カンボジア経済

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三井物産 カンボジアで森林保全

2018年03月15日 | 経済
 3月5日、三井物産は、カンボジア環境省、コンサベーション・インターナショナルと、森林減少が進むカンボジアのプレイロング(Prey Lang)地域において森林保全活動の実施を通じた温室効果ガス排出削減プロジェクトを推進することで合意しました。
 カンボジア北東部、メコン川西岸に位置するプレイロング地域は、絶滅危惧種を含む多くの野生生物が生息するインドシナ半島最大級の熱帯低地常緑樹林で、同国の貴重な水源です。しかし、違法伐採や地域住民による農地開拓により森林減少が進み、森林に蓄積されるべき温室効果ガスの排出が増えています。
 そこで、三井物産はカンボジア環境省・コンサベーション・インターナショナルと共に、パリ協定に定めるREDD+(Reducing Emissions from Deforestation and forest Degradation, and the role of conservation, sustainable management of forests and enhancement of forest carbon stocks in developing countries)と呼ばれる、開発途上国における森林の減少や劣化を防止することにより排出削減できた温室効果ガスに対して排出権などの経済的インセンティブを与える仕組みを活用し、プレイロング地域における違法伐採取り締りのための森林パトロール強化や地域住民への森林伐採に依拠しない代替生計手段の提供などを行うことで森林保全活動を支援します。また、当該プロジェクトを日本政府が推進する二国間クレジット制度に登録申請する予定としています。

三井物産の発表
https://www.mitsui.com/jp/ja/topics/2018/1225794_11233.html

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