9月29日、アジア開発銀行(ADB)は、カンボジア政府が実施する灌漑事業に対し、6000万ドル(約72億円)の借款を供与したと発表しました。この支援により、バッタンバン州とコンポントム州の対象地域で、灌漑面積を、2015年の1万3500ヘクタールから、2021年までに2万9500ヘクタールへと倍増以上に拡大できる見込みです。この事業により、乾季にも二期作が可能になることなどにより、農業生産性が向上し、農民の所得も大きく向上することが期待されます。水路等のハードだけでなく、農民の水管理組合結成や、組合員の研修等についても支援して、水の管理や末端水路の維持管理を農民自身で実施できるようにする計画とのことです。
カンボジアは、土地や雨に恵まれた国ですが、灌漑施設が不十分なため、コメの生産も天水(降雨)に頼った脆弱な状況にあります。灌漑により、反収が増加するだけでなく、二期作によって、生産量が2倍~3倍になる大きな効果が期待できます。農村部の経済発展にとって、最も基礎的で最も効果が大きい灌漑事業を、各国からの支援も活用して、着実に実施していくことが望まれます。
アジア開発銀行の発表(英文です)
http://www.adb.org/news/adb-loan-help-transform-irrigation-systems-kampong-thom-battambang
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カンボジアは、土地や雨に恵まれた国ですが、灌漑施設が不十分なため、コメの生産も天水(降雨)に頼った脆弱な状況にあります。灌漑により、反収が増加するだけでなく、二期作によって、生産量が2倍~3倍になる大きな効果が期待できます。農村部の経済発展にとって、最も基礎的で最も効果が大きい灌漑事業を、各国からの支援も活用して、着実に実施していくことが望まれます。
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