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近畿地方でも3指に入る登山者を迎えている金剛山。
言わずと知れた、大阪府の最高点(最高峰は大和葛城山)のある山だ。
地元の小学生なら遠足で誰もが登るほどポピュラーな山。
ところが、この金剛山に登るルートのうち、滅多に人に会うことがなく、しかも
最も自然の豊かなエリアを抜けるコースがある。それが、モミジ谷だ。
今日は、人生のベテランさんたちとの山行である。
水越峠から、林道ガンドガコバ線を歩く。金剛の水、カヤンボを過ぎ、
最初の右カーブのところから、右の沢に入る(左はカヤンボ谷)。
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いきなりの渡渉に、探検心が駆り立てられる。
冒険的ハイキング好きのS木さんは、早くもワクワク感を抑えられない様子。
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しばらくは、小沢の渡渉を繰り返す。5m程度の斜瀑もあったりしていい感じ。
幾つも出てくる堰堤の巻きも、さほど面倒でなく、順調に高度を稼ぐ。
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オタカラコウ(かな?ツワブキにしては背が高い)の群落がある。
キレイな初秋の沢筋ならではの光景だ。
モミジ谷右俣は、緑がたいへん美しく、思わず吸い込まれそうだが、
実はじきにトレースが薄くなり、上部がササのブッシュとなるので今日は遠慮。
左俣をとり、すぐの二俣を機に、間の尾根に登る。
踏み跡もあり、親切に、沢筋を離れる地点の立ち木には、目印にテープが
巻きすぎなほど巻かれていた。
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尾根を詰めればブナ、カエデ、ミズナラの自然林を通り抜ける。
金剛山の中でも、Mr.Dashが最も好きな、美しい斜面である。
ブナ林でいつも思うことだが、通り抜ける空気の粒子がしっとりと細かい気がする。
主稜線(参道)に飛び出す。久しぶりに、葛木神社に寄って柏手を叩く。
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転法輪寺で、高所登山についてのレクチャーをしたのち、
皆さんの体力にまだまだ余裕が見て取れたので、タカハタ道をとり下山。
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時折、岩が露出した微妙なトラバースがあるが、基本の3点支持で、
皆さん、安全に下りて行く。最近、皆さんの歩行技術が一段と向上している。
薄暗い谷だが、太陽の光をバックに、広葉樹の緑が逆光に映え、鮮やかに輝く。
I本さんが「なんてキレイ!」と感激している。
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腰折滝を見上げながら、「ここはちょっと登るのは無理かなー」などと
言ってたら変人扱い。いやいや、沢屋さんなら、取り敢えずは見てみるもの。
登った人もいるのだろうか、この滝には以前から、古いロープが一部に残っている。
金剛登山口で解散。少し涼しくなると、道中に飲む水分量が激減し、
気がつけば500ccしか飲んでいなかった。
バス停の向かいの自販機で買った140円の缶コーヒーが美味に感じた。
言わずと知れた、大阪府の最高点(最高峰は大和葛城山)のある山だ。
地元の小学生なら遠足で誰もが登るほどポピュラーな山。
ところが、この金剛山に登るルートのうち、滅多に人に会うことがなく、しかも
最も自然の豊かなエリアを抜けるコースがある。それが、モミジ谷だ。
今日は、人生のベテランさんたちとの山行である。
水越峠から、林道ガンドガコバ線を歩く。金剛の水、カヤンボを過ぎ、
最初の右カーブのところから、右の沢に入る(左はカヤンボ谷)。
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いきなりの渡渉に、探検心が駆り立てられる。
冒険的ハイキング好きのS木さんは、早くもワクワク感を抑えられない様子。
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しばらくは、小沢の渡渉を繰り返す。5m程度の斜瀑もあったりしていい感じ。
幾つも出てくる堰堤の巻きも、さほど面倒でなく、順調に高度を稼ぐ。
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オタカラコウ(かな?ツワブキにしては背が高い)の群落がある。
キレイな初秋の沢筋ならではの光景だ。
モミジ谷右俣は、緑がたいへん美しく、思わず吸い込まれそうだが、
実はじきにトレースが薄くなり、上部がササのブッシュとなるので今日は遠慮。
左俣をとり、すぐの二俣を機に、間の尾根に登る。
踏み跡もあり、親切に、沢筋を離れる地点の立ち木には、目印にテープが
巻きすぎなほど巻かれていた。
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尾根を詰めればブナ、カエデ、ミズナラの自然林を通り抜ける。
金剛山の中でも、Mr.Dashが最も好きな、美しい斜面である。
ブナ林でいつも思うことだが、通り抜ける空気の粒子がしっとりと細かい気がする。
主稜線(参道)に飛び出す。久しぶりに、葛木神社に寄って柏手を叩く。
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転法輪寺で、高所登山についてのレクチャーをしたのち、
皆さんの体力にまだまだ余裕が見て取れたので、タカハタ道をとり下山。
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時折、岩が露出した微妙なトラバースがあるが、基本の3点支持で、
皆さん、安全に下りて行く。最近、皆さんの歩行技術が一段と向上している。
薄暗い谷だが、太陽の光をバックに、広葉樹の緑が逆光に映え、鮮やかに輝く。
I本さんが「なんてキレイ!」と感激している。
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腰折滝を見上げながら、「ここはちょっと登るのは無理かなー」などと
言ってたら変人扱い。いやいや、沢屋さんなら、取り敢えずは見てみるもの。
登った人もいるのだろうか、この滝には以前から、古いロープが一部に残っている。
金剛登山口で解散。少し涼しくなると、道中に飲む水分量が激減し、
気がつけば500ccしか飲んでいなかった。
バス停の向かいの自販機で買った140円の缶コーヒーが美味に感じた。