国家統計庁から発表された2014年9月の物価上昇率(対前年同月比)は、3.6%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移していますが、2013年後半から若干の上昇トレンドにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%)。なお、8月と比べると9月は0.2%の上昇でした。
中国等の新興国の経済状況の足踏み状況や、アメリカの量的緩和の縮小等によるドル高傾向等から、国際市況での一次産品価格は安定してきています。国際石油価格(WTI)も値下がりを続け70ドル台まで低下してきています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は安定的に推移しています。9月のガソリン価格は8月(5297リエル)とほぼ同じ5295リエル/リットル、9月のディーゼル価格は8月(5145リエル)から若干下げて5139リエル/リットルでした。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ていますが、若干予測を引き上げています。2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は最近の世界経済見通しで、これまでの3.8%から4.5%に引き上げました。アジア開発銀行は最近のアジア経済見通しで、予測を3.5%から4.4%に引き上げました。世界銀行は5.0%(変更なし)と予測しています。
(写真はプノンペン市内のガソリンスタンド。9月20日撮影)
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中国等の新興国の経済状況の足踏み状況や、アメリカの量的緩和の縮小等によるドル高傾向等から、国際市況での一次産品価格は安定してきています。国際石油価格(WTI)も値下がりを続け70ドル台まで低下してきています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は安定的に推移しています。9月のガソリン価格は8月(5297リエル)とほぼ同じ5295リエル/リットル、9月のディーゼル価格は8月(5145リエル)から若干下げて5139リエル/リットルでした。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ていますが、若干予測を引き上げています。2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は最近の世界経済見通しで、これまでの3.8%から4.5%に引き上げました。アジア開発銀行は最近のアジア経済見通しで、予測を3.5%から4.4%に引き上げました。世界銀行は5.0%(変更なし)と予測しています。
(写真はプノンペン市内のガソリンスタンド。9月20日撮影)
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