみに「仙鶏尾根」とは、仙ヶ岳の「仙」と、野登山にある野登寺の山号が「鶏足山」で
あることから「鶏」をとったものだ。
1999年のヤマケイJOYに、この尾根を歩いた手記が掲載され、Mr.Dashの山岳ライターと
しての道が開けた、思い出のルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/00/712373f2de9b59761fc53a3f719698ef.jpg)
そんな思い出にひたる間もない、強烈な下り。しっかり足元を見れば、岩も階段状に
ステップが見つかるが、慎重さが求められる箇所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c3/87f9bae4d9235c2a6dc0954af8a7d7e1.jpg)
仙鶏乗越で、尾根と別れを告げ、仙ヶ谷への下山路に入る。
あの美しかった落葉広葉樹帯に代わり、植林の中を下っていく。
小さな枝沢を1つ渡って、その左岸をトラバースするように下りていく。
何ヶ所か固定ロープの難所が出てきて、最後まで気が抜けない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/45/68ea5a7974120fac3fad94108845b9e8.jpg)
仙ヶ谷本流に出て、最後の渡渉箇所でダイモンジソウが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/78/54969191b1745affa2b5e4a3ffac3dbd.jpg)
小岐須渓谷から続く作業林道の終点に到着。
あとは林道を、大石橋手前の駐車地まで戻るだけ。
※現在、この区間の一部で堰堤建設工事が行われており、ここまでクルマは入れない。
徒歩の場合、作業員に声をかけて通る。