世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

喧騒から静寂の街へ

2015年09月15日 | 100の力
テーマ: 喧騒力


またまた生きて無事に帰ってきた。

生かされているということは、まだ仕事をしろということだ。



今回は初めて福岡空港からベトナムカフェかもんのある井尻までタクシーを使った。

約5km、1800円で済んだ。

近い。


重い荷物を引きづって天神経由で地下鉄、西鉄電車を乗り継いでくるよりずっと楽だ。

いつも怒涛の仕入れ攻勢を経て、スーツケースはパンパン。

30kgを優に超える重さ。

とうとうファスナーが壊れてしまった。


割れ物はFragileマークを付けて機内持ち込みする。

ノートパソコン、タブレットも持って行くのでその他の充電器と併せて手提げバッグも結構重い。



それにしても、朝の福岡は静かだ。

ハノイの喧騒に慣れてしまった後だけに、むしろ異常に感じる。

整然とした街並み。

通勤の車の列は続くが、バイクや人の姿がほとんどない。

音も静寂に包まれているかのように、ほとんどしない。

色彩もけばけばしさがなく、モノトーンの風景が広がる。

クラクションはおろか、人の声さえ聞こえない。


まるでゴーストタウンのように、街が死んだように感じる。

生きることに対する貪欲さがあるのだろうか、とふと疑問に思う。


ハノイは、人が・街が必死で生きている息吹を感じる。

この落差はいったいどこからくるのだろう。

少なからず衝撃を覚える。




蓄積したエネルギーのはけ口を見つけなければ。


騒音と猥雑さに慣れきった体は、今にもはち切れそうで、若さと熱気と活気の街を恋しがっているようだ。