10月20日、湾岸諸国会議(GCC)とASEANとの初の首脳会議が、GCC本部のあるサウジアラビアの首都リヤドで開催されました。サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領が共同議長を務め、カンボジアのフン・マネット首相を含めて、GCC、ASEAN各国の首脳が出席しました。
今回の会議では、共通の関心事である地域的・国際的問題について意見交換が実施されました。共同宣言では、平和・安全・安定と繁栄を促進するための努力と国際秩序の維持、「インド太平洋におけるASEANアウトルック(AOIP)」での協力、国際法に基づく海洋の合法的な利用、持続的な開発・平和・安全などを実現するための経済交流・貿易投資の促進に向けた協力の強化、政治・安全保障・貿易・投資など幅広い分野における共通の関心と相互利益のためGCCとASEAN協力枠組み(2024-2028年)、国境を越える犯罪・サイバー犯罪・テロリズム・過激主義の防止と撲滅における協力など、42項目にわたる幅広い協力の枠組みが発表されました。
同日に、カンボジアのフン・マネット首相は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相と会談し、貿易や投資、エネルギー分野での協力を強化することを改めて確認しました。また、フン・マネット首相は、サウジアラビア開発基金(SFD)のアル・マシャド最高経営責任者とも会談しました。SFDはカンボジアに融資を提供する意向を表明し、フン・マネット首相は農業を中心に観光業、エネルギー分野などへの資金拠出を歓迎すると述べました。
米中冷戦の狭間にいるカンボジアが、日本やASEAN、インド、中東等との外交関係強化を目指すのは、理にかなった動きと見られます。カンボジアが中国に傾きすぎず、バランスの取れた外交を行っていくことが期待されます。
(写真は、首脳会談。AKPより)
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今回の会議では、共通の関心事である地域的・国際的問題について意見交換が実施されました。共同宣言では、平和・安全・安定と繁栄を促進するための努力と国際秩序の維持、「インド太平洋におけるASEANアウトルック(AOIP)」での協力、国際法に基づく海洋の合法的な利用、持続的な開発・平和・安全などを実現するための経済交流・貿易投資の促進に向けた協力の強化、政治・安全保障・貿易・投資など幅広い分野における共通の関心と相互利益のためGCCとASEAN協力枠組み(2024-2028年)、国境を越える犯罪・サイバー犯罪・テロリズム・過激主義の防止と撲滅における協力など、42項目にわたる幅広い協力の枠組みが発表されました。
同日に、カンボジアのフン・マネット首相は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相と会談し、貿易や投資、エネルギー分野での協力を強化することを改めて確認しました。また、フン・マネット首相は、サウジアラビア開発基金(SFD)のアル・マシャド最高経営責任者とも会談しました。SFDはカンボジアに融資を提供する意向を表明し、フン・マネット首相は農業を中心に観光業、エネルギー分野などへの資金拠出を歓迎すると述べました。
米中冷戦の狭間にいるカンボジアが、日本やASEAN、インド、中東等との外交関係強化を目指すのは、理にかなった動きと見られます。カンボジアが中国に傾きすぎず、バランスの取れた外交を行っていくことが期待されます。
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