国際交流会議「アジアの未来」は、日本経済新聞社等が主催して、アジア太平洋地域の政治、経済界のリーダーが域内の持続的な発展について話し合う国際会議です。1995年から毎年開催されており、今年は5月21日~22日に東京で開催されました。
今年は、カンボジアからは、スン・チャントル商業大臣が参加しました。大臣は講演で、「カンボジアは様々な経済改革を進めており、透明性も高める。30年までに中所得国、50年までに高所得国入りすることが目標だ。縫製業や農業などの裾野を広げるとともに、付加価値の高い産業へと外資を誘導していく。最低賃金が急速に上がっているが、物流やエネルギーのコストを下げ、労働集約産業から組み立て加工産業へと脱皮していく。」と述べました。
また、レ・ルオン・ミンASEAN事務局長、プリディヤトーン・テワクン・タイ副首相、木村福成・慶応大経済学部教授とともに行ったパネルディスカッションでは、スン・チャントル大臣は「カンボジアはすでにアセアン経済共同体(AEC)からのメリットを享受している。拠点をタイからカンボジアへ移す企業も出てきている。それはカンボジアが非常に魅力的な投資優遇策を用意しているからだ。カンボジアはAECを全面的に支持する。」と述べました。また、木村福成教授も、「AECは歴史上、今まで見たことのないほどの成功を収めていると言っていい。通常の自由貿易協定(FTA)の枠組みを超えて、加盟各国が生産工程を分業している。域内後発国にとっては、生産ネットワークに組み入れられることで、産業化を早められるなどの利点がある。先発の高・中所得国にとっても、労働集約的な工程を切り出す「垂直分業」により、より付加価値の高い分野に専念できる。域内の企業間では実際に多くの技術移転、技術革新が起きている。」とAECの役割を評価しました。
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓

にほんブログ村
今年は、カンボジアからは、スン・チャントル商業大臣が参加しました。大臣は講演で、「カンボジアは様々な経済改革を進めており、透明性も高める。30年までに中所得国、50年までに高所得国入りすることが目標だ。縫製業や農業などの裾野を広げるとともに、付加価値の高い産業へと外資を誘導していく。最低賃金が急速に上がっているが、物流やエネルギーのコストを下げ、労働集約産業から組み立て加工産業へと脱皮していく。」と述べました。
また、レ・ルオン・ミンASEAN事務局長、プリディヤトーン・テワクン・タイ副首相、木村福成・慶応大経済学部教授とともに行ったパネルディスカッションでは、スン・チャントル大臣は「カンボジアはすでにアセアン経済共同体(AEC)からのメリットを享受している。拠点をタイからカンボジアへ移す企業も出てきている。それはカンボジアが非常に魅力的な投資優遇策を用意しているからだ。カンボジアはAECを全面的に支持する。」と述べました。また、木村福成教授も、「AECは歴史上、今まで見たことのないほどの成功を収めていると言っていい。通常の自由貿易協定(FTA)の枠組みを超えて、加盟各国が生産工程を分業している。域内後発国にとっては、生産ネットワークに組み入れられることで、産業化を早められるなどの利点がある。先発の高・中所得国にとっても、労働集約的な工程を切り出す「垂直分業」により、より付加価値の高い分野に専念できる。域内の企業間では実際に多くの技術移転、技術革新が起きている。」とAECの役割を評価しました。
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓

にほんブログ村