カンボジア経済

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野党議員が宣誓就任 カンボジア国会が正常化

2014年08月12日 | 社会・風土
 2013年7月のカンボジア国民議会選挙で当選した野党、カンボジア救国党の議員が、8月5日に宣誓就任しました。宣誓就任したのは、7月22 日に特例的に議員資格を得たサム・レンシー党首を含む55 人です。フン・セン首相率いる与党のカンボジア人民党の68 人を合わせて定数123 の全議員がそろい、カンボジアの国会はようやく正常化しました。
 救国党は2013年の選挙で躍進しましたが、選挙に不正があったとして、当選者全員が国会をボイコットしていました。しかし、7月22 日にサム・レンシー党首とフン・セン首相が会談し、選挙管理委員会の改革や国会の各委員長等の要職配分などをめぐり妥協が成立しました。選挙管理委員会の改革については、同委員会委員9人の配分を、与党選出4人、野党選出4人、両党共同選出1人とすることで合意し、9人目の委員には非政府組織(NGO)代表、プン・チウ・ケック氏が選出されています。
 政治の安定は、外国直接投資の誘致にも欠かせない要件であり、カンボジアの経済界は、この国会正常化を歓迎しています。


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