カンボジアは、結核高蔓延国に指定されていて、まだまだ結核で苦しんでいる人たちの多い国です。その中で、カンボジア国立結核センターは、結核に関するレファラル病院の頂点に位置し、結核の予防、発見、治療に取り組んでいます。現在のセンター(CANAT)は、2001年に日本の援助で建設され、その後も日本から専門の先生方が来られ、その活動を支援されています。
現在、結核については、特効薬があり、6ヶ月間毎日薬を飲むことで完治します。そこで、なるべく早く結核患者を発見し、毎日薬を飲んでもらうことが必要となります。GENATや多くの保健センターでは、結核検査(痰の検査、レントゲン)は無料です。また、結核と判定された場合、6ヶ月間の薬も無料で提供されます。なお、毎日薬を飲むことが大切なため、DOTS(CENATや保健センターまで患者さんに来てもらい、先生や看護師さんの目の前で薬を飲んでもらう方法)が採用されています。さらに、重症の患者さんは、CENATの病院棟に入院することも可能です。また、国連世界食料計画(WFP)により、結核患者の方には、3ヶ月ごとにお米60kg、食用油、塩が無償で配給されているとのことです。
結核患者の方には、HIV/AIDSの感染者も多いため(プノンペンでは、結核患者の21.7%がHIV陽性)、結核検査と同時にHIV/AIDS検査も無料で受診することができます。CENATでは、結核/AIDS重複感染問題に取り組んでおり、ばらばらに行われていた検査を相互乗り入れで行えるようにしたり、差別や偏見をなくすための活動に熱心に取り組まれています。
いつもながら、カンボジアの隅々まで飛び回って、熱意を持って取り組まれている先生方や関係者の方々には、本当に頭が下がります。なお、詳細は以下のページもご覧ください。
http://www.jica.go.jp/cambodia/activities/pdf/pro_tuberculosis.pdf
http://project.jica.go.jp/cambodia/0211079E0/japanese/index.html
CENATの検査棟。結核菌の感染を防ぐため、オープンスペースも活用しています。
清潔感のある病院棟。多くの方が入院、治療を受けられています。患者の方も付き添いの方もマスクをしています。
日本(茨城県)から寄贈された集団検診車(レントゲンバス)。懐かしい感じがします。
現在、結核については、特効薬があり、6ヶ月間毎日薬を飲むことで完治します。そこで、なるべく早く結核患者を発見し、毎日薬を飲んでもらうことが必要となります。GENATや多くの保健センターでは、結核検査(痰の検査、レントゲン)は無料です。また、結核と判定された場合、6ヶ月間の薬も無料で提供されます。なお、毎日薬を飲むことが大切なため、DOTS(CENATや保健センターまで患者さんに来てもらい、先生や看護師さんの目の前で薬を飲んでもらう方法)が採用されています。さらに、重症の患者さんは、CENATの病院棟に入院することも可能です。また、国連世界食料計画(WFP)により、結核患者の方には、3ヶ月ごとにお米60kg、食用油、塩が無償で配給されているとのことです。
結核患者の方には、HIV/AIDSの感染者も多いため(プノンペンでは、結核患者の21.7%がHIV陽性)、結核検査と同時にHIV/AIDS検査も無料で受診することができます。CENATでは、結核/AIDS重複感染問題に取り組んでおり、ばらばらに行われていた検査を相互乗り入れで行えるようにしたり、差別や偏見をなくすための活動に熱心に取り組まれています。
いつもながら、カンボジアの隅々まで飛び回って、熱意を持って取り組まれている先生方や関係者の方々には、本当に頭が下がります。なお、詳細は以下のページもご覧ください。
http://www.jica.go.jp/cambodia/activities/pdf/pro_tuberculosis.pdf
http://project.jica.go.jp/cambodia/0211079E0/japanese/index.html
CENATの検査棟。結核菌の感染を防ぐため、オープンスペースも活用しています。
清潔感のある病院棟。多くの方が入院、治療を受けられています。患者の方も付き添いの方もマスクをしています。
日本(茨城県)から寄贈された集団検診車(レントゲンバス)。懐かしい感じがします。