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小さな地球

2015年09月07日 | 100の力
     ハノイへ

テーマ: 地球力


「地球がもし100cmの球だったら」

「もし地球が100人の村だったら」

という本があった。


もしも福岡の「ベトナムカフェかもん」が小さな地球だったら。


そこにはいろんな国の人々が集まる。

国籍、肌の色、宗教、言葉の違いを越えて。


いっぱいのコーヒーから会話の花が咲く。

ナント平和な光景だろうか。


この姿が地球の理想だ。



我々は、日本人である前に地球人である。

宇宙の中では小さなプラネット(plane)に過ぎない。

そのことを忘れてはいけない。


Japaneseの前にEarthian であり Planetarianであるはずだ。


今、特にヨーロッパを揺るがしている難民問題で、

ある日本人は、それも比較的数多くの日本人が、

受け入れに反対している。


実に嘆かわしい。

治安の問題が大きいことは分かっている。

だが、それらの問題をクリアして初めて世界が一つになれる。


反対派は、情で語ってはいけない、と言う。

移民が増えれば、「無理が通って道理が引っ込む」社会になりかねません。

移民が多数になれば、彼らは要求し始めるんです。今度は「母屋を貸せ!」と、という。



情がなくて、人間といえるのか。

可愛そう、気の毒だ、何とかしてあげたいと思うのが人としての道なのではないだろうか。

それは人間としての自然の気持ちのはずだ。


その上で問題点を解決していけばいい。


動かない人間は、否定的な面、起こりうる問題だけを強調してものをいう。

なんとか解決しようという努力をする前に。


日本に誇りを持っているなら、

まず人道的立場から考えるのが筋ではないだろうか。


小さな地球に我々は生きている。

それもほとんど100年も満たない寿命しかないのだ。


いがみ合うのやもうやめにしよう。

争いは辞めよう。


みんなが助け合って生きる気持ちがあれば、

そもそもこんな問題すら起きないはずだ。



そんなことを考えながら、

今からベトナムへと旅立つ。

小さい地球を実感するためにも。