■メイン写真
青空に映える八丁平の美しい紅葉
■今回のコース
葛川中村→(江賀谷林道)→渡渉ポイント→中村乗越→八丁平→フノ坂→峰床山→
オグロ坂峠→八丁平→中村乗越→渡渉ポイント→葛川中村
秋本番。この時期はそろそろ八丁平も錦秋を迎えていることだろう。
半年前にこう予想して計画していた山行。期待通りの美しい紅葉を楽しめた。
葛川中村の葛川中学校が起点。江賀谷に沿った林道を進む。
流れが美しい。このあたりは夏場はヤマビル天国だが、最低気温が10度を切るころには
姿を消す。
林道終点。この大岩が目印で、江賀谷を渡渉する。
水量が増すと、急に難所化する場所だ。慎重に、スリップしないように渡る。
枝谷を何度か渡渉し、ゆるゆるの固定ロープが渡してあるトラバース箇所を
通り抜けて行く。
やがて小さな標識が立つところで沢筋を離れ、かなりの急登に転じる。
この区間は植生も単調な植林で、本当につらい。無駄話をして気をそらしながら登る。
中村乗越に到着。滋賀県と京都府の境でもある。植林帯から脱し、ブナ、カエデ、
ミズナラ、ホオノキ等の落葉広葉樹の明るい森林が広がる。
こんな山奥に平らな湿原があるとは驚かされるが、八丁平には清らかな流れと
おだやかな山稜がつむぎ出す、たおやかな美しさがある。
カエデは紅葉が始まり、赤から緑へのグラデーションが青空に映える。
フノ坂へ向かう途中で、マユミの群落を見つけた。
稜線に出ると北西の風が辺り、肌寒さを感じる。
ちょっとしたアップダウンをこなし、京都府第2の高峰・峰床山に着く。
円錐形に積み上げられたケルンと三角点が待っていてくれた。
南から西側が大きく開け、京都北山のワイドビューが楽しめる。
望遠でとらえた比叡山。
ゆったりと山頂での時間を過ごしたあとは、東へ続く尾根をたどる。
なんとまあ、色づいた森の美しいこと。
カエデ。
ブナ。
ハナビラタケ。
オグロ坂峠。
ここは何本かある鯖街道のひとつで、荷車がすれ違えるように六尺の道幅を
設けたことから、六尺道と呼ばれる。
湿原の近くまで下りたあたりで、巨大なモミに出会う。
巨樹のエネルギーは触れてこそ伝わる?
中村乗越からは、往路を忠実に戻る。
固定ロープのトラバースを終えるころ、人の横顔のような岩に気づく。
行きには気づきにくいのももっともで、逆側から見ると案外、薄っぺらい岩なのだ。
疲れた足ではあるが、皆さん、苦労した渡渉も慣れてきて、想定していた下山時間より
少し早く登山口に到着。
渡渉や急登で、「ハイキング」というより、これぞ「登山」だと感じたとの
感想も頂いた。
青空に映える八丁平の美しい紅葉
■今回のコース
葛川中村→(江賀谷林道)→渡渉ポイント→中村乗越→八丁平→フノ坂→峰床山→
オグロ坂峠→八丁平→中村乗越→渡渉ポイント→葛川中村
秋本番。この時期はそろそろ八丁平も錦秋を迎えていることだろう。
半年前にこう予想して計画していた山行。期待通りの美しい紅葉を楽しめた。
葛川中村の葛川中学校が起点。江賀谷に沿った林道を進む。
流れが美しい。このあたりは夏場はヤマビル天国だが、最低気温が10度を切るころには
姿を消す。
林道終点。この大岩が目印で、江賀谷を渡渉する。
水量が増すと、急に難所化する場所だ。慎重に、スリップしないように渡る。
枝谷を何度か渡渉し、ゆるゆるの固定ロープが渡してあるトラバース箇所を
通り抜けて行く。
やがて小さな標識が立つところで沢筋を離れ、かなりの急登に転じる。
この区間は植生も単調な植林で、本当につらい。無駄話をして気をそらしながら登る。
中村乗越に到着。滋賀県と京都府の境でもある。植林帯から脱し、ブナ、カエデ、
ミズナラ、ホオノキ等の落葉広葉樹の明るい森林が広がる。
こんな山奥に平らな湿原があるとは驚かされるが、八丁平には清らかな流れと
おだやかな山稜がつむぎ出す、たおやかな美しさがある。
カエデは紅葉が始まり、赤から緑へのグラデーションが青空に映える。
フノ坂へ向かう途中で、マユミの群落を見つけた。
稜線に出ると北西の風が辺り、肌寒さを感じる。
ちょっとしたアップダウンをこなし、京都府第2の高峰・峰床山に着く。
円錐形に積み上げられたケルンと三角点が待っていてくれた。
南から西側が大きく開け、京都北山のワイドビューが楽しめる。
望遠でとらえた比叡山。
ゆったりと山頂での時間を過ごしたあとは、東へ続く尾根をたどる。
なんとまあ、色づいた森の美しいこと。
カエデ。
ブナ。
ハナビラタケ。
オグロ坂峠。
ここは何本かある鯖街道のひとつで、荷車がすれ違えるように六尺の道幅を
設けたことから、六尺道と呼ばれる。
湿原の近くまで下りたあたりで、巨大なモミに出会う。
巨樹のエネルギーは触れてこそ伝わる?
中村乗越からは、往路を忠実に戻る。
固定ロープのトラバースを終えるころ、人の横顔のような岩に気づく。
行きには気づきにくいのももっともで、逆側から見ると案外、薄っぺらい岩なのだ。
疲れた足ではあるが、皆さん、苦労した渡渉も慣れてきて、想定していた下山時間より
少し早く登山口に到着。
渡渉や急登で、「ハイキング」というより、これぞ「登山」だと感じたとの
感想も頂いた。