世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

失業者

2009年06月01日 | 社会
失業率が過去最高になりつつあり、有効求人倍率も最低を記録する時代。

ボクの周りにも職の無い人たちが増えている。



先日、ある失業者の男性から相談を受けた。

年齢、40歳くらい、独身、小太り。

「何かいい仕事ないですかね?」

彼は遊びに出かけるような気軽さで尋ねる。

「いい仕事ならいっぱいありますよ。うちも募集してるし」

「どんなしごとですか?」

「どんな仕事がしたいんですか?」

「営業」

「何の営業ですか?」

「・・・。ずっと営業畑でやってきたから」


ボクは、具体的にある商品を紹介した。

「これ、売れますか?」

「どうやって売るんですか、ネットで?」

「それをあなたが考えるんでしょう」

「・・・」

そこで会話はストップした。


いくつか他の企画も紹介してみた。

ほとんど興味を示さない。


所詮やる気がないみたいだ。

ハングリー精神がまるでない。

危機感が感じられない。

併せて、熱意、意欲に乏しい。

ホントに切羽詰まるまで、しばらくブラブラしてる他ないかもしれない。


それでも生きていける社会。

ある意味豊かなんだろうなー。


世相を実感した気がした。