2023年3月1日に、パチンコ台製造メーカーの西陣が廃業するというニュースがインターネットを駆け巡りました。
バブル経済崩壊後も「パチンコ業界は不況に強い」という趣旨の言説がまかり通っていたことをよく覚えていますので、少しばかり驚きましたが、すぐに「やはり時代なのだな」と思いました。
もしかしたら、パチンコ店の減少はCOVID-19によるものであると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。厳密に「いつから」とは私も言えませんが、COVID-19よりも前から減少傾向にありました。田園都市線沿線であれば、渋谷、三軒茶屋、桜新町、用賀、梶が谷、長津田を例としてあげればよいでしょう。いずれも、私が思い付いた場所です。
今でも時折、開店前からパチンコ店に客が並んでいるところを見かけますが、その数は15年前より少ないのではないでしょうか。また、うちの近所(といっても、現在、高津駅周辺にはありません)のパチンコ店を外から見ていても、お客が少なくなったことがよくわかります。
こういう状況であれば、パチンコ台製造メーカーが廃業の道を選ぶことも理解できます。倒産なり破産なりという事態に陥る前に事業をたたむことにより、火の粉を浴びる可能性は格段に少なくなる訳です。
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