さて、旅の疲れも癒えたので、故障修理と部品の更新を目的に取り寄せていた部品を ストラト 1954年 レプリカ に取り付けていきたいと思います。
はんだ付けの部分が多いのと、配線をきちんとしたいので、脇にパソコンを置いて、YouTube の動画を参考にしながら作業を進めます。丁寧な仕事にいつも感心してみている「andy bass&guitar 」を参考にします。
清く正しいストラトキャスター配線の作り方
ジャックからの線とアース線をはずして、ギター本体からピックガードが外れ、作業がしやすくなりました。
ポットはシャフトの太さから、ミリ規格だろうと予想して、部品もミリ規格のものを購入
製品は、Fender USA で標準で使われている CTS 製。当時のフェンジャパは、最高級クラスでないと使われていませんでした。更に今回の CTS ポットは、「Custom」という、抵抗体にあたるカーボンに特殊銀素材をミックスすることで、ボリューム0時の音もれをなくした仕様のもの。音もれは、ポット内部の残留抵抗が大きいために起こりますが、「CUSTOM CTS POT」は通常で平均20Ω程度あった残留抵抗を4Ω以下に抑えてこれを無くしているのだそうです。
予想通りピックガードの穴の大きさにぴったりでした。
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更にシャフトが幾分長いので(ショートのものもあるのですが、寸が足りなかったらアウトなので安全策でロングのものを購入)、既存のポットに使ってあった、ワッシャーで高さを調整します。
スイッチは、Fender の 純正。事前に配線の研究をしてあったので、迷うことなくはんだ付けを行えます。
この形状のスイッチの内側の端子にはんだ付けをするときは、内部に溶けたはんだが落ちないよう、養生をして行うことが重要。スイッチがはんだで固まってしまったらアウトですから。
Andy さんの動画を見ておいてよかったのが、Volume ポットの アース。この配線図ではよく分からないので見落としてしまったのですが、一般的には作業の手間を省いて、ポットの右端の端子をまげて底面にはんだ付けし、アースするんですね。
この方法はちょっと力技過ぎて見栄えが良くないので、Andy さんに倣って、短いワイヤーで繋げました。
配線材は、Fender Custom Shop Custom 54 Pickup の長さが余分で、切り離したクロスワイヤーですべて間に合わせることができました(ギチギチですがビンテージぽっくて見栄えがいいですね~外からは見えないけど気分はいい)。
最後にポットが緩まないように、もう一度表からナットを締め付けたら、なんとまたトーンコントロールが効かなくなってしまいました。キャパシターのハンダがポットが少しずれた拍子に外れてしまったのでした。
これも Andy さんに倣って、キャパシターの足を延ばしてフロント用ポットとセンター用のポットに結線するのではなく、ちゃんとワイヤーで結線するべきでした。
ということで、キャパシターのはんだをもう一度がっちりつけて完成です。なんと時計を見たら午後の5時半を回っており(朝の10時から始めた)、昼と3時の休憩をはさんで6~7時間もかかってしまって疲労困憊でした。奮闘を物語る惨状を最後に記録しておきます。
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