日本経済新聞の報道によりますと、タオルや肌着などを原料に、工業用雑巾(ウエス)を製造するキョクサンは、2014年にカンボジアに現地法人を設立し、北海道内で回収した古着類をカンボジアに運んで選別し、一部は加工後に日本に再輸出する事業を進めているとのことです。
現地工場は2017年2月プノンペン郊外で稼働しました。北海道内から運んだ古着類を選別するのが主な業務で、まず古着販売用とウエス材料用に大別した後、古着販売用はジャケットやジーンズ、子供向けや男女向けなど約150種類に仕分けし、ウエス材料用は素材に応じて約10種類に分けるとのことです。古着はバイヤーに販売するほか、プノンペン市内の自社店舗でも販売し、ウエス材料用は裁断加工して日本へ再輸出しています。北海道から集める量は、2017年6月期は年約2000トンで、カンボジアへは苫小牧から船で313トンを輸出しました。今期から現地工場が本格稼働したことを受け、日本でしていた選別作業の大半を現地に移管し、その処理能力を生かしたいとのことです。カンボジアへの輸出量は、今年7~9月ですでに前期並みの288トンに達しており、今後は年1500トンに大幅に引き上げたいとしています。
カンボジアは、労賃が安いため、労働集約的な工程に適しています。最近のインフラの充足により、日本との輸出入に必要な期間も短縮傾向にあります。日本からカンボジアへの直接投資というと、製造業の工場のイメージが強いのですが、カンボジアの優位性を活かしたこうした新たな業態での投資も今後期待されます。
キョクサンのサイト
http://www.kyokusan.co.jp/
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現地工場は2017年2月プノンペン郊外で稼働しました。北海道内から運んだ古着類を選別するのが主な業務で、まず古着販売用とウエス材料用に大別した後、古着販売用はジャケットやジーンズ、子供向けや男女向けなど約150種類に仕分けし、ウエス材料用は素材に応じて約10種類に分けるとのことです。古着はバイヤーに販売するほか、プノンペン市内の自社店舗でも販売し、ウエス材料用は裁断加工して日本へ再輸出しています。北海道から集める量は、2017年6月期は年約2000トンで、カンボジアへは苫小牧から船で313トンを輸出しました。今期から現地工場が本格稼働したことを受け、日本でしていた選別作業の大半を現地に移管し、その処理能力を生かしたいとのことです。カンボジアへの輸出量は、今年7~9月ですでに前期並みの288トンに達しており、今後は年1500トンに大幅に引き上げたいとしています。
カンボジアは、労賃が安いため、労働集約的な工程に適しています。最近のインフラの充足により、日本との輸出入に必要な期間も短縮傾向にあります。日本からカンボジアへの直接投資というと、製造業の工場のイメージが強いのですが、カンボジアの優位性を活かしたこうした新たな業態での投資も今後期待されます。
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