カンボジア経済

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新型コロナ カンボジアの状況 10月12日

2020年10月12日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規陽性者数は4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の陽性者が空港での検査や2回目以降の検査等で発見されており、先々週までに帰国者のうち141名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規陽性は5名で、10月11日の保健省発表によれば、累計陽性者数は283名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は278名です。なお、新規陽性者は、インドから入国したインド人1名、フランスからシンガポール経由で入国したフランス人1名、インドネシアからシンガポール経由で入国したインドネシア人1名、日本から韓国経由で帰国したカンボジア人1名、フランスから韓国経由で入国したフランス人1名とのことです。
 新規に陽性が確認されたシンガポール経由で入国したフランス人は、空港では陰性でしたが2回目検査で陽性が確認されました。このフランス人が、義務となっている14日間の隔離期間中に、規則を破ってシェムリアップで複数のイベントに参加していたことが判明しました。保健当局が濃厚接触者の確認や検査に七転八倒したこともあり、カンボジア保健省は10月7日、自宅および隔離センターでの隔離を徹底するための通達を発出しました。カンボジア日本人会も「カンボジア入国後の各種手続きについて」をサイトに掲載し、注意を呼び掛けています。隔離中に中国人2名が脱走した例もあり、隔離を守らない外国人に対する目は厳しくなっていますのでご留意ください。
 10月6日、カンボジア日本人商工会(JBAC)は、日本人学校と日本人補習校に新型コロナウイルス感染症対策に必要な非接触式体温計、手洗いシンク、教室窓防虫網戸等を寄贈し、贈呈式を開催しました。
 10月7日、フン・セン首相は、公務員と国軍兵士の昇給を2021年は見送ると発表しました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済が不安定であり、財政も新型コロナ対策のための支出増が予想される一方、歳入については落ち込む懸念もあるためとしています。
 カンボジアでは、新規陽性者の数が落ち着いていることから、経済活動が復旧してきています。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、度々変更されており、運用も確定していません。日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。
(写真は、雨期で水位が上昇しているメコン河)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html


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