8月15日に、ジャズのヴィブラフォン奏者ボビー・ハッチャーソン氏が亡くなりました。75歳でした。
私が彼の曲を知ったのは、中学生の頃、秋葉原でラリー・コリエルの「トリビュータリーズ」という、コリエル、ジョー・ベック、ジョン・スコフィールドの三人がオベーション・アダマズを弾きまくる名作をLPで買ったことがきっかけでした。このLPのA面3曲目が、ボビー・ハッチャーソン氏の名作「リトル・Bズ・ポエム」です。後に六本木WAVEで「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」を買い、作曲者本人の演奏を聴きました。
また、高校1年生になったばかりの頃からエリック・ドルフィーの演奏を聴いている私には、ドルフィーのリーダー・アルバムに参加したハッチャーソン氏の演奏を忘れることができません。ブルーノートから出た「アウト・トゥ・ランチ」の各曲でのヴィブラフォンが極北と言えるかもしれませんが(今は亡きトニー・ウィリアムズのドラムとの絶妙なコンビネイションにも注目!)、「カンバセイションズ」と「アイアン・マン」での演奏も、勿論単なるピアノの代役ではなく、開放感(解放感)を伴うバッキングに驚かされるのです。
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