MY LIFE AS A FOOTBALL

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会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

サッカーによせて

2020年06月08日 | 木曜日のボール

ブンデスで長谷部がアジア人最多出場記録を更新。
素晴らしい!
記録を持っていたのが車 範根(チャ・ボムグン 1953年5月22日 ~ )
ともにクラブはアイントラハト・フランクフルトだ。

古いサッカーファンにはたまらんツーショットを ↓↓↓

チャ・ボングン と ユルゲン・グラボウスキー

アジア人最高最強のフォワードと、ワールドカップ優勝のレジェンド。
ふたりは1シーズンだけ一緒にプレーしたらしい。そーかそーだったか。
ヘルツェンバインもフランクフルトで、チャ・ボングンとツートップを組んでいた。

たぶん、その頃(80年)グラボウスキーはクラブではゲームメイカーだったはず。
ワールドカップに優勝した74年は右ウイングで、若きヘルツェンバインが左だった。
その真ん中にゲルト・ミュラーというとんでもねぇ点取り屋がいた西ドイツ。。。
「西」が付く頃のはなしだから、そりゃ古いさ^^

チャ・ボングンの試合は、あのダイヤモンドサッカーで観たなぁ。
日本人としてはオク(奥寺康彦)を当然ひいきするわけだけど、
全盛期のチャ・ボングンは、ちょっと悔しいけどそんなもんじゃなかった。
そりゃあ凄まじかったのよ。
当時のブンデスは世界最高峰のリーグで、そこの屈強なDFをぶっちぎってたわけだから。
完全にアジア人のレベルを超えておりました。

長谷部 誠の記録で、チャ・ボングンもまた脚光を浴びる と。
イチローの記録でジョージ・シスラーに光があたるのと同じように。
そうやって歴史は刻まれていく。





谷川俊太郎の詩をレジェンドたちに捧げよう。
※ この詩、今朝知ったばかり^^
  谷川俊太郎がサッカーの詩を書いてることが嬉しくて、つい。

『サッカーによせて』 (谷川俊太郎)

けっとばされてきたものは
けり返せばいいのだ

ける一瞬に
きみが自分にたしかめるもの
ける一瞬に
きみが誰かにゆだねるもの
それはすでに言葉ではない

泥にまみれろ
汗にまみれろ
そこにしか
憎しみが愛へと変わる奇跡はない
一瞬が歴史へとつながる奇跡はない
からだがからだとぶつかりあい
大地が空とまざりあう
そこでしか
ほんとの心は育たない
希望はいつも
泥まみれなものだ
希望はいつも
汗まみれなものだ
そのはずむ力を失わぬために

けっとばされてきたものは
力いっぱいけり返せ