カンボジアの中央銀行であるNBC (National Bank of Cambodia)は、年次報告書2013を発表しました。
内容は、物価と為替レートの動向、通貨供給と金利、国際収支、外貨準備管理、銀行監督、中央銀行活動、貨幣管理、支払システム開発、IT関係等です。経済状況を概観するにはとても手頃なコンパクトにまとまった報告書です。
2013年の注目点は、マクロ経済の安定化です。2013年の物価上昇率は、12カ月移動平均で2.94%でした。リエルの対ドル為替レートの変動は、わずか0.2%に留まりました。また、貿易収支の赤字は続いていますが、サービス収支(観光等)、移転収支(ODA等)、資本収支(直接投資等)の黒字で埋め合わせて、総合収支では、GDPの約2%に当たる3億90万ドルの黒字となりました。外貨準備は順調に増加し、輸入の4か月分以上の41億400万ドル(金とSDRを除く)に達しています。
また、制度面では、インターバンクマーケットを活性化するため、譲許性預金証書(Negotiable Certificate of Deposit)の発行を開始しました。
カンボジアの金融・通貨制度は、整備の途上にありますが、地道な努力が継続されており、安定的な発展が期待されます。
中央銀行年次報告書のサイト(2013年版はまだアップロードされていません)
http://www.nbc.org.kh/english/publications/annual_reports.php
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内容は、物価と為替レートの動向、通貨供給と金利、国際収支、外貨準備管理、銀行監督、中央銀行活動、貨幣管理、支払システム開発、IT関係等です。経済状況を概観するにはとても手頃なコンパクトにまとまった報告書です。
2013年の注目点は、マクロ経済の安定化です。2013年の物価上昇率は、12カ月移動平均で2.94%でした。リエルの対ドル為替レートの変動は、わずか0.2%に留まりました。また、貿易収支の赤字は続いていますが、サービス収支(観光等)、移転収支(ODA等)、資本収支(直接投資等)の黒字で埋め合わせて、総合収支では、GDPの約2%に当たる3億90万ドルの黒字となりました。外貨準備は順調に増加し、輸入の4か月分以上の41億400万ドル(金とSDRを除く)に達しています。
また、制度面では、インターバンクマーケットを活性化するため、譲許性預金証書(Negotiable Certificate of Deposit)の発行を開始しました。
カンボジアの金融・通貨制度は、整備の途上にありますが、地道な努力が継続されており、安定的な発展が期待されます。
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