カンボジア経済

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カンボジア2007貿易統合戦略(DTIS2007)

2007年12月08日 | 経済
 12月5日-6日に、カンボジア2007貿易統合戦略-好機とチャレンジへの対応と題する大規模なセミナーがプノンペンで行われました。
 会議の最初には、フンセン首相、チャンプラシット商業大臣も参加されてスピーチをされました。特に、フンセン首相は、基調講演として、1時間近く、様々な分野をカバーする幅広く、興味深く、かつユーモアに富んだ(クメール語で話されたものを英語で聞いているので笑いのつぼが今一歩わからないところもありましたが)お話をされていました。会場には500名を越える参加者が集まり、熱気にあふれていました。
 この戦略は、カンボジア政府とUNDP、世界銀行等の開発パートナーが、共同して作成したものです。4つの目標を掲げています。
1.輸出の強化と多様化に貢献する有望品目の識別
2.輸出の障害の識別
3.貿易と人材開発・貧困削減のリンクの強化
4.貿易セクターワイドアプローチによる優先事項の関係者間での認識共有
 有望品目は、合計19品目が選ばれています。現在輸出されているもの(縫製品、靴、シルク、米、ともろこし、キャッサバ、カシューナッツ、大豆、ゴム、ビール、畜産品、水産品)、今後期待されるもの(果物・野菜、木材製品、軽工業品、観光、海外労働者、運輸業、コンピューターソフト関係)が挙げられています。
会議では、貿易多角化、投資環境、技術的貿易障壁、人材開発、貿易セクターワイドアプローチ等について議論されました。
詳細につきましては、UNDPのホームページをご覧ください。
http://www.un.org.kh/undp/content/index.php?option=com_content&task=view&id=100&Itemid=20



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