3月3日、プノンペン上水道公社は、プノンペンに上水を供給するバケン浄水場(第2期)が試験運転を開始したと発表しました。
バケン浄水場の第1期は、2023年6月に完成しています。処理能力は19万5000立方メートル/日、総工費は2億4700万ドル(約350億円)です。フランス開発庁(AFD)、欧州投資銀行(EIB)、EU等からの支援を受けて建設されました。設計と建設はフランス企業ビンチ・コンストラクション・グランズ・プロジェクツ(VGGP)が受注しています。今回試験運転を開始した第2期は、同じく19万5000立方メートル/日の処理能力で、総工費は1億3440万ドル(約190億円)の予定です。
プノンペン上水道公社(PPWSA)の既存施設の現在の処理能力は、プンプレック浄水場(15万立方メートル/日)、チュロイチョンワ浄水場(13万立方メートル/日)、チャムカーモン浄水場(5万2000立方メートル/日)、ニロート浄水場(26万立方メートル/日)、バケン浄水場(第1期:19万5000立方メートル/日)等で、合計約83万5000立方メートルです。今回のバケン浄水場(第2期)の完成で処理能力は約103万立方メートルに拡大します。
プノンペンの人口増加と不動産開発の急速な進展で、2023年前半の乾期にはプノンペン郊外で水不足の状況となり、給水車も出動していました。ようやくバケン浄水場第1期、更に第2期が完成し一息つくことができた状況です。しかし、プノンペンの都市化は予想以上のスピードで進んでおり、上水需給のひっ迫が懸念される状況です。今後は、バケン浄水場(第3期)の建設が期待されます。
バケン浄水場の第3期については、フランスの支援を受けてフィージビリティ調査が実施されており、19万5000立方メートル/日の処理能力で建設される見込みで、2027~2028年ころの完成が期待されます。日本の息の長い支援で「プノンペンの奇跡」とまで言われた上水事業が今後ともしっかりとプノンペンの人々の生活を支えていくことが期待されます。
(写真は、バケン浄水場第1期。AKPより)
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バケン浄水場の第1期は、2023年6月に完成しています。処理能力は19万5000立方メートル/日、総工費は2億4700万ドル(約350億円)です。フランス開発庁(AFD)、欧州投資銀行(EIB)、EU等からの支援を受けて建設されました。設計と建設はフランス企業ビンチ・コンストラクション・グランズ・プロジェクツ(VGGP)が受注しています。今回試験運転を開始した第2期は、同じく19万5000立方メートル/日の処理能力で、総工費は1億3440万ドル(約190億円)の予定です。
プノンペン上水道公社(PPWSA)の既存施設の現在の処理能力は、プンプレック浄水場(15万立方メートル/日)、チュロイチョンワ浄水場(13万立方メートル/日)、チャムカーモン浄水場(5万2000立方メートル/日)、ニロート浄水場(26万立方メートル/日)、バケン浄水場(第1期:19万5000立方メートル/日)等で、合計約83万5000立方メートルです。今回のバケン浄水場(第2期)の完成で処理能力は約103万立方メートルに拡大します。
プノンペンの人口増加と不動産開発の急速な進展で、2023年前半の乾期にはプノンペン郊外で水不足の状況となり、給水車も出動していました。ようやくバケン浄水場第1期、更に第2期が完成し一息つくことができた状況です。しかし、プノンペンの都市化は予想以上のスピードで進んでおり、上水需給のひっ迫が懸念される状況です。今後は、バケン浄水場(第3期)の建設が期待されます。
バケン浄水場の第3期については、フランスの支援を受けてフィージビリティ調査が実施されており、19万5000立方メートル/日の処理能力で建設される見込みで、2027~2028年ころの完成が期待されます。日本の息の長い支援で「プノンペンの奇跡」とまで言われた上水事業が今後ともしっかりとプノンペンの人々の生活を支えていくことが期待されます。
(写真は、バケン浄水場第1期。AKPより)
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