カンボジア経済

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薗浦首相補佐官 フン・セン首相と会談

2018年03月30日 | 経済
 3月23日~24日に、薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は、カンボジアを訪問しました。薗浦総理補佐官は、フン・セン首相を表敬したほか、ティア・バニュ副首相兼国防大臣及びプラック・ソコン上級大臣兼外務国際協力大臣とそれぞれ会談しました。また、カンボジア協力・平和研究所が主催する日メコン協力セミナーにおいて講演を行いました。
 カンボジア側との会談では、薗浦補佐官より「自由で開かれたインド太平洋戦略」に対するカンボジア側の支持に感謝した上で、本戦略の推進にはASEANの役割が重要であると強調しつつ、カンボジアとともに、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組みを力強く推進していく考えを述べました。特に、メコン地域の中心にあるカンボジアは、地域の連結性強化の観点からも重要であり、南部経済回廊やシハヌークビル港の開発は本戦略の趣旨とも一致するとして、今後とも具体的な協力を積み重ねて行く考えを述べました。これに対して、カンボジア側は,本戦略への支持を改めて表明するとともに、日本によるインフラ開発、法制度整備、PKO分野での能力構築等の支援に謝意を表し、一層の支援への期待を表明しました。
 内政に関しては、日本は、これまでカンボジアの民主主義に基づく国造りを一貫して支援してきた友人として、本年7月の国政選挙が国民の意思を適切に反映した形で実施されることが極めて重要として、国内政治関係者間での対話を実現するよう改めてカンボジア政府に働きかけました。これに対し、カンボジア側からは、7月の国民議会選挙を予定通りに、自由・公正かつ適切に実施する考えを再度述べました。
 欧米諸国の批判・制裁型の対応が奏功しない中で、日本政府が様々なパイプを活用しながら、カンボジア政府に影響力を維持していくことは、重要かつ効果的な対応と見られます。今年7月の選挙に向けて、引き続き各国の対応に注目していく必要があるものと見られます。

外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/kh/page3_002426.html


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コメント (1)
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