カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジアの通信事情

2007年12月11日 | 経済
 カンボジアの電話事情ですが、2001年には、固定電話2.3万台、携帯15万台だったものが、今年には、固定4万台、携帯150万台に拡大しています。このように携帯電話が主流の発展をしているのが特徴的です。今後は、旧来の電話線ではなく光ケーブルと無線によるEOIP(Everything Over the Internet Protcol)で発展していくものと期待されます。
 現状、公式な通信料金は非常に高価で、私の泊まっているホテルから日本へは、3.36ドル/分かかりますし、インターネット接続(256kbps)も無制限で99ドル/月程度とのことです。
http://www.online.com.kh/index.php?option=com_content&task=view&id=16&Itemid=42
なお、インターネットについては、速度が遅い(64kbps)ですが、月39ドルというキャンペーンも出ています。

しかし、街中には、多数のインターネットカフェができていて、非常に安価な価格でサービスしています(インターネット:500リエル(14円)/15分、日本への国際電話:400リエル(11円)/分)。ということで、実質的な価格は低下している模様です。なお、これらのインターネットカフェは必ずしも適法とはいえないとの見方もありますが、今のところ取り締まられる様子は無いようです。なお、他のブログを見ると、もっと安いインターネットカフェもあるようです。
http://doni-dog.blogspot.com/2007/05/internet.html

携帯電話は、プリペイド式を使っている人が多いようです。写真は、プリペイドカード会社「Callcard」のキャンペーングループ「Baby Vox Re.V」です。12月14日には、キャンペーンコンサートを開くそうです。
http://www.cellcard.com.kh/ccp_events_babyvox.php

【追記】
「店長」さんより貴重なコメントをいただきました。ありがとうございます。勝手ながら、本文に追記させていただきます。

「なんか私のコメントばかり、しかも重箱の隅をツツクような指摘コメントばかりで申し訳ないのですが、ブログ本文に記載のONLINE社のプランは、家庭用の休日夜間に限り無制限使用可能なモノです。平日の仕事時間に使うと却って割高となりますのでビジネス用には使えません。

常時無制限のプランの一例としてCAMINTEL社の料金表へのリンクを張っておきます。
http://www.camintel.com/nfadsl.html

プノンペンだとISPの数も多くて選択肢も広いですが地方へ行くと選択肢がグッと狭くなるのでもっと大変です。

国際電話はTCの正規料金は日本まで90¢/分です。携帯電話の場合IP回線使用でさらに安くしている会社もあり、日本まで50¢/分を切るケースもあります。

競争原理で10年前と比べれば、かなり料金は下がって来ましたが現在の国際回線のインフラではこれ以上の値下げは難しいかもしれませんね。」
コメント (4)
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