1.17

2018年01月17日 | 徒然
あの日から、もう二十年以上の歳月が過ぎ、高校生だった私は人の親となり
そして色々な事を忘れ、さらに古いことをどんどん思い出す歳になりました。


あの朝、ブラウン管に映っていたのは、黒煙に霞む倒れた高速道路でした。

泣きながら、しかし平静を保ってその惨状を伝えるNHKのアナウンサー。
まるで外国で起こった事のような画面が、それが実は日本の事だと気付かせるには
数秒で事足りる実況でした。


亡くなった6433名と、その人達にまつわる人々の人生が一瞬で崩れ去り
美しかった神戸の街も、瓦礫の山と化してしまいました。


その後の神戸の人々は、とても強かった印象があります。
東日本大震災後の被災地は、取材で何度か訪問して、被災者と触れ合い
その力強さに、こちらが勇気づけられました。

日本は、火山脈に弧状に出来た列島故、地震や噴火は避けられない災害です。
でも、普段からの心構えひとつで、失われる命を減らせるかもしれません。

自然災害で亡くなった魂を無駄にしないためにも、その教訓は活かしたいですね。


合掌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする