世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

小学校英語指導者

2010年07月16日 | 英語
                         右端がフィリピン人のお母さん



来年(2011年)から、小学校で正式に英語必修のカリキュラムが始まる。

それもまだ5年と6年生に限ってのことだが。



しかし、

すでにほとんどの小学校で何らかの形で、

5,6年生に限らず英語の授業が始まっている。



だが、その内容は各自治体、各学校まちまちで、

思考錯誤というか、支離滅裂な状態が偽らざる現状となっている。



その原因の一つは、

全教科を受け持つ小学校の先生に、英語力を求めているかららしい。


それに、英語指導に特化した専任の先生を雇う予算にも係わってくるからだろう。




そこで、民間団体や企業が、

「小学校英語指導者」 なる名目で資格を与えているが

ほとんど意味をなしていない。



この資格を取れば、

即、小学校の英語の先生になれると誤解する向きも多々あるようだが。


しかも、数十万円もかけてだ。



さらに、正資格に至るには、

現在は、50時間以上の実習が必要となっている。




僕らがボランティアで行っている

小学校 「インターナショナル・ルーム」 での活動は、

まさにこの実習に当たる。


それには、資格は一切いらない。


英語が好きで、子どもが好き、


未来の国際人を育てるお手伝いをしたいという

ピュアーな 「情熱」 さえあれば十分なのだ。



ボクが日本語を教えているフィリピン人のお母さんも、

先日参加してくれた。


フィリピンの方は、みな英語を話す。

タガログ語に加え、第二言語として英語を小学校のころから習っているからだ。



さて、日本は、何年たてばすべての国民が第二言語として英語を話すようになるのだろう。


まったく気が遠くなる話だ。