11月22日、日本の円借款による支援で改修工事が行われていた国道5号線南区間及び中央区間の完工式典が開催されました。式典には、フン・マネット首相、植野篤志大使他、関係者多数が参加しました。
日本が支援している国道5号線改修事業の対象は、プノンペン近郊のプレッククダムから主要都市のコンポンチュナン、プルサット、バッタンバン、シソポンを経由してタイ国境のポイペトまでの区間(366㎞)で、これまでの2車線・簡易舗装の道路を4車線化・アスファルトコンクリート化し、主要都市についてはバイパスを建設する計画です。日本政府はこれまでに8件、総額948億6000万円の円借款を供与してこの国道5号線の改修を支援しています。条件は、一部を除き、金利0.01%/年、償還期間40年(10年の据え置き期間を含む)という大変譲許的なものです。
国道5号線の改修工事は、北、中央、南の3区間に分かれて実施されており、今回完工したのは、南区間及び中央区間(プレック・クダム~バッタンバン間:246.15km)で、主要市街を迂回するバイパス建設も含まれています。北区間は2022年1月に完工しています。残るはシソポン~ポイペト間のみとなっています。日本の支援のキーワードは「質の高いインフラ」であり、日系企業による高品質の施工が行われており、完成してもすぐに穴だらけになる中国や韓国の支援とは一線を画すものです。
国道5号線は、プノンペンとタイ国境を直結する重要なルートであり、プノンペン周辺に進出している日系企業にとっても、サプライチェーンの一環としてタイとの連結性を確保するために必要不可欠となっています。国道5号線改修とタイとの国境に新設されるストゥンボット国境施設建設は、カンボジアにとっても日系企業にとっても非常に大きな効果がある事業です。残る部分の工事の完成が待たれます。
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国道5号線の改修工事は、北、中央、南の3区間に分かれて実施されており、今回完工したのは、南区間及び中央区間(プレック・クダム~バッタンバン間:246.15km)で、主要市街を迂回するバイパス建設も含まれています。北区間は2022年1月に完工しています。残るはシソポン~ポイペト間のみとなっています。日本の支援のキーワードは「質の高いインフラ」であり、日系企業による高品質の施工が行われており、完成してもすぐに穴だらけになる中国や韓国の支援とは一線を画すものです。
国道5号線は、プノンペンとタイ国境を直結する重要なルートであり、プノンペン周辺に進出している日系企業にとっても、サプライチェーンの一環としてタイとの連結性を確保するために必要不可欠となっています。国道5号線改修とタイとの国境に新設されるストゥンボット国境施設建設は、カンボジアにとっても日系企業にとっても非常に大きな効果がある事業です。残る部分の工事の完成が待たれます。
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