函嶺洞門

2019年08月30日 | 神奈川のお散歩
国道1号線東海道の通称箱根国道と呼ばれる、湯本の少し上あたり
土木遺産で国の重要文化財にも指定されているロックシェッドがあります。

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)でもお馴染みの函嶺洞門です。

函嶺洞門は昭和五年(1930)に着工し一年半後の昭和六年十月に竣工した
中国の王宮をイメージした鉄筋コンクリート造のロックシェッドです。

完成の翌月、丹那断層を震源とする北伊豆地震が発生しましたが
落石によって一部が損壊するにとどまり、ロックシェッドとして
その役目を最初から十分に発揮した事になります。

老朽化と幅員の狭さから早川の対岸に迂回させるバイパスを建設し
平成二十六年(2014)2月7日に供用を終え、翌年の91回箱根駅伝から
往路5区と復路6区のランナーも、新道経由となりました。






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